ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン4579】 食堂 七彩 (東京・都立家政) 冷がけ中華そば 大盛 〜しなやかさと素朴さ!そして上品さが乾麺に絡む・・・崇高和風冷がけ!この夏一回食っとけ!

稲庭乾麺で冷やし!旨いに決まってる!
 私、一度ハマると集中的に食いまくる癖がありまして、先月5月は「ブラック拉麺」をずっと食いまくっていた始末。それに似たことを数年前に「冷やし中華・冷やし系」でやらかしてまして、確か100日間連続して食いまくっておりました。その頃の記憶は以下の通り・・・(他にもまだまだあるんですが:汗)。
 
 そんな中でもまだやり残し感がありまして、今回はそれを埋めようとやってきたのが、「食堂 七彩@都立家政」さん。結構有名どころなのですが、迂闊にも昨年も食い逃してます。二の鉄を踏まじと、本格シーズン前にサクッと伺ってみた次第です。
 

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 雨上がりの平日昼下がり、陽射しはすっかり夏ですが、ちょうど風が乾いておりましてハワイのような過ごしやすさ(ハワイはウソです)。しかも、駅前は緊急事態宣言のせいでもないでしょうが、人が割と少なく長閑です。昼飯ピークタイムに伺っても満席にはなっておらずで、食う方は気楽でいいのですが、お商売をされてる方はもっとどうにかならんものかと、少し気の毒な感じがいたします。少しでも売り上げ貢献!とお酒を飲めるはずもなく・・・今回は冷がけ中華そばを「大盛」とさせてもらいましょう!。
 

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<全体> 締め上げられた流麗なる細麺の輝き!素朴さで滋味を伝える具材!とろみと艶めきの冷や出汁の共演!

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 こちらの冷やしの特徴は、何と言っても「乾麺」稲庭中華そばを使用で、ひやむぎ的にも楽しめるのでは?とワクワクが止まりません。空いてるのでワンオペなのか、スタフの忙しさに応援気分を送りつつ、10分少々まった末に配膳は完了!それはこんな目顔です!。
 

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 おおお!これはまた見た目にも涼やかさが伝わりますが、それ以上に素朴さも滲んでるところが秀逸!。七彩らしい雰囲気を醸し出しますね!。やっぱり稲庭麺のストレートが揃っている上に、薄らと透明感すら覚える見栄えが素晴らしく美しいじゃありませんか!。そして具材がいい。なめこが多めで艶めきの中に和風さと素朴さを伝える感覚。そしてメンマがちょっと凝ってて、どうも2種織り交ぜているようで面白そう。やっぱりチャーシューはいい感じで、下味感の確からしさが伝わる雰囲気がまた絶妙!。うん!これは来た甲斐があったと言うもの!。初見で旨さを確信です。
 

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<出汁> しっかりめで微か濃ゆい和出汁感!昆布水の仄かな揺めきととろみが涼感を高める旨さ!

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 もう見た目通りの、素朴さと和風出汁の感覚で楽しめます。冷えると味が薄く感じるものですが、そんな心配はご無用!じんわりと味わい深い!。
 
 
まさに涼味!冷えてもしっかり伝える旨味!和出汁を感じる深みと和やかさ!

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 お醤油ベースがしっかり効いた和出汁です。そう言うと素麺つゆを連想しがちですが、仄かな動物感(豚?)に煮干しや節の乾物がよく効いたと言う味風景。なめこやメンマの味わいが染みてアクセントにも感じます。冷えてもしっかり伝える旨味と言うことで、味が濃ゆいかとも頭をかすめえるが、くどさが微塵もなく、スルスルと抵抗感なく飲み干せると言うタイプ。冷がけと言うことで、白ごはんにそのままかけても旨そうです。甘味は煮干しと感じますが、ニボっとしたフィーリングはなく、ナチュラルな甘味を伝える感覚。これはこれから暑さ厳しくなると、ますます欲してしまう優しい味です。
 
 
昆布水の緩く滑るとろみ!旨味をさらに肉厚に!ため込む冷気で伝える涼感!

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 何と言っても「とろみ」が最高!。とっても緩いので昆布水!と言う主張は低めですが、その割合が絶妙と言うか、緩く滑る程度の質感が、稲庭麺に非常にあってる!バランスの良さを伝えます!。昆布と言えば、旨味はグルタミン酸ですよね。醤油と相性が良いのは、醤油の旨さも確か同じだったはずだと(間違い??)。また、とろみ出汁が冷えてるので、冷気を蓄えているような錯覚もあって、冷えた旨さを心地よく演出しているようです。昆布水で旨味を膨らませては、冷気を伝えるので、まさに「涼味」と言ったイメージでしょうか!。これは旨い!。
 

 

 
 
<麺> 稲庭乾麺!僅かな全粒打ち込み!熟成風味をタイムリープで伝える旨味!出汁の絡みが最高!

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 乾麺は、インスタント麺のイメージとダブるので、あまり印象よく思ってない方もおられるかもですが、いえいえ・・・乾かすことでも旨さを発揮するってこともあると思うんですよねぇ〜。そんな方には是非味わってもらいたいかな?。
 
 
透ける地肌と整う麺線!冷や出汁を絡めまくって持ち上げまくり!啜る快感極まる!

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 乾麺なので芯が残らないようにしっかりめに茹であげる。冷やしと言うこともあって、後から流水で締めるのもあるから尚更でしょうか。なのですごく品やかな物腰を産むようです。締める過程で滑りも全部取り除かられ、表層は実に艶々とし、透明感すら覚える流麗な美しさ。これが微妙にとろみある出汁に、想像以上に絡みつきます。
 

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 もう出汁の持ち上がりが半端ない!。出汁の旨味との一体感が素晴らしすぎる。ズボボボボボ〜っと滑る感覚と、ニュルルルルルン!っと滑る感覚が合わさって、口当たりと滑りがライトなようで微妙に重いのがいいね!。独特の啜りのシルエット感です。
 
 
軽く全粒の打ち込み!素地が香って旨味をしっかりと伝える熟成乾麺!

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 そして麺に味がしっかり出てる。乾麺でも熟成したような感覚で、素地の旨味甘味を伝えるようです。極細でも引き締まってプツプツと軽いハードな千切れ方がまた快感。奥歯で潰すと絡んだ出汁が多く、しっかりと一体化した旨さを発揮します。また分かりにくいかもですが、微妙に全粒が打ち込まれたような地肌で、少し風味も感じさせるような錯覚もあって、中々の旨さ。冷えた出汁だけでなく、具材も絡めるから、色々と具材で味の変化も楽しめます。大盛正解!。
 
 

 

 
 
<チャーシュー> 脂の差しと赤身に染み入る下味の深さ!冷えても旨し豚肩ロース!

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 いい肉は冷えても旨し。何でもそうとは思わんが、脂が適度に差しており、口の温度で溶けるのがいいね。肩ロースだとそれがちょうどいい塩梅で、ロースだと脂身が少なすぎるし、バラだと全部溶けきらないかもしれません。そして、下味が浸透してるのもいい感じ。
 

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 今回だと、出汁が冷えててとろみがあるため、浸透せずに肉にまとわりつくのが、旨さのポイントのように思えます。ちょっと出汁をデップソース代わりにして、絡めて食らうとこれが旨い!。ビールと言うより、冷酒に当てたい気分にさせる旨さですな。嗚呼、早く店でそんなことができる日々が戻って戻ってきて欲しい・・・。ラーメン屋でチャーシューを食らう度に、毎度毎度そう願う。
 

 

 
 
<他具材> 和風冷や出汁に旨さで染み入る素朴な具材!なめこと2種めんま!

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 何気ないトッピングですが、見栄えの趣向だけでなく、出汁にもいい印象を与えておりました。できることなら増したい気分!。
 
 
とろみと競演するなめこ!茸類の旨味も蕩けて旨し!

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 昆布水のとろみもいいが、なめこのとろみも捨てがたい。ちょっと独特な茸風味の中に微かな酸味が溶ける味わいが、和出汁とあいます。この旨味成分は、グアニル酸?。昆布とはまた違った旨味の融合が進み、出汁の旨さを高めているのかもしれませんね。存分にまぜまぜして食らう方がよろしいかと!。
 
 
穂先と姫筍?風なメンマ!下味と素地の旨さに胡椒の風味が出汁にも溶ける!

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 姫筍のようなのと、穂先の太い部分が入り混じったようなメンマ。共に歯応えと風味が上品なのが印象的だが、個人的には少しスパイスが混じるのがいい感じ!。全体的に和風感が滲む中、ちょっとしたアクセントを生む味わいとなります。これでまた食欲を誘うため、白ごはんを呼び込みそうになりましょう。夏太りだけは避けたいので激しく自重しましたがー。
 

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総じまして「しなやかさと素朴さ!そして上品さが乾麺に絡む・・・崇高和風冷がけ!この夏一回食っとけ!」

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 ・・・と言う感動の嵐!。これは個人的にはハマりましたので、必ず毎年毎夏に食らうつもり!。稲庭麺の旨さ再認識もさることながら、冷えた緩い出汁が心を捉えて離さない!。これから盛り上がる夏に是非ともオススメ!旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
 
 

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 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 

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