平成花の96年組!創業のスタイルに原点回帰??
- <酒> プレミアムモルツ!小春日和以上の暑さ!キン冷えな上に芳醇な苦味と華やかな香りが広がる!
- <全体> 武蔵と言えばガッツリ大盛りだが・・・今日は大人しく並!微かな霞みを含む醤油清湯が全体を柔らかく包む!
- <スープ> 膨よかな豚の旨味に芳醇に溶け込む魚介の旨味!醤油は明るく円やかなカエシ!旨味芳醇な醤油清湯!
- <麺> 柔らかいと言うよりソフト!出汁を吸い素地の甘みと一体感高まる!後半はまるで煮込み饂飩の如く優しい旨さ!
- <チャーシュー> あっさり系のバラ肉角煮!脂身の断層は蕩けて砕けて・・・赤身は出汁を吸い込み旨さはジューシー
- <メンマ> 極細のコリコリ系!歯切れが小気味良し!ソフトな麺と絡めて味わう楽しさ!
- <味玉にハズレなし!> 下味があっさり出汁と近似!出汁に沈めて食ってジャストフィット!軽いマチュアな風合いが旨し!
- 総じまして「無骨に見えて優しい旨さ!ガッツリ食っても軽めの負担!濃ゆさもマイルド質実ら〜麺!」
その後、あちこちと支店が出来たり、ブランド分化したりして広まった頃合いには、私も完全なラーメンヲタクとして出来上がってまして、あちこち行って今に至ります。近頃、原点回帰みたいな感じで、屋号が変わった新宿本店。これは行かねばと・・・今更ながら、9年ぶりに訪問してみました!。
ちなみにこちらを含む、花の96年開業を初め、平成を彩った拉麺は、個人的に以下にまとめてありますので、もしご興味があればご参考まで。
<酒> プレミアムモルツ!小春日和以上の暑さ!キン冷えな上に芳醇な苦味と華やかな香りが広がる!
妙な巡り合わせで、初訪問と同じ座席に案内されました。さてこの日は、小春日和の暖かさがすごくて、ジャケット来てたら汗をかくほど。こりゃ堪らん!と言うことで当然ビール!休日だからビール!。飲むことも活動の一巻。
金属製の小ぶりなカップ。冷気を溜めてる感覚に、キン冷えなビールを注ぎます。瓶じゃなくてロング缶なのが、微妙に興醒めするのですが、喉が乾いている方が優っているのでネガはスルー。一口目から、ごくごくと喉を鳴らしてしまいました。いや神味!。温度や泡立ちなど、いろんな条件が偶然にマッチしたのでしょうか。プレモル独特な華やかな麦芽の香りが素晴らしく、鼻腔にいつまでも漂うかのよう。ホップの風合いと苦味は凛としていて、後味には甘みすら覚えるじゃないか。スーパーでも売っているロング缶なのだが・・・、オレの注ぎ方が今回偶然に、神だったのかもしれません。
<全体> 武蔵と言えばガッツリ大盛りだが・・・今日は大人しく並!微かな霞みを含む醤油清湯が全体を柔らかく包む!
武蔵と言えば麺大盛無料!大体これ目当てで来る人もいると思うが・・・気分じゃなかったので「並盛」。そして下腹を考えて「あっさり味」。レディースメニューのような展開ですが、それはこんな麺顔です。
おおお!太麺にじっとり感・・・見慣れた武蔵のイメージだね!。多加水系の太麺が微妙によじれてライトに照らされて旨そうに見える。そして、角煮のような分厚くブロックに近いバラ肉チャーシューもシンボリックですね。そしてスープは、あっさりにしては少し深みとコクを感じる風貌で、エキスが溶けて霞んでいるようにも見受けられる。そして表層に漂う香味油のそばには、魚介のエキスの貼り付きも確認。煮干し系の甘みと推察します。久しぶりに、このブランドの一杯をまじまじと眺めてみましたが、やっぱりかなり旨そうじゃないか。
<スープ> 膨よかな豚の旨味に芳醇に溶け込む魚介の旨味!醤油は明るく円やかなカエシ!旨味芳醇な醤油清湯!
おそらく初訪問時の魚系の濃ゆさが、頭に残ってたから「あっさり味」にしたのでしょう。トラウマじゃないけど、記憶の味に備えながら味わうと・・・ううう!実に優しい味わいが広がり、心を奪われてしもうたがな。確か秋刀魚節でしたっけ?。鯖節とはまた違った強さを感じさせる魚介感で、和風を強くイメージさせる風合いがいい。しかしくどくなく、円やかなエッジングで後味を引きます。確かに「あっさり味」だけど、淡麗さはなく、やはり一般的には芳醇で、濃ゆい分類ではマイルドな扱いになりそうな気分。
円やかな味わいには、豚が貢献してると感じます。個人的には、鶏よりは豚の方が、清湯の場合優しい味になると思っていて、豚骨もいいが豚肉から滲む旨さが、芳醇な旨味を産んでるような妄想に取り憑かれている次第。香味油の煌めきにも少しそんなのを感じてしまいます。
カエシは醤油の風合いが優しく包み、塩気は魚介と豚の旨味に確実に取り込まれて一体化しておりょうな。塩気を探そうとすると、出汁の甘みに行きついてしまうようで、そんな感覚が優しいスープと映ってしまいます。結構無骨な見栄えな割には、旨さは優しい!。
<麺> 柔らかいと言うよりソフト!出汁を吸い素地の甘みと一体感高まる!後半はまるで煮込み饂飩の如く優しい旨さ!
初訪問時の麺が全く記憶にありません(汗)。当時は、今みたいに麺の画像メモを残していなかったもので・・・。新鮮な気分で味わいますと、見栄え以上に柔らかくて優しいじゃないですか!。もっと多加水系でプリプリと明るく弾けるかもと想像してましたが、柔らかいと言うより「ソフト」な食感で、優しくヌメるようなすべり。前歯での歯切れは、明るいモチモチ感にふわふわとしたイメージが混じるよう。奥歯で潰すと太い麺がクチリと潰れ、麺の素地の甘みをすぐに感じるよう。
意外と出汁を吸い込むのが得いなようで、中盤以降は出汁と麺の甘みが完全に一体化しております。同じじゃないけど、まるで煮込み饂飩を彷彿とするイメージがあり、それがまた優しい味わいに拍車をかけるよう・・・。これも結構無骨な見栄えな割には、旨さは優しい!。
<チャーシュー> あっさり系のバラ肉角煮!脂身の断層は蕩けて砕けて・・・赤身は出汁を吸い込み旨さはジューシー
ほぼ角煮ですな。角煮で大切なポイントは「皮をできるだけ残す」と言うこと。赤身と脂身の断層が綺麗で旨さを誘うのですが、脂身の甘さをどこまで残すかで仕上がりが変わって来そう。その店で言うと外側(皮側)はしっかり確認でき、脂の中でも甘みを強く感じる部分です。
赤身はスカッとしており、出汁を吸い込むスポンジのようにも見えますが、肉本来の味わいも保っております。出汁を吸い込んでそれと混じり一体化した旨さを楽しみましょう。また脂身と絡ませて食うのも美味いですよね。やはり武蔵では肉をガッツリ食わないと寂しい気がするかも・・・肉増しか、特製に当たる「武蔵ら〜麺」が激しくおすすめかも!。
<メンマ> 極細のコリコリ系!歯切れが小気味良し!ソフトな麺と絡めて味わう楽しさ!
ここまで言及するつもりはありませんでしたが・・・妙に麺と絡むと旨かったもので。繊維質がコリコリと音を立てるように千切れる楽しさあり。またフレッシュな風味を残す仕上がりが、優しい麺とは対比的です。そこをあえて合わせて食うと、優しい食感にコリコリとクリスピーな歯応えが生まれて、妙に面白い!。そして旨い。
<味玉にハズレなし!> 下味があっさり出汁と近似!出汁に沈めて食ってジャストフィット!軽いマチュアな風合いが旨し!
味玉も自然な流れで美味しくいただきました。出汁と麺や他具材によっては、箸休め的な役割を果たしたりする味玉ですが、スープとの親和性を感じる下味の浸透。そのまま流れとしてナチュラルに味わいました。
下味が出汁の旨味と近似。白身はそのまま出汁の旨味として楽しめますし、卵黄は軽くマチュアな甘みがあるものの、出汁との一体感は残っており、マイルドな濃密感で楽しめます。スープに沈めて味を足しても違和感ない旨さ!。余裕があるなら味玉追加を激しくオススメ!。
総じまして「無骨に見えて優しい旨さ!ガッツリ食っても軽めの負担!濃ゆさもマイルド質実ら〜麺!」
・・・と言う感動!。店内の威勢の良さはフェスティブ!って感覚で元気がもらえる!。無骨なブランドイメージとその麺顔ですが、とてもマイルドで優しい「あっさり味」。通し営業ですから外回りな営業職にも便利!西新宿で飯迷うならこちらも激しくオススメ!。旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
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