ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン4358】 中華そば あら井商店 (東京・新江古田) つけそば 大盛 + 味玉 〜素朴さ溢れる出汁感!迫力すら覚えるハンドメイド極太うねり麺!ちょっとノスタな気分もありなむ質実つけそば!

極太麺!噂に誘われてふらっと新店舗訪問!

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 ラーメンデータベースで面白い店が上がったと思って、早速ブックマーク。そして後日、大崎さんの紹介レビューがアップ。そしてどちらも、中華そばを食しておられながら、つけそば・まぜそばの極太麺が非常に旨そうだとのコメントあり。しかもパスタマシーンで製造と言う、自家製麺の中でもハンドメイド感がビシビシと伝わるじゃないですか!。これは捨ておけん!。ちょっと寄り道して大江戸線に飛び乗り、早速突撃訪問してみました。
 

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 しっかし本当に長閑なエリアにありますよ。近くには学校もあったりする住宅地のど真ん中。近くの八百屋では自家製の干し柿なんかも売ってます。秋ですねぇ〜。静かなエリアでひっそりと佇むお店の入ると、空き席多数。その後パラパラと後客が入ってくる程度で、明るく丁寧な御店主の人柄も滲むような、ほっこりする空間でございます。ビールもあるようですが、平日なので却下。狙い通りに「つけそば」を大盛で!。そして好物味玉追加とさせてもらい、対峙させてもらいましょう!。
 
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<全体> 純朴!素朴!そして質実な人柄仕事ぶりすら伝わる安寧な麺顔!絶対好きなタイプ!

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 へぇー・・・粉はオーションと旭を使っているんだ。券売機の近くに、業務用のデカい小麦粉の袋が置いてあり、それに書かれてました。オーションと言えば二郎系でよく口にする粉。確かに素朴な太麺イメージにもつながりますな。そんな期待で待ち受けていたところ、配膳されたのはこんな麺顔でした!。
 

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 おおお!これは見た瞬間から面白い!確かにオーションを思わせる茶褐色の極太麺!。しかも二郎系とはちょっと違いツルッと艶やか!そしてつけダレは魚介系じゃないか!。豚骨魚介のような色合いはしてますが、清湯系のようなサラサラさも伺える一方で、魚介のザラつき感もしっかり見て取れる。全体的には純朴・素朴と言うのが伝わり、ノスタな風合いも頭をかすめるが・・・どこかやっぱり今風のつけそば。これ絶対に旨そう!
 

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<つけダレ> 魚介主導でゆったりした動物感も滲む味わい!甘酸っぱさも沁みるほのぼの風合い!

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 さて、つけダレ。ちょっと面白い。魚介系なのは一目瞭然ですが、全体的にはとてもサラサラとしており、清湯に魚介が溶けているようなイメージ。ザラつきも多少ありますが、イメージよくナチュラルな甘味が広がります。分類的にも迷いがあり、アニマルオフでもなく、かといって豚骨魚介と言う風でもない。魚介としては、節系の溶け込みといった味わいが全体的には印象的でした。粗節の溶け込みといったところ?。また乾物系の甘味もあるようで、椎茸なども溶けているのか?。かと言って煮干しの風合いも甘味に染みる?。
 

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 また、さっぱりした動物感もあり、香味にラードを使っているのかコクも深かったりします。そして塩気は低く、醤油系と断言するには少しイメージからも外れる気がします。茶色い色合いは、醤油と言うより魚介エキスから滲んだようなもの。考えれば考えるほど面白い。
 

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 そして何よりも面白いのは酸味。円やかで甘酸っぱいと言う印象で、酸味だけでは丸長系のつけそばにあるようなイメージ。しかし丸長とは全く違った魚介系の甘味と結びつくので、オリジナリティ溢れてる。そういった甘酸っぱさが、少しノスタな気分にさせるのかもしれません。素朴とも受け取れるかと・・・。
 
 

 

 
 
<麺> ハンドメイド感たっぷりの極太うねり麺!オーションの色合いに明るいモチモチ歯応え!風味と甘味がしっかり伝える旨さ!

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 実は私、自宅ではパスタマシーンの使い手。週末のお遊び程度で、デュラムセモリナ等強力粉と格闘しております。そんな単純なことで親近感を感じてる〜・・・。さて麺ですが、茹でる前の麺もチラ見しましたが、確かにオーションを感じさせるもの。茹で前は灰褐色、茹で上がっては茶褐色に映え、ワイルドさも感じさせます。しかし二郎系のそれとは少し違っていて、他にブレンドされた小麦粉「旭」の特性も混じるのか・・・少し優しい色合いと艶感。とは言え、ゴワゴワとも言えるボコボコ捩れな太麺は見栄えあり!。水切りもしっかり完璧なのもいいね!。
 

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 そして食らうとオーション系の風合いも多少あるが、意外とナチュラルな甘味あり。もちもちした明るく弾むような感触も好印象。風味と甘味の両立ってことかしらん。さて「旭」と言う粉をネットで調べると、和菓子にも使われることもあるようなコメントあり??。おおお・・・だから見栄えよりは甘味があるのかしらん。見た目ワイルドだけど、甘味を楽しめるところがナイスです。大盛大正解!。
 

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 この麺がまたつけダレと絶妙に合うね!。浮遊する魚介の粉は地肌に張り付くが、汁全体としては濡れるだけなイメージで汁はけが良い感じ。なのでタレで麺の味を染めると言うより、タレの旨味と麺の風合いを合わせて行くような味風景かと存じます。薬味のネギが妙に捩れる部分に絡まるのもいい感じ。甘酸っぱいタレと、麺の風味と甘味がベストマッチ!。
 

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<チャーシュー> 淡麗でしっとりした仕上がりで分厚い豚肩ロース!コンフィタイプのフカフカ鶏胸肉!つけダレに相性ピッタリ!

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 王道の豚鶏2種チャーシュー。両方とも低温調理を時間をよく掛けたようなイメージ。豚は肩ロース。仄かなピンク色がのこる仕上がりで、外側はローストと言うよりつけダレが深く染み込んだような感じ。とても肉厚なカットで嬉しいところですし、また全体的に淡麗な味わいで肉本来の旨さも楽しめます。赤身はつけダレとよくマッチしますし吸い込んだりもして、これまた旨し!。脂身の旨さとも一体感あり、嗚呼やっぱり酒が欲しくなります。
 

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 鶏胸肉も平成以来、王道の肉トッピング。フカフカ感触のコンフィタイプの肉です。これはそれ自体はとても淡白な旨味なので、つけダレをよく吸い込み、その味わいと共に映える仕上がり。つけダレの相性も抜群。甘酸っぱいつけダレを素直に肉に移します。旨し!。
 

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<メンマ> 甘酸っぱいつけダレをたっぷり吸い込む平型薄切りメンマ!麺とも絡んで歯応えも楽しい!

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 サラサラした甘酸っぱいタレなら・・・メンマはしなやかなのがいいね。そんなイメージ通りで、いやはや私とツボが同じみたい。個人的には短冊型とも呼んでいるもので、繊維は目立つが歯切れはとてもよく、出汁やタレとよく絡む。それどころか少し浸透しているのでは?と思うほどで、これが肩肘張らずに楽しく食えていいのです。また極太捩れ麺とも絡ませると、プリザクな歯応えも楽しめるのでいい感じ。
 

 

 
 
 
<味玉にハズレなし!> 淡い甘さの下味浸透・・・ジュレ状態で円やかさ残すナチュラルな卵黄の甘さ!

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 サラッとしていてザラつきもある。甘いけど淡い酸味もあり。そんなつけダレには・・・深くもなく、フレッシュでもない味玉がいい。ここも私のセンスと合ってて嬉しい気分です。味玉はどれも下味の浸透が深いものですが、濃厚に染め上げてマチュアな濃密感を出すタイプと、サラッと塩気と旨味を足すだけようなフレッシュタイプもあると考えてます。そしてその中間ってなタイプも。これはまさにその中間というか、王道保守的でもあるので保守中道派味玉かと。
 

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 淡い甘さが深く浸透したイメージです。全体的には円やかな味わいに染まってて、全体的にはジュレ状態。つけダレの味の濃さや甘味レベルと実に調和してますね。つけダレに沈めて食らっても違和感あまりないかも。さりとて卵黄ゆえの濃密感も楽しめるのが秀逸!。深いけどナチュラルな旨さですよ。旨し!だから味玉はついつい追加したくなる!。
 

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<スープ割> つけダレの元味輪郭はキープ!割出汁の味と熱でいっそう円やかな甘味でほっこりする旨さ!

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 ブーメラン方式。コールして器を返してリターン。こちらは、素直に味わいを淡くして、ほっこりさせるタイプ。全体的には割って味変化を起こすものとは違います。熱がこもった淡い酸味もなかなかいい感じ。うー・・・これを味わうと中華そばの方にもすごく期待を寄せてしまいます。酸味がない味わいを確かめて見たいと。また来ることを誓いました。
 

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総じまして「素朴さ溢れる出汁感!迫力すら覚えるハンドメイド極太うねり麺!ちょっとノスタな気分もありなむ質実つけそば!」

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 ・・・と言う感動!。ワンオペでマイペースなスタイルに見えますので、あまり宣伝して押し掛けてもご迷惑がかかるかも。しかしそれでも、こんな旨さがあるんだよと言いたくなるのが、ラヲタのサガゆえお許しいただきたい次第。本当にほっこりする旨さと、ハンドメイド極まる楽しい極太麺が、ここ新江古田の住宅地にあるよ!。こっそり宣伝と応援!激しくオススメ!。旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
 
 
 
   ほのぼのと
   秋の温もり
   感じつつ
 
 
 
   心温もる
   ほっこりつけ麺
 
 
 
 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 
 
 

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