ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン4313】 中華そば みたか (東京・三鷹) チャーシューワンタンメン + チャシュー皿 + サッポロラガービール 赤星 中瓶 〜誰が何と言おうと三鷹のソウルフード!現在進行形の食の地域文化財!まさに老若男女集う旨し店!

三鷹の拉麺ランドマーク!拉麺マスターピース!
 


中華そば みたか (東京・三鷹) チャーシューワンタンメン + チャシュー皿 + サッポロラガービール 赤星 中瓶 〜ラーメン食べて詠います

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 とある雨の週末、いつものラーメン活動も今回は近場にて。私の一番のお気に入り「中華そば みたか」に久しぶりに訪問してみました。マニアな方なら知ってる名店「江ぐち」を、ファンの若い方が再立ち上げしたお店です。まぁこの店については、くどくどとレビューし続けておりますが、下記リンクにて思いを全部ぶつけておりますので、詳細はこちらにて。
 

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 今回は少し気合を入れて、開店時刻より早めにやって来ましたが、ありゃりゃ・・・一巡目を逃してしまいました(汗)。この一巡目と言うのが、この店の重要なポイントでして、自由な店すぎて常連さんたちは、ビールを飲みまくるのです。だからちょっと回転が遅い。とは言え静かに淡々と飲み続けるスタイルで、大抵はビール瓶2本程度で、ラーメンに切り替える流れ。他の客や店の都合もちゃんと考えに入れている、愛すべき飲んだくれと言えましょう。空き始めた頃にまた戻って来て、再度飲み始める方もおられるとか(笑)。
 

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<酒> サッポロラガービール 赤星!名物「チャシュー皿」にこれほど合う苦味は他にはないのだ!

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 当然「サッポロ赤星」からスタート。アテは「チャシュー皿」。この日は、昼の大将と夜の大将が厨房仕切り、フロア対応も女性2名という豪華な体制。厨房は忙しく回転してるけど、フロア担当も結構忙しそう。このコロナ禍の対応から始まった「お持ち帰りセット」と、恒例の「チャシュー切り落とし」購入対応に追われているご様子。2巡目トップバッターの私が着席した時点で、既にチャシュー切り落としは売り切れという盛況です。何だかここ最近、また一段と常連が増えたような気がします。
 

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 おおお!赤星の程よい冷たさと苦味。そこにチャシューの少し抜けたようなバラ肉の脂と醤油ダレの旨味が、ジャストフィット。脂の旨味に醤油の香ばしさ、そして調味料を含んだ軽い塩気が、ビールをグイグイと進ませます。その余韻でメンマを食らうと、これまたサッパリした感じで趣向が変わった旨さ。ザクザクとネギが投入されておることも見逃せません。
 

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 このネギをひとつひとつを摘み上げて食らっても、ビールが進む。常連がビールを空けてカラ瓶を並べたてる意味がわかる気がします。
 
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<全体> この店2大人気「チャシュー」と「ワンタン」!・・・一度に「みたか」を理解できる一杯!

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 本当の常連ってのは、声を発しないのです。私も少々常連気取ってますが、言わずとも「ビールですよね?」と問われて喜んではいます。しかし、席に案内されるだけで、ビールとチャシュー皿が何事も言わず配膳される人もいるのですよ。その方は「ビール追加」「そろそろ・・・」だけ声を発して、ずっと本読んでおられました。江ぐちの風景は、令和になてもしっかり受け継がれておるようです。そんなタイミングで私の分も配膳完了。それはこんな麺顔!。
 

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 おおお!2大名物入り乱れ!チャシュー皿人気と売り切れ必須でお馴染みの切り落とし肉!。そして、女子一番人気と思われるワンタン!。チャシューメンとワンタンメンで迷うなら両方乗せとけという雑な発想でしたが、いやはや大満足です。大衆中華そばたる安堵感、人気2大具材の贅沢感、まるで昭和のご馳走いまここに!という感覚。
 

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<スープ> 昆布や野菜がたんまりと溶け出したエキス!そこに秘伝!魔法の醤油ダレが溶けるのだ!

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 スープもなんとも形容し難い旨さで、あっさり系ですが心象としては「ほっこり醤油」という感覚。魔法の醤油タレをベースとしてますが、豚肉エキスがナチュラルに溶け出しており、昆布や野菜の優しい旨味が実に豊潤。
 
 

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 時々、スープが入ってる寸胴を入れ替えるシーンに出くわしますが、昆布と野菜の多さがちょっと印象的で、味わいにも確かに響いてます。それならゴクゴクと飲み干してみたい。白い粉の旨味に近い塩気も、醤油ダレの混じり合って、ベースストックにすごくマッチしてますし、これは本当に飽きないスープ。
 

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<麺> 自家製麺!唯一無二の「蕎麦ライク」中華そば!お持ち帰りで自宅で観察!

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 麺も何度も同じ形容でお伝えしますが「蕎麦ライク」。今回、お持ち帰りセットを購入して帰りましたので、自宅で改めて生麺を間近に観察しましたが、二八蕎麦とそれほど変わらない風貌。生では結構引き締まった状態で角が立っており、まさに灰褐色でありながらスベスベした地肌でした。
 

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 茹で上げると意外とソフトな物腰。密度感も高くないし汁を吸い込みやすいです。ただ汁を吸い込み切っても、独特な風合いは相変わらずで、やはり蕎麦ライクな素朴な甘味と感じましょう。大盛りにすると終盤にはもっと出汁と一体化した別の旨味が楽しめるかと。
 

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<具材> 男性には素朴で古風な「チャシュー」がオススメ!女性には滑らかで優しい「ワンタン」がオススメ!・・・どちらでなくとも本当は「両方」オススメ!

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 少し黄色いワンタン。ワンタンだっていろいろとバリエーションが増えた気がします。私の中では「スープワンタン」としてよく供されたスタイル。皮を幅広麺の感覚ですすり食い、肉餡の微かなインパクトを楽しむのが良いよね。チュルンとした滑りも味のうち。実にスタンダードなワンタンだけに飽きないし、微笑ましくも楽しい逸品かと。シンプルだけどそこが良い。
 

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 シンプルと言えば、チャーシューもそう。大人になるまで、上京するまで、チャーシューは煮豚が基本で、燻しや吊るしは、本格中華の部類と昔は思ってたもの。後にバラ肉のロールに、ハンディーバーナーであぶりを入れるとか、七輪で燻し直すなど出て来たり、極め付けは低温調理の普及。レア肉なんて初めて遭遇した時は度肝を抜かれたっけか。しかし、一周回って・・・煮豚スタイルがまたうまい。回転早々、切り落としが売り切れるのも理解できますよ。
 

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 チャーシュー皿で味わった方がわかりやすいが、「脂身が妙にうまい」。煮て少し抜けた部分が程よい上に、他のエキスも吸収しているようで旨味が深い。それに、実はかなりあっさり味なので、何にでも合う。醤油スープにだって熱を得て甘味をだしつつ、味を染み込ませて旨し!。
 

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 あとはメンマ。褒め言葉だが、気楽な旨さが実に良い。気取らず食えるだけでなく、薄味で風味はしっかりしつつも、出汁の浸透が良い。スープと魔法の醤油ダレとの相性が、歯応えも含めて抜群。これもお土産に買って帰る常連さんがおられるほどです。
 

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総じまして「誰が何と言おうと三鷹のソウルフード!現在進行形の食の地域文化財!まさに老若男女集う旨し店!」

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 ・・・と言う感動!。もう同じ味、同じ麺顔、同じ空間をどれだけ過ごして来ても、実に飽きない。名店「江ぐち」の味を引き継ぎ、立ち上げ直した若い世代には、絶大なる拍手を送りたい気分です。これからも腰を据えて頑張っていただきたい!。引き続き通わせていただきます。お持ち帰り中華そばも、家族には大好評!。そちらも激しくオススメ!。旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
 
 

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 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 
 

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