妙に・・・のどぐろが恋しくて
らぁ麺 はやし田 新宿本店 (東京・新宿) 特製のどぐろそば + 鶏茶漬けセット 〜ラーメン食べて詠います
- <全体> 本家本元「はやし田系」の澄み切った醤油清湯!黒いナルトがシンボル!
- <スープ> ゆるやか!そして優雅なる「のどぐろ」独特のエキス感覚!醤油のピッチリ感にもシナジー的に映える魚介芳醇な味わい!
- <麺> 菅野製麺所:程よいクツクツ感に全粒打ち込みの風味良さ!汁も淡く浸透させ確かな旨味の表現!
- <チャーシュー> 柔らかくしっとり感抜群な低温調理の豚肩ロース!汁でしゃっぶっと泳がせ風味変化も楽しい!
- <メンマ> 図太くともサクリと千切れる痛快歯応え!汁も滲ませ旨味も深く!
- <味玉にハズレなし!> 薄い出汁浸透がとっても深い!ほんのり甘味を感じるパッションオレンジ色の卵黄!コク深し!
- <鶏茶漬けセット> 既に魚介出汁が浸った準備の良さ!のどぐろスープとワサビを溶かして淡麗に味わう!
- 総じまして「気軽に高級感!たまには自分にご褒美!芳醇な魚介旨味の広がりを優雅に味わおう!」
この日は、朝からちょっと忙しくて昼飯も食えず。どうせ早めに時差帰宅だから辛抱できました。でもチクショーと思う気持ちもあって、帰りにどっかいいところ&通し営業でサクッと食って帰るつもり。
思いついたのが冬の高級魚「アカムツ(のどぐろ)」。本当は2月のうちにもっと食っておきたかったんだけど、売り切れたりして、なかなかゲットできず。ぼやぼやしてたら春になってしまった・・・。コロナ騒ぎで時差帰宅した夕方早々、乗り換えターミナルの新宿で途中下車。ひょっとしたら「はやし田」で残ってるか?と期待して、昼の部閉店間際にギリギリ滑り込んでみました。やっぱり満席状態。周辺はどうも閑散としているのだけど、人気ラーメン専門店だけは例外のようです。店前で整理に当たってる女性スタフに確認すると、まだ「のどぐろそば」は残っているとのこと。ラッキー!!。
<全体> 本家本元「はやし田系」の澄み切った醤油清湯!黒いナルトがシンボル!
実はもし、のどぐろが売り切れてたら、他の店行こうと思ってたんですよねー。本来なら、仕事帰りにビールを合わせたいところですが、自宅で仕事残ってるのでビールは取りやめ。その代わり、鶏茶漬けセットを追加させてもらいましょう。そんな多少憂さ晴らし的に特製でお願いした一杯は、こんな麺顔でございます。
おおお!いかにも「はやし田系」ってな王道醤油清湯の風貌。なんたって本店だからね。とても肉々しい風貌ですが、キラキラしたスープの表面には脂が浮いておる。写真メモをとってる最中から既にのどぐろの香りが漂います。味玉もメンマも立派だが、やはり注目してしまうのは、ナルト。黒いナルト自体も珍しいのですが、この系列漫画「クローズ」をもじった展開なので、「くろうず」「黒渦」「黒ナルト」と言う意味合い。シンボルなのです。
<スープ> ゆるやか!そして優雅なる「のどぐろ」独特のエキス感覚!醤油のピッチリ感にもシナジー的に映える魚介芳醇な味わい!
好き嫌いはあろうが、鮮魚系を少し感じさせるような、濃厚な魚介感がとても印象的。煮干系とは別で、魚の脂ってのがすごく伝わる味風景で、それでいてしつこくない。とても華やかな香りと味で、本当にいい出汁が取れております。鶏ガラは多少入っていると思うけど、もし魚介オンリーだとしたらちょっと腰抜かすかも。清湯ですがとてもコク深く、腹にしっかり溜まる満足感です。
そして醤油ダレとのバランスもよろしい。塩でストレートに魚介感味わうのもいいが、醤油の風味感がのどぐろの芳醇さにはピッタリでより味わいを増すといったイメージ。またのどぐろと出会う醤油も円やかさに磨きがかかるようなマイルド感アップ!。うーん、本当にいい御出汁を頂いているような気分にさせます。周りの具材から影響されることもなく、最後までスッキリと変化なく味わえました。
<麺> 菅野製麺所:程よいクツクツ感に全粒打ち込みの風味良さ!汁も淡く浸透させ確かな旨味の表現!
ほんのりと全粒が打ち込まれたストレート細麺。角麺がやや膨れた切り口だが、ほどよいクツクツ感があって小気味よい歯切れが快感です。加水は中からやや低いって感じで、案外としなやかな腰つき。持ち上げると揃いやすく、汁を持ち上げるのにも優れているようです。
やや全体的に褐色めいた色合いも、味の良さを感じさせる。また汁に濡れると微妙に醤油ブラウンに染まったように見えるのも旨そう。中盤からは例によって汁を吸い始めるが、一気に吸い切るというより最後まで風味を保つ部分があり。ゆっくりと周囲部分には浸透し、出汁と一体した旨味も仄かに感じます。風味の良さと甘味を両方楽しめるイメージで、なかなか優れもの。
<チャーシュー> 柔らかくしっとり感抜群な低温調理の豚肩ロース!汁でしゃっぶっと泳がせ風味変化も楽しい!
とってもシットリした豚肩ロース。脂身のバランスが多い部分と、少な目で赤身メインでたのしむ部分といろいろ混じってます。もう今や王道のとも呼べる低温調理。そのまま一気に食らうことなく、まずはメンマの上に退避させて、熱の伝導を抑えます。5枚あるので、3枚はそのままダイレクト食らうが、舌に貼りつきそうなほどシットリとした感触で、肉の薄味がまた淡麗で旨い!。ビールもいいが冷酒にも合いそうだね。
残る2枚は、すこしスープに泳がしたり、しゃぶしゃぶしたりして食らう!。せっかくのレアピンクが変化してしまうんだが、熱の微妙に入った肉も、脂身が多い部位では、これまた旨いのだよ!。丸めて飾ってある肉だから分かりにくいが、結構大判サイズなのも気に入った!。決してお安くない特製なのだが、納得感はありです。
<メンマ> 図太くともサクリと千切れる痛快歯応え!汁も滲ませ旨味も深く!
メンマが旨い!材木と呼ぶか呼べないか?そんな微妙さはあるが、とても図太いメンマで、繊維質が面白いほどにサクサクコリコリと食いちぎれるのがいい!。そして薄味だから素材の味もしっかり感じ取れるし、また沈んでいたものはしっかりとのどぐろ出汁を吸い込んでおり、これを熱々のうちに食らうのも一興!。
<味玉にハズレなし!> 薄い出汁浸透がとっても深い!ほんのり甘味を感じるパッションオレンジ色の卵黄!コク深し!
「マキシマムこいたまご」と言うブランド卵。何が特徴的かと言うと、黄身が濃ゆいのです。そこに出汁が浸透して若干熟すると、パッションオレンジ色のような深い蛍光色を感じるほど。これを味わうがもう・・・濃密なコクそのもの。緩い仕上がりなのも功を奏して、舌全体にトロリと絡みます。これもまた絶品。薄い出汁感もまたよく、出汁の味わい一辺倒にならず、素材もしっかり感じ取れるし、いうことなし。嗚呼、やっぱり味玉にハズレはない!。
<鶏茶漬けセット> 既に魚介出汁が浸った準備の良さ!のどぐろスープとワサビを溶かして淡麗に味わう!
憂さ晴らしに特製!さらに晴らして茶漬けセット。これは既に魚介出汁がお茶碗の中に浸っており、そのまま塩を振れば美味しくいただけるようにも感じます。トッピングは鶏のほぐし身がふんだん。この上に、残ったのどぐろだしをかけて味わいます。
それでも少し薄味に感じる場合は、少し汁を啜ってから、のどぐろ出汁を再投入いたしましょう。また薬味に山葵が備わってるので、それで味変化させるのも粋!。
想像よりはかなりあっさりした旨さで、〆としては最適。ひょっとしたらつけ麺のタレの方がバランス良いかもしれません。スープ割する前に是非試してみてください。
総じまして「気軽に高級感!たまには自分にご褒美!芳醇な魚介旨味の広がりを優雅に味わおう!」
・・・と言う感想。さすが本店と言った貫禄もありましょうが、やはり・・・のどぐろ!芳醇な独特魚介エキスは、高級感あるなぁと今回も実感です。人気が高い限定メニューですので、混雑状況によっては売り切れることもあるそうな。どうせ行列覚悟の店だから、せっかく並ぶのなら、いいやつ食わない?。新宿ランチなら激しくおススメ!。旨し!なので・・・・この興奮を抱えたまま、とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
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