何気にお気に入り・・・3年ぶりでもやっぱり旨かった
めん屋 平右衛門 (東京・東小金井) 生醤油オールスター 大盛 + キリン一番搾り生 中瓶 〜ラーメン食べて詠います
- <酒> キリン一番搾り生 中瓶:明るいうちの生搾りは沁みるねぇ〜
- <全体> 肉々しい迫力と優しい醤油ブラウン・・・それがオールスター
- <スープ> 実に円やか醤油!生揚げ醤油の優しいエッジングに、魚介の旨味がゆったりと・・・
- <麺> 自家製麺:汁を吸い込んでもダレず・・・甘味をしっかりと伝えるナイスなストレート細麺!
- <チャーシュー> いつも迫力の厚み!肩ロースとバラ肉!皮を残した脂身の甘さがたまらん旨さ!
- <味玉にハズレなし!> 醤油の円やかさがそのまま浸透・・・軽やかな塩気と熟したような濃厚さが旨し!
- 総じまして「知る人ぞ知る東小金井の名店!円やか醤油と麺の旨みなら激しくオススメ!」
それにしても久しぶりに来たのもあって、ご店主さんに貫禄が出て来たなぁーと少し感心。実は前々からもっと有名になっても良さそうな店だとは思ってたんだが、知らないうちに・・・・知る人ぞ知るいい店の認知が高まっていたのかもしれません。
<酒> キリン一番搾り生 中瓶:明るいうちの生搾りは沁みるねぇ〜
助手さんが、奥からそそくさとビール瓶とグラスを運んでくる。きたきたーー!ってな興奮を覚えつつ、受け取る手が震えているオレ(アル中か!?)。明るいうちに飲むビールは、少し背徳感もスパイスとなっていつもより旨く感じるものです。
今日は泡立ちも綺麗で、こぼすことなく注げたぜ。グラスも冷え冷えだけど清潔に保たれてる証拠だね。やはり泡立ちが綺麗だと、味にもキレが生まれて更に旨いよ。自宅では自分専用のビールグラスは、自分で洗う徹底ぶりなオレ。ヲタクっぽさがどこまでも消えない・・・。
<全体> 肉々しい迫力と優しい醤油ブラウン・・・それがオールスター
ビールが体内を周り始めると大きくクシャミ。花粉症がとうとうピークに入って来たわー。慌てて鼻炎の薬をビールで飲み(良い子良い大人は真似しないでね)、妙な味わいが舌に貼りついたから、また慌ててビールで舌を洗う。一体何しとんじゃ、せっかくのビールで。自分で自分を心の中で叱咜したところで、配膳が完了。それはこんな麺顔でした!。
おおお!相変わらずの肉迫力!これぞ平右衛門のオールスター!開店当初から定点チェックしておりますが、時折変化を見せるもののいつも相当高い質感の肉を豪勢にトッピングしてくれるのが嬉しいです。またここは限定も面白いんだが、やっぱり醤油がオススメ!。ブラック系とは真逆の本来的な柔らかさを見せつける醤油感。肉迫力とは裏腹なんだが、やっぱり優しく染み入る出汁の感覚が、これまた旨そう!。これも平右衛門のオールスターの特徴!。
<スープ> 実に円やか醤油!生揚げ醤油の優しいエッジングに、魚介の旨味がゆったりと・・・
まず味わうと・・・期待を裏切らない優しさに萌えますよ(笑)。香味油がしつこくないのもありますが、醤油の塩気と言うより、円やかな出汁と言う感覚の醤油。メニュー題名は「生醤油」とありますが、これは「❌:きじょうゆ」であり、「⭕️:なましょうゆ」と読むのが正しいと思います。同じ漢字表記でも後者は熱入れをしていないので円やか・・・。塩気のピッチリしたのが好きと言う人もありましょうが、優しい醤油感が私は好きなのです。
しかし本当は「生揚げ醤油」ではなかったか?。店内の蘊蓄説明を探したが・・・不明(以前あったはず)。「なましょうゆ」は濾過したものだから、発酵微生物を減らしてしまう。その濾過すらしないのが生揚げ醤油で、醤油スープを作り熱いれする寸前まで生きていた醤油。間違っていたらごめんなさい。確かそんな味わいで、この店ではこのメニュー一択に近いほど惚れ込んでおります。
麺顔の肉迫力から想像つきにくいかもですが、魚介の甘味がしっとりと広がっております。豚骨鶏ガラの清湯をベースとしてますがかなりあっさりとした動物感。魚介の甘味をマスキングすることなく、イキイキとしておる味風景です。食い進めて行くと次第に麺の風合いも移り、やや霞んでくる。そこからも甘味が一段うっすらと増したような感覚で、益々旨味が深くなる一方・・・汁の完飲へと一気に誘います。
<麺> 自家製麺:汁を吸い込んでもダレず・・・甘味をしっかりと伝えるナイスなストレート細麺!
自家製麺に切り替えてから、もうかなり年月が経ちましたかな?。切り替えて大正解でしたね。ここは肉トッピングと、醤油ダレの惚れ込みだけでなく、「自家製麺が旨い店」でもあります。おそらく有名国産ブランド小麦を使いブレンドしてることでしょうが、麺の味わいが本当にするから好き。
密度感がそこそこある中加水麺。序盤はクツクツとした歯切れですが、ゆっくりとそして着実に汁を吸い込み始めます。中盤以降は完全に汁と麺が一体化した味わい楽しみます。この際少し膨れて滑らかな腰付きにはなるんだが、汁ノビ・熱ダレしたような気怠さが一切見当たらず、汁を吸い込んでも妙にフレッシュに食い続けることができるのが痛快!。
今回は特製だから海苔も多め。また性懲りもせず、海苔で巻いたり、メンマや薬味を絡めたりと、麺の味わいにバリエーションを加えて遊びながら食い切りました。
<チャーシュー> いつも迫力の厚み!肩ロースとバラ肉!皮を残した脂身の甘さがたまらん旨さ!
肉は、肩ロースが1枚、バラ肉が2枚。全部分厚くて食べ応えあり、サイズも納得感あります。まず半レアぽくピンク色を残す肩ロース・・・これが柔らかさの中に歯応えの楽しさもあって実に好印象。うっすらと生成液に浸った滋味が伝わりますが、スープとの相性もよくどちらの味ともつかぬ円やかな塩味。噛みしめると肉本来の味わいも移ってくる旨さです。これでまたビールが進む。
一方のバラ肉は、半分トロトロの状態で実に柔らかい。箸で持ち上げると脂身と赤身の境目がバクリと割れて、そこへまた汁が流れ込む・・・半分スポンジ状態です。ここを噛みしめると、脂身の甘味とつけダレの旨味の一体味が最高です。
特筆すべきはこのバラ肉、皮に近い部分を極力残していると言う点。脂で一番旨いのが、皮直下の脂でして、これを噛んで味わおうとするとすぐに液体かしてしまい、スーッと甘味が口いっぱいに広がるんですわー・・・。チャーシューの外側って焦げ目とかが旨いんだけど、別の旨さもちゃんと分かってくれてるようで、この肉好きだわー・・・。
<味玉にハズレなし!> 醤油の円やかさがそのまま浸透・・・軽やかな塩気と熟したような濃厚さが旨し!
そして最後に味玉。きっと生揚げ醤油を使った円やかなつけダレに染まってると思う。少し色合いが深い象牙色の地肌を破ると、中の白身は意外と白い。そして卵黄は濃密でトロトロさが残ってます。これを口に含むと・・・やっぱり熟したような濃密な出汁甘味を感じる卵黄。しかしフレッシュさもしっかり感じ取れ、卵の本来の旨味も俄かに感じさせてくれる・・・。きっともう少し温度感があったら絶品の域だったかと思われます。いやぁー、相変わらず旨し!。
総じまして「知る人ぞ知る東小金井の名店!円やか醤油と麺の旨みなら激しくオススメ!」
・・・なお店。東小金井駅周辺もだんだん整備がついて、これからも発展しそうな注目スポット。近隣の有名専門店、有名町中華もイイですが、ここも名店と思われますので、まだチェックしてないようでしたら、激しくオススメ!。実は創作系も得意ですので、季節の限定も食べてみてください。旨し!今後も応援し続けますと、興奮抑えきれませんが・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!