三鷹・武蔵野エリアの益々ラーメン的ヒートアップ!お次は「くじら食堂」
くじら食堂 三鷹店 (東京・JR三鷹) 特製醤油 + サッポロラガービール赤星 〜ラーメン食べて詠います
- <酒> サッポロラガービール赤星:「くじら」にはこれがあるから通い続けるだろう・・・
- <全体> これが「くじら式笠岡ラーメン」!ローカルラーメンが鮮やかかつ贅沢なる迫力であふれる!
- <スープ> まさに鶏醤油!透明感と重厚感ある鶏コクの広がりと超円やか醤油輪郭!そして遠くにスパイシー!
- <麺> 三河屋製麺:手もみの絡みつきと出汁の吸い込み!啜るのが楽しくなるスリムな細縮れが快感!
- <チャーシュー> 噛み応えと味わいの深い鶏豚チャーシュー!素朴とワイルドさがつながる充実感
- <味玉にハズレなし!> 円やかな醤油ダレの浸透深く・・・マチュアな濃ゆさとシットリ食感がナイス過ぎる!
- 総じまして「眩しくも図太い醤油感!怒涛に迫る鶏のコク!これでもかと説得力あるくじら式笠岡ラーメン!」
とは言え、家でちょっと仕事のメールをチェックし始めたら止まらなくなってしまい、あわてて片づけて30分前に訪問したらもう行列!ポールポジションゲットならずで泣きます。ま、なんとか第一巡目のビリを確保できたのですが、この第一巡にまさか日頃SNS系でお世話になってる方々がおられたとは(爆)。
<酒> サッポロラガービール赤星:「くじら」にはこれがあるから通い続けるだろう・・・
まずはビール!開店で目出度いのだから売上貢献!・・・単に飲みたかっただけだが(汗)。くじら食堂のビールは「赤星」と決まっているのでもう安心と充実。わざわざ東小金井に出かけるのは、赤星の吸引力があったのも一因でしょう。
小ぶりのコップ。レトロな印字。昭和の感覚。そして永く国産ラガーを楽しませてくれるビール。生も旨いがラガーも旨いと教えてくれたのはこのビールですよ。今日もずっしりとした苦みを楽しませてくれる・・・・。それはそうと、東小金井店では出してくれるアテは三鷹店では出ないのかと、寂しく拗ねておりました(笑)。
<全体> これが「くじら式笠岡ラーメン」!ローカルラーメンが鮮やかかつ贅沢なる迫力であふれる!
そう言えば最近、東小金井の本店でも顔をあまり見てない下村店主も、流石に今日はここにおられました。裏方に徹してまして、祝いの花の整理や、常連さんたちのフォローなどそれなりにお忙しそう。わざわざ仏滅に開店日を当てることはなかろうにと思ったけれど、仏滅はそれ以下がなく、上がる一方という解釈もありそれ狙ってたかもしれませんね。などと妄想が止まらないのにブレーキをかけるように配膳が完了。それはこんな麺顔です。
おおお!これが自慢の笠岡式!縮れた麺と醤油色合いにローカルラーメンらしい素朴さがありあり!一方でトッピングの肉感迫力もあり、すごく鮮やかではないか!。のぼる湯気からは醤そばらしい香ばしさが香り、いつもと違う鶏コクの分厚さも漂うではないか。特製ではあるのだが、なかなか内容の濃さが際立つ印象。これが「くじら式笠岡ラーメン」と言うやつか・・・。もう見ただけで旨いと確信ですよ。
<スープ> まさに鶏醤油!透明感と重厚感ある鶏コクの広がりと超円やか醤油輪郭!そして遠くにスパイシー!
レンゲで掬いあげると、嗚呼・・・なんと醤油ブラウンの色合いが深いのか!明るいのか!。もうピカピカです。鶏の脂が凄く滲んでいるので全体的に大中小の真円が浮かび漂いまくり。味わうと嗚呼、なんと鶏のコクが深いことか!。こんなに鶏エキスが濃ゆいのに嫌味なところが全くない。清湯系なのに白湯にひってきする、まったりとした鶏エキスの重厚感。実は寸胴のとなりの席に座れたのだが、モミジが相当に投入されており、丁寧にゆっくり煮出されておりました。そのほか様々な部位も見て取れ、丸鶏感ありありってな印象です。
そして醤油感が面白い。最初は少し味が濃ゆいかなと感じさせるカエシの輪郭。ところが食っていくうちに慣れて来たのか、ある時点から円やか風味にまとまった印象。それは生(なま)醤油のような滑らかさなの?。鶏コクも濃ゆいが、醤油もそれに劣らずといった感覚で、鶏醤系としては旨味が濃ゆい方です。スタフの前掛けには日本一醤油の印字あり。先人の取材によると、弓削田の再仕込み醤油、金笛の薄口醤油など、ブレンドされている模様・・・。醤油そばの中でも醤油感が強いと思われます。
そして蛇足かもしれませんが、後味には馴染みある香味も感じます。例えば葱の軽い苦みと甘味。これはトッピングにもあるから分かりやすいが、個人的にはスパイシーな部分も少し残ると思ったんだけど、それは妄想だったか??。実はこの輪郭に「素朴さ」を感じておりまして、ローカルラーメン系のほっこり感を与えてくれると思ってます。ううう・・・これは旨いし、また流行りそうだ。
<麺> 三河屋製麺:手もみの絡みつきと出汁の吸い込み!啜るのが楽しくなるスリムな細縮れが快感!
このブランドは、手打ち手もみの自家製麺がウリなんだけど、今回は三河屋製麺。東小金井の本店同様にしたら喜多方式になってしまうから、これは致し方なしか・・・・。三鷹店のコンセプトは、笠岡インスパイアを通すようです。茹でる直前にコシを入れて手揉みを施し、縮れをしっかり植えつけるのは、変わりないね。
しかしこれがとても旨かったのです。わりと細麺に分類されるようなスリムさで、強い引き締まりを覚えるフィーリング。そこには小麦粉の旨味と風合いがぎゅっと詰まっているよに感じます。最初のうちは重厚な清湯の味わいに濡れただけで、クニクニと噛んで香りを楽しみますが、ある時点から吸込み始めると・・・味が増すというか、甘味がますような感覚。結構汁を吸いだすのが得意そうで、汁との一体感に味わい深い印象です。
また薬味と絡めて食うのが一段と楽しい麺。青ネギと白髪ねぎがありますが、青ネギが実に合う。スープにも麺にも。細い縮れでキャッチし一緒に奥歯でザックリクシクシと味わいが、葱の苦みと甘味がバランスよく、葱の香ばしさも麺に合うのだった!。九条ネギとはまた違った個性。麺だけでなく葱まで恐るべしなのか・・・。
<チャーシュー> 噛み応えと味わいの深い鶏豚チャーシュー!素朴とワイルドさがつながる充実感
実に素朴感に溢れる鶏豚チャーシュー。最近、低温調理系ばかりが続いておりますので、逆に新鮮に感じます。両方ともしっかりとロースト感が楽しめるタイプ。豚はバラ肉かと思わせるほどしっかりと脂身が差しておりしかも肉厚なスライスです。表面のロースト部分でカリカリしたところが実に香ばしくて旨い。そしてしっかりと噛み応えあり、噛む楽しさを感じさせてくれる旨さ。ひと噛み毎に、脂身の甘味と赤身の肉本来旨さが、絞り出されて、合わさるような感覚です。一枚でも食べ応えあったが2枚だからいいよね!。
一方の鶏はモモ肉。しっかりと醤油ダレが浸透しており、引き締まった筋線維に強めの歯応えがある。これぞ鶏肉。山形の肉蕎麦ほど固くはないが、メンマよりは確実に歯応えがあり、醤油感が強い。いつまでも噛み続けていたいほど・・・。これなら、これら肉類を使ったサイドメニューが一層楽しみに思えてくる!。
<味玉にハズレなし!> 円やかな醤油ダレの浸透深く・・・マチュアな濃ゆさとシットリ食感がナイス過ぎる!
ハーフであるが存在感ある味玉。醤油ダレが甘く深く浸透しているってな感じです。白身の断面だけみても伝わるかと。卵黄は全体が芋羊羹のようにしっとりとしておりムラがない。素朴ではあるが生の和菓子かと思えるほどの柔らかさ。味わいはタレが浸透して熟したような濃密さがあります。正しく熟したような甘辛さ。ここに鶏コク深い醤油スープがかかるから、たまらなく旨い!嗚呼、ハーフと言えども味玉にハズレなし!
総じまして「眩しくも図太い醤油感!怒涛に迫る鶏のコク!これでもかと説得力あるくじら式笠岡ラーメン!」
・・・と言う感動。メニュー構成としては東小金井とは少しニュアンス変化あるので、これからが非常に楽しみ。この仕上がり具合から言ってどれも旨そうなので、メニュー制覇は時間の問題となりましょう。ともあれ近年の三鷹駅エリアのラーメン充実度はハンパなし!。ラーメン探索で三鷹駅を訪れるなら、ここも外せないと思います。激しくおススメ!。旨し!興奮を抑えきれないまま・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!