ずばりカタ麺好きにはたまらん店なのだ
２月に限定の「濃厚そば」の旨さが忘れられなくて、仕事やりくりして平日に突撃訪問を敢行！。前回は醤油だったから今度は塩で！と意気揚々だったんだけど、もうその限定メニューは提供終了だとさ（膝落）。追い打ちをかけるように特製なる肉増しも終了だとのこと・・・・・・・・いっそ暴れてやろうかと思ったんだが（丸ウソ）、昆布水つけ麺が新規リリースとのことなので、そいつで溜飲を下げることと致しましょう。
ところが何とこれが激ウマ！だったからすごいじゃないか！。ずばりココは、カタ麺好きにはたまらん店！。ますます興味が尽きないわ。
＜全体＞ 煌めき深い醤油ブラウン！優しくも力強い中太麺のローリング！艶めく肉の迫力！
最初に麺が運ばれてきたんだが、その瞬間に魅了されてしまいました。いかにも低加水系な仕上がりで、美しく整うローリングされた盛り付けが素晴らしい！。昆布水に浸って崇高さすら感じます。肉は低温調理系の艶かしき表情。
そしてつけダレだが、玉葱粗微塵とばっと盛り付けられたカイワレ菜を通して・・・深くて明るい醤油ブラウンが煌めくようじゃないか。しかも量が多くて、食べ応えすら感じる！。こりゃ食らう前にうまいに決まってるって迫力ですよ。
＜つけダレ＞ 醤油は力強いけど円やか！煮干感が甘く芳醇！麺が浸るたびに昆布水の旨みが溶ける！
円やかな生系の醸造感が深い醤油感です。味が濃ゆくてカエシが強めなのだが、とても上品なエジングで丸みを感じる感覚です。そして煮干感が穏やかにアピールしだす味展開。香味に煮干が溶けているような味の展開です。
いわゆるニボニボ感覚はなく、煮干を丁寧に溶かし込んだ味の輪郭が素晴らしく、煮干味に全く引っかかりないのに旨味が濃ゆく感じます。やがて麺食らい始め、それをつけダレを潜らすたびに、じわじわと昆布水の風味が出汁に溶け始めるじゃないか！。イノシン酸とグルタミン酸の合わせ技が共鳴しているようですー。
＜麺＞ オーバルな中太ストレート低加水麺！素地の力強い風味と昆布水の旨み！つけダレに濡れて甘味アピール！
まず塩だけで麺を楽しみましょう。そうアナウンスされますが、たまに遭遇するシチュエーション。よほど自家製麺に自信がないと言えない言葉です。そしてそのハードル上げ切った期待を超えてゆく旨さ。小麦粉の奥に潜む甘味が咀嚼するたびにじわじわと口の中に浸透するようですよ。
中太麺で低加水の腰の強さ。それでも昆布水に濡れてトリートメントを施したかのように素晴らしくまとまりがよいです。なので昆布水を絡めて持ち上げまくり。つけダレに浸すと、その昆布水は外れ逆に醤油つけダレを纏いだすようすで、そこを一気にズボボボボボボーーーーっとすすり上げるのが快感ですな。
とにかく昆布水や醤油つけダレが浸透しても、一貫して素地の小麦風合いが力強く感じられてよかった！。もうすでに次回訪問の機会を具体的に考えだしておりますー。
＜チャーシュー＞ 桜の季節に桜色の豚肩ロース！低温調理の上質肉厚大判！大盤振舞い！
デフォルトでも見た目以上に肉が多めです。質感も高し！。基本的には大判で肉厚なスライス肉がふんだんです。そこに煮干出汁の旨味が吸い込まれた旨さが最高！。赤身の肉本来の味わいに、舌とタレの熱で溶けた脂身の甘味がナイス。更に昆布水の旨みを全体に加わるから、味わい素晴らしいかと！。歯を立てなくても口の中で蕩けてちぎれて溶けるように、溶けてゆくようです。
＜味玉＞ 和菓子の如くしっとり甘味の卵黄！白出汁深く浸透！ふるふると柔らかく揺れる白身！
麺色白っぽく滑らかで柔らかく、噛むとプツッと千切れ、白身の断面はふるふると揺れるようです。薄味だけど出汁の浸透あって旨し！。白身だけでも上品な味わいを楽しめます。
卵黄は、まるで和の練り菓子のようなきめ細やかさと崩れ感がナイス！。味わいは濃密というより上品に近いような落ち着いた味わいです。煮干出汁に沈めて食って旨さ広がり深まります！。
総じまして「小麦粉の旨みがダイレクトに伝わる極上つけ麺！カタ麺好きなら一回食っとけ！」
・・・と言う感動の嵐！。麺の旨さが素晴らしいだけでなく、出汁と肉も相当なハイスペック！。麺の低加水系にはこだわりすら感じますし、そういうところも好きです！。今後も通うと思います。とりあえず激しくオススメ！旨し！なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います！。
お粗末！と言うことで家族にも感謝しながら合掌！！今日も本当にごちそうさまでした！！！
