ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン3741】 むぎくらべ(東京・小川町)[寿製麺よしかわ]牡蠣の冷やしそば+牡蠣3個 〜朝から冷酒と合わせたくなる崇高感!海辺の和風リゾート的冷やしラーメン

牡蠣大好き「カキ星人」としては見逃せない涼味!
 ある日、自宅で寛いでいると・・・ボス様からのメール着信に気付く。なんと、とある資料を明日朝までに作成せよとのこと(驚愕)。そんな展開になろうとはつい想定できず、結構酒飲んでもう寝ようとしてたものだから愕然ですよ。仕方なくパソコン立ち上げ業務を開始。久しぶりに深夜の作業ははかどらず、解放されたころは空が少し明るくなろうとしておりました。・・・・このまま短時間寝て、出勤するのもつらいので、半日休暇を取らせてもらいました。少し腹いせ気分でね。

  
 そんなこんなで、朝ゆっくりとしたあと出勤することができたー。そこで小川町へ立ち寄ってから現場に直行いたしました。それは「むぎくらべ」という麦製品のアンテナショップがあり、そこで5/27~5/31だけ「寿製麺よしかわ」が出店してるという情報があったから!。HP<むぎくらべ 日本の麦をめしあがれ。>によると、牡蠣の冷やしがあるというあら、ぞくぞくっとしてしまいまいましたよ!牡蠣と冷やしラーメンが好きなオレにとって・・・それは神の組み合わせ。嗚呼、半日休暇で非常に良い機転が効いた自分をほめてしまいます。
 
 

f:id:TOMASSOON:20190528191354j:plain

f:id:TOMASSOON:20190528191352j:plain

 
 
 店に入るとカウンターがあって、メニュー表がある。そこで口頭で伝えて清算すると、呼び出しブザーが渡される。それ持って奥で好きな席に座るという流れです。呼び出しブザーがモール食堂っぽく感じさせますが、店内はいたって清潔感あり、とても丁寧な接客してれるので、気分は決して悪くないね。
 

f:id:TOMASSOON:20190528191353j:plain

f:id:TOMASSOON:20190528100820j:plain


 
 
 
<全体&スープ> 冷えてもじんわり!かなりストレートな牡蠣エキス!そして淡い海の風味!
 
 10時開店。それ狙って少し遅れて訪問したが、だれがこんな朝早くから冷やしラーメン食うか?。きっとおれ一人さと思っていたら、案外奥に広い店箱となっていて、先客がすでに3名ほどいたりする。なんと牡蠣大好きカキ星人は、オレ以外にも多く増殖しているようです。いや・・・熱烈「よしかわ」ファンなのかもしれません。10分もしないうちに呼び出しブザーがブルって、さあ受け取りに参りましょう!。出迎えた麺顔はこんな感じでした!。
 

f:id:TOMASSOON:20190528101438j:plain

 
 
 おおお!これはまた・・・牡蠣に限らず上質感あふれるパーツたち!どれも酒のつまみには最適な表情を浮かべており、まだ午前中だと言うのに冷酒を欲してしまうではないか!。牡蠣を追加したため周囲に首飾りのように並べたてられてます。またチャーシューが艶めかしくも清楚なイメージ。薬味も三つ葉と糸唐辛子が洒落た盛り付けに貢献してます。都心でサクッとこういう崇高な冷やしラーメンが食えるなんて・・・嗚呼、なんと贅沢な代休の午前。最高のブランチ感覚!。
 

f:id:TOMASSOON:20190528102651j:plain


 
 まずは何をおいても出汁から啜ろう!。暖かい方の「牡蠣そば」は、実は坂戸店で体験済で、その牡蠣エキスの遠慮ない塩気混じりのコクにかなりの好印象あり。なのでその冷やしバージョンが気になってしまうのも無理はなし。してその実際の味はと言うと、冷えてもしっかりと牡蠣エキスを伝えるパワフルさがある!。そして暖かい汁の牡蠣エキスより、複雑な風味と味わいは少し抑え目となっており、結構幅広く抵抗感なく受け入れられやすいかと!。牡蠣フェチな私からすると、すこしスマートな味輪郭となったという印象です。
 

f:id:TOMASSOON:20190528102926j:plain

 
 
 基本的には魚貝は牡蠣を最大限に生かした感じで、煮干しとか節とかあまり個性的な魚介は使っていてもかなり控えめ。昆布系は少し滲んでも喧嘩しなささそうです。軽く霞んだ塩出汁は、まさしく牡蠣成分の現れか。塩出汁じゃなく潮出汁に近い雰囲気が支配的です。それでも表層に浮かぶ油が多いのだ。牡蠣油と言えば、あの漆黒のオイスターソースを連想してしまうがそれとは全く別だよね?。だとすると鶏のエキス!?。しかし和出汁の感覚が全面的に出ているので、鶏出汁という雰囲気がとても薄い。でも冷やしにしては食べごたえあるスープ感だったから、やっぱり鶏ガラもうっすらと忍ばされているんだろうと、勝手な邪推と妄想を重ねて、さらに食い進めます。
 

f:id:TOMASSOON:20190528102949j:plain


 
 後半以降は、味に麺の風合いが移ります。そして牡蠣も食べ進めてゆくことから、淡麗さが増してゆくような風景。ここでおススメなのは、レモンの輪切りです。ここでしつこいほどに、捩じり切って絞り切りましょう。果実系な酸味が最後の牡蠣出汁に非常に合いますし、輪切り1枚だけなら麺にかけると一瞬で霧散しますから、最後のスープ味変にとっておいた方が無難です。別に最初から計算したわけじゃなく、気が付いたら最後にレモンが残ってただけですが、この偶然がとても美味しく最後までたどり着けた要因でした。
 
 
 
 
<麺> 多加水の中太縮れ麺!がっしりムチムチっと感じさせる小麦風味に仄かな塩味が沁みる!
 
 もともと「むぎくらべ」とは、小麦の良さを知ってもらうためのアンテナショップですから、出汁より麺が主役と言ったところでしょうか?。店舗には「はるゆたか(北海道)」と「さとのそら(埼玉)」と言うブランド小麦を使われてるとアピール感バリバリです。麺のフォルムは、中太でわりとウネウネと縮れが印象的。そして見るからい多加水系に傾斜した表情ですし、少し透明感ありながらも中心部に何となく引き締まりを覚える色合いです。
 

f:id:TOMASSOON:20190528102909j:plain

 
 
 見た目の印象の通り、とてもツルツルとした麺。ボコついているので汁の持ち上げは低いですが、濡れた程度でもよく滑ります。そして前歯で千切る際には、密度感をしっかりと感じさせ、そこで麺の風合いを微かに感じることができます。出汁に濡れただけの方が、香りを打ち消さずいい感じに仕上がり思うね。奥歯へと運んでプレスをかけると、より一層弾力を感じる風景が口の中に広がり、風味とうまみ成分の結合から一気に糖化した旨さが広がります。ここでも牡蠣の独特なエキスは邪魔することなく、麺の甘味と一体化しているのが分かる。とても凛とした感じがする麺の甘味。かん水はネガティブなイメージで語られることが多いが、にがりが分かりにくいほど低めであることは確か。また牡蠣の旨みに溶けていることもあって、悪い部分がひとつもないね。レモンがもう少し余分にあれば、麺の地肌に少し垂らしてその旨みを確かめたいところ・・・。こっそりレモン増やしてとここで提案しておきたい!(笑)。
 

f:id:TOMASSOON:20190528102918j:plain


 
 
 
<チャーシュー> 流行りの低温調理の2種肉がトップレベルの仕上がりなのだ!
 
 「よしかわ」のチャーシューは絶品なのだ!。これは確かな印象で、上尾・川越・坂戸・西台どこへ行っても、トップクラスの低温調理チャーシューを提供してくれます。肉ボリュームも問題なし。一番うえにトッピングされた鶏胸肉は、じつに薄味で繊維質がフカフカ。何度も私が拙ブログで「まるで化粧パフ」と例えているように、まさにそんな感じ。たまに柚子を少し香らせる技法も見かけますが、これはそれはなく、本当にシンプルな味わいが上品とすら思える旨さです。
 

f:id:TOMASSOON:20190528102851j:plain

 
 味がないのに味してるような感覚すら思うねオレは・・・。これは無限大に食えるからきっとゼロカロリーに違いない食べ物です。

 
 
 おおお!分厚いと思ったら、2枚貼りつき重なってました。ここ小川町でなくとも、六本木・赤坂あたりに出しても通用すると思える上質感。
 

f:id:TOMASSOON:20190528102900j:plain

 トランプ大統領は、食わないで帰国みたいだが、実におしいぜ・・・こんな肉がのったのもると教えて差し上げたいほどだわ。

 
 赤身と脂身のバランスがよろしく、どちらも程よい塩気と肉本来の旨みがバランス良く蕩けている~。舌の上に乗せると、無意識に噛みしめていて、知らず知らずのうちに喉奥へと移動し・・・・胃袋に落ちてゆく。いつも思うが本当に旨い肉ってのはズルいぜ。もっと楽しませてくれと言っているのに、勝手に消えてゆくのだから・・・・。
 
 

 

 
 
<牡蠣> 軽くソテーされた部分に潜む香ばしさと・・・・出汁浸透した滋味がイイね!
 
 ところで牡蠣は冬牡蠣と春牡蠣とあるはずなんだけど、関西オリジンの私は「春」がイメージ。広島に比較的近いからそうなったんでしょうか。牡蠣がどうしても苦手って方なら、広島産のほうが抵抗感ないと感じております。で、こちらの牡蠣がサッパリだったのかと言うと、想像以上にしっかりと風味が濃いイメージで・・・やっぱり東日本の牡蠣はエキス重視なコク深さなのかなど、またここでも妄想が走ってしまいます。
 

f:id:TOMASSOON:20190528102739j:plain


 
 生じゃなく、ソテー風にされた牡蠣。小ぶりなサイズで岩牡蠣なんだろか?。春牡蠣は煮たり焼いたりして食うんだよねー・・・。そんな古い実家での記憶が思い浮かぶが、ソテーと言うより炙ったような焼き目が部分的に入っており、この部分と、そうでない部分との味わいの違いが面白い。また、思いのほかしっかりとした風味が残っていて、汁の牡蠣エキスを逆に吸い込んでいるのかもしれません。数えたら7粒ありました。200円で3粒追加しました。やはり折角ですからお祭り気分で・・・。などとほくそ笑んで食っておりましたが、やっぱり旨い牡蠣には冷酒が思い浮かぶねーー・・・。しかし、この店ではおいてくれそうもない。せめて「むぎくらべ」だから、麦酒か麦焼酎置いてもコンセプトアウトしないと思うのだが・・・。
 

f:id:TOMASSOON:20190528102838j:plain

f:id:TOMASSOON:20190528102940j:plain

 
 
 
 
総じまして「朝から冷酒と合わせたくなる崇高感!海辺の和風リゾート的冷やしラーメン」
 
 ・・・と言う感覚かしら。何気にアンテナショップで期間限定で食せるけど、あっさりしつつ良い物食いたいオッサンには、非常にツボにはまるかも。あと数日で食えなくなると思えばとてもさみしい・・・。気になる方は早めにどうぞ!。そんな宣伝気分で、とっとと詠って、いつものように締めたいと思います!。

f:id:TOMASSOON:20190528200928p:plain

 
 
 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 
YouTubeにまとめてみました!

関連ランキング:レストラン(その他) | 小川町駅淡路町駅新御茶ノ水駅