限定初は冷やし系！？しかもぷるぷる系？？
くじら食堂bazar 三鷹店 （東京・JR三鷹） 鶏プル冷やしラーメン ＋ 味玉 ＋ 鶏豚MIXチャーシュー ＋ サッポロラガービール赤星 中瓶 〜ラーメン食べて詠います
- ＜酒＞ サッポロラガービール赤星：これだけで訪問モチベーションが上がるのだ！日本最古の現存ブランド麦酒
- ＜つまみ＞ 鶏豚ＭＩＸチャーシュー：今日はお酒のアイテム！歯応えと風味の確からしさ感じる２種肉！
- ＜全体＞ Who Moved My Chicken? ～鶏肉はどこへ消えた？ 出汁だよ出汁の中！
- ＜スープ＞ ぷるぷる感＋トロトロ感な鶏出汁に煮干しが滲むスープ！出会いはスローモーション！
- ＜麺＞ 三河屋製麺：ぷる冷えスープ絡みまくり！冷えて引き締まっても素地の旨味感覚ありあり！
- ＜キュウリ＞ 多少濃ゆめ？の味を調整し・・・麺と絡んで味わい易くて楽しめる役割！
- ＜チャーシュー＞ 前より旨くなってないか？しっとり感の中に軽い燻しのような香りと旨味が滲む！
- ＜味変＞ 辣油：冷たい味にホットな味を追加！結構合うので個人的オススメ！
- ＜味玉にハズレなし！＞ インパクトあるスープの中でいつもの温かみのある玉子味でほっこり！
- 総じまして「鶏エキスをトロミで想う存分！煮干しも香る質実的ゼリー・イン・冷しラーメン！」
何だか寒暖が激しい梅雨気分で、この日は肌寒い雨模様。さすがに半袖一枚では過ごしにくく、一度タンスの奥にしまった長袖を取り出し出かけますが・・・さすがに冷やし系を食う気分じゃないね。冷酒ならいいかも。そんな考えで「麺屋さくら井」を一応目指したんですが・・・あれ？くじら食堂bazarの店先に、デカデカと冷やし限定の告知が目に飛び込んでくる！。その名も「鶏プル冷やしラーメン」。
何ぃ～鶏プルだと！？。プルっとした鶏が入っているのか？？、はたまた「Triple（トリプル）」と掛けて３種の鶏肉トッピングでも入っているのか？？・・・これは捨て置けぬ！。急遽予定変更で、鶏プルマジックに巻き込まれてしまいました。私の他にもこの告知をガン見してるオジサンが１名おられまして、しばし微動だにせず。私の近寄る気配がキッカケとなり、見知らぬ者通し仲良く入店。同じものを食らうのでした。
＜酒＞ サッポロラガービール赤星：これだけで訪問モチベーションが上がるのだ！日本最古の現存ブランド麦酒
とは言っても、この日のオレは一味違うぜ。平日でも休みってことさ！だから飲むぜ！今回もホント性懲りもなく、サッポロ赤星を召喚し、サービスのメンマをツマミにしながらグビグビと味わいます。
平日昼間に飲む酒は、少しばかりの背徳心もスパイスとなり格別に旨く感じる。泡だちやグラスの冷えた曇りなどもすべてが美しく感じる・・・これを気分開放というのでしょう。ええい！調子に乗ってもういっちょ！
＜つまみ＞ 鶏豚ＭＩＸチャーシュー：今日はお酒のアイテム！歯応えと風味の確からしさ感じる２種肉！
これから出てくる未知なる一杯と、トッピングでかぶるかもしれませんが、調子に乗って「鶏豚ＭＩＸチャーシュー」をつまみに追加いたしました。もうこれまで何度も食ってるお肉たちですが、酒アイテム専用と捉えなおせば気分も幾分か斬新。
いつもは鶏煮出汁に塗れた肉でなく、肉素材味をそのままいただく感覚でして・・・鶏肉は相変わらずコク深く滋味深いのですが、妙にさっぱりと美味しく感じていい感じ！。やっぱりつまみには最適な肉だった！。そして豚肉も同様で、いつも以上に素材の風合い豊かにも感じて旨し！。ボリュームも満足。もしもここに冷酒のメニューがあったとしたら、確実にもう一本空けていたことでしょう。まさに酒を進ませる仕上がりアイテムでございました！。
＜全体＞ Who Moved My Chicken? ～鶏肉はどこへ消えた？ 出汁だよ出汁の中！
スペンサー・ジョンソンの寓話じゃないが、やっぱり私は既成概念の中でしか「鶏プル」を理解できなかったようです。フツーに見えて想像を超えた一杯がやがて運ばれて来ました。それはこんな麺顔！。
おおお！鶏出汁の深みを感じる出汁全体がプルプル！トロトロ！。氷が浮かんでいるが溶けだす気配がないほど冷え冷え！。鶏は肉感としては全く姿を見せずで、これは笠岡式を謳う店としては裏をかいた展開ですな。そして野菜トッピングはキュウリの千切りのみという潔さも中々大胆！。全体的にレトロな風貌はキープしてますが、これはかなり挑戦的な試みでしょう。確か開店以来初めて限定メニューと考えますが、とんでもなくぶっ飛んだ一杯を繰り出してきた感覚で興奮を抑えきれません！。
＜スープ＞ ぷるぷる感＋トロトロ感な鶏出汁に煮干しが滲むスープ！出会いはスローモーション！
まずスープを味わおうとしてレンゲを沈めようとするが、笑ってしまうほどプルプルトロトロ！。レンゲの窪みに流れ込むスープの動きが、まるでスローモーションのように感じます。まさにスープとの出会いはスローモーション！なぜか中森明菜のデビュー曲を思い出すオレ：汗。
実に不思議なぷるぷる感です。いや・・・個人的にはトロトロ感かな。単純に鶏コラーゲンが固まったと考えにくい。動物系のコラーゲンならゼリーのように冷やすと固まりがち。これは魚でも同様で、いわゆる煮凝りやゼリーのようになりやすいと考えます。しかし、このゆったりとして重厚なトロトロ感は不思議で、ひょっとして植物系由来なのかと妄想と邪念が続くばかり。なら近年流行りの昆布水ならどうか？。実はそれとも少し違うと感じており、フコイダンの艶っぽさ、ローションのような滑らかさの通りとも少し違う気がいたします。あと考え付くのは、片栗くらいなんだがね・・・。それらが混じっているのかもしれませんが、このトロトロ冷え冷え状態を試してみるだけでも、価値があり！。ご意見を聞かせていただきたいっす！。
さて味わいですが、ご店主は「濃くなかったですか？」と帰り際に心配そうに伺ってこられますが、そんなことはありません。しっかりコク深いと感じますし、確かに鶏エキスの旨いは重厚で、醤油風合いとカエシのエッジングもいい塩梅。さらにここも意外なんだが、最初に煮干しが確かにアプローチしてきます。スープを味わう初動にふわっとそんなことを感じてしまいました。残り香は鶏コク一色なのだが・・・。そして酢は皆無。冷やし中華ではなく、コンセプトは冷やしラーメンというスタンスです。ちょっと終盤に味変しましたが・・・。
＜麺＞ 三河屋製麺：ぷる冷えスープ絡みまくり！冷えて引き締まっても素地の旨味感覚ありあり！
替え玉不可とのことです。でしょうねぇ～、この冷えプルトロトロ出汁に、バリカタ細麺は合う気がしない:笑。いつものレギュラーストレート細麺が、今回は冷やされてご提供。きっちりと氷水で冷やしてたような厨房の動きを感じました。
やはり冷やしても旨い麺だね。こんなに個性的なとろとろスープの中にあっても、しっかり麺の風合いとその甘味を十分に感じさせるもの。冷やすとキュッと引き締まった歯応えもしっかり表現されて、トロトロの中に淡くクツクツとした感覚あるもの楽しい。咀嚼の後にはしっかりと甘味も伝えるし、いい麺はやっぱりどうしてもいい麺なのです。
特にこのトロトロさだから、スープが絡みまくる！少々箸が重くなるのも寧ろ楽しくなってきて、にゅるるるるるるーーーーーっと肺活量をかけて啜りまくります。その姿が滑稽に見えたのか、紙エプロンをご用意いたしましょうかと途中になって尋ねられしまった：汗。ぷる冷えスープ絡みまくり！冷えて引き締まっても素地の旨味感覚ありあり！。この限定だけは・・・大盛で食いたし。特別に「替え玉」の食券を手渡せば大盛り対応してくれるそうです！。私は今回、その注意書きを見逃したため無念でございます。
＜キュウリ＞ 多少濃ゆめ？の味を調整し・・・麺と絡んで味わい易くて楽しめる役割！
冷やし系とくればやはり野菜トッピングはキュウリ！定番です。ところがここではわき役なしのキュウリのみと言う潔さ！。これ何となく計算高いと感じてしまいます。
まず、トロトロなスープにストレート細麺がめちゃ絡みつきますから、細かい千切りキュウリでないとこれらの絡みに付いてこれないと思うところ。茗荷や大葉の千切りも合いそうだが、香味が強すぎて鶏出汁感を大きくマスキングしてしまいそうだしね・・・。また結構スープがコク深いので、少し柔らかく感じさせるには水分多めのアイテムがよろしかろう。そうなるとキュウリの千切りはもってこい。実はこのように、多少濃ゆめ？の味を調整し・・・麺と絡んで味わい易くて楽しめる役割と感じ取れも出来て、勝手にセンスを感じて悦に入っておりますー。
＜チャーシュー＞ 前より旨くなってないか？しっとり感の中に軽い燻しのような香りと旨味が滲む！
前よりちょっとうまくなった？。少し吊るしで香りをつけた肉だと思うのですが、一層にナチュラルに感じるし、また肉質がソフト。噛むと肉汁がしっかりと感じ取れる部分も秀逸です。薄味なのに肉味がしっかりと伝わる！。そこをここではトロトロスープに絡めたりして、微妙なソース的味変化を楽しんでみました。おつまみで食ったのと同じ肉ですが、風味を少し変わってこれまた旨し！。
＜味変＞ 辣油：冷たい味にホットな味を追加！結構合うので個人的オススメ！
目の前にあるものは試したくなる。辣油があったので終盤になって少し試してみました。冷や汁に辣油ってどうなの？とは思ったが、案外これが合うと思います。
辛さと言うより、自家製スパイスの香り付けという雰囲気。刺激はトロトロスープに飲み込まれた感じで、軽い唐辛子と山椒の風味が加わり旨いじゃないか！。これは市販物じゃなく、自家製ならではの効果と思われますので、苦手じゃなく、好奇心ある方には少しオススメアイテムでございます。
＜味玉にハズレなし！＞ インパクトあるスープの中でいつもの温かみのある玉子味でほっこり！
ここでようやくいつもの馴染んだ味わいを楽しむ！。深すぎず浅すぎず、丁度いい塩梅の出汁浸透の味玉。醤油出汁感がゆったりと浸透して、半熟卵黄全体をしっかりと染め上げております。塩気がある中に甘味があるし、卵黄本来の濃密なコクも響いて超旨し！。
多少、冷えぷるスープと交りますが、これもご愛敬で少しばかりの味変アイテム。やはりどう転んでも味玉はトッピングの王者だね。やっぱり味玉の旨さにハズレなし！。
総じまして「鶏エキスをトロミで想う存分！煮干しも香る質実的ゼリー・イン・冷しラーメン！」
・・・と言う感動！。この夏は限定はこのメニューで押し通すのか？はたまた、ローテーションをかけるのか非常に興味津々といったところですが、発想力と意欲に満ちた心意気は深く感じる一杯！。今後大いに期待たかまりますし、トッピングを追加し変化つけてまた食いたいと思いました！。中央線界隈にこの夏またまた新しい冷やし系が出たよ！激しくオススメ！旨し！なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います！。
お粗末！と言うことで家族にも感謝しながら合掌！！今日も本当にごちそうさまでした！！！
