ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン4459】 貝出汁 中華そば 竹祥 (東京・吉祥寺) [期間限定] 特製牡蠣そば + 貝めし 小 + サッポロラガービール 赤星 中瓶 〜ベースの力強さ!味変の分厚い展開!パワフルに染みる崇高牡蠣そば!

貝出汁専門店が繰り出す本格的牡蠣出汁そば!

 


貝出汁 中華そば 竹祥 (東京・吉祥寺) [期間限定] 特製牡蠣そば + 貝めし 小 + サッポロラガービール 赤星 中瓶 〜ラーメン食べて詠います

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 少し前の実食レビュー・・・あしからず! 

 ちょっと思いがけず肩を痛めて整形外科へ行こうと休暇を取得。自分で思っている以上に身体は年齢を重ねているものだと痛感いたしました。で、そんな反省もさておいて腹が減ったので近場で昼飯!。吉祥寺界隈だったので、そうだ!久しぶりに三鷹大勝軒へでも行こう!と向かいますが、途中で「期間限定」「牡蠣そば」と言うメッセージを見てしまった。貝出汁中華そばの「竹祥」が限定メニューを展開中とのこと!。牡蠣とくればビビッと反応してしまう私です。牡蠣大好き牡蠣星人なので、初志貫徹などすっかり忘れて、店のあるビル地下へと誘われてしまいました。

 

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 開店時期に行ったきりでご無沙汰しておりましたが、その後コロナは一向に落ち着かなし、元気でやってるかなぁーと少し心配だったのですが、入店すると満席状態。アクリル板や消毒液など万全ですが、元々スペースが狭めなので店外の階段踊り場で待ってくれとのこと。むしろ客入りあって頼もしく思えます。コロナ禍で開店した店はどこも応援したい気分ですよ。
 
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<酒> サッポロラガービール赤星!これぞビールと言わんばかりの苦味!直後に広がるホップの香り!濃厚なれど後味スッキリ!昼酒は特に身体に沁みる旨さ!

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 食らう前に飲むぜ!だって仕事ないもん!券売機に「瓶ビール(サッポロ中瓶)500円」とあるから、黒ラベルで十分!と思ってたら、赤星が出てきたよ!。ハッピー!。絶対に赤星の出荷量増えてるはず。これまでで、こんなに赤星を見たことないもん!ところで先日、とあるWEB飲み会で話題になったんだけど、ラガービールって若い人はクラフトビールと同じ感覚で捉えてることが多いのね。ちょっと昔ながらのビールって感覚。そんな中で、キリンとサッポロだとキリンラガーの方が馴染みあるみたい。勝手に想像するけど、最初の苦味で好みが別れるみたい。
 
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 ズシリとした最初のインパクトが好きだな。これぞビールって感覚なんだけど、アルコール度数そんなに高くない。そしてインパクトはある。直後に漂うホップの香りもほどほどでいい感じ。プレモルなどはここから華やかな香りが立つので人気高いのもわかるが、赤星の場合は後味が意外とスッキリするから、最初のインパクトほど実は重くない。だから、2杯目3杯目も同じようにうまくて楽しめるよう・・・。私にとって、たくさん飲めるビールが赤星、そして黒生なわけです。
 
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<全体> 貝と牡蠣のエキス溶けこむ軽い乳白色の出汁!それを背景に煌めく鶏エキス!特に目に付く浅利つくねのプレゼンス!

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 麦酒のでいい気分。ここに少しでもいいから、つまみがあったらいいのになぁー・・・と思ってたところに配膳が完了。それはこんな麺顔です。
 

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 おおお!特製としての迫力と言うより、出汁の軽い白濁に意識が集中!。以前食した貝塩のニュアンスとは別もので、いかにも牡蠣エキスが溶けてると行ったもの。これは、牡蠣大好き「牡蠣星人」としては小躍りしそうな気分です。しかしその一方で、アニマルオフとは思えないキラキラした動物系の旨味が多数表面に浮かぶ。牡蠣貝出汁と鶏清湯のブレンドと思われ、タブルのコク深さを感じ取ってしまいます。そして漸く具材に目が行くが、艶かしい低温調理系のチャーシューはいかにも現代風でネオな一杯だと思うが、浅利を使った貝のつみれが目を引く。実はこれがこの店のアイコン的な役割を果たしており、竹祥と言えばこれ!ってな存在。今日も久々にこれ食いに来たと言う、微かに達成感もありましょうか。
 

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<スープ> ひと口目から塩気が引き出す牡蠣の存在感バリバリ!浅利と牡蠣のダブルの滋味を鶏清湯のコクが下支え!食べ応えあり!

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 軽くて薄い乳白色のスープは、透明なレンゲで掬うと一層柔らかく見えます。それを口に運んで味わいますが、見栄えとは少し裏腹でパワフル。牡蠣が染みると言うのではなく、牡蠣が力強く広がると言う感覚で、これは牡蠣好きとしてはたまらん!。これまで濃厚な牡蠣出汁もそれなりに食したわけですが、牡蠣のはらわたをイメージさせる黄緑色を感じさせることもなく、穏やかな色合いなのに牡蠣が濃ゆい。
 

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 なぜこんなに牡蠣が鮮やかなんだろうと・・・個人的な妄想だと、いい塩梅で塩気が牡蠣の旨味をぐいぐいと引っ張ってると言うことでしょうか?。決して塩っぱくはないものの、塩味との結びつきが旨さに響いていると思えます。また、牡蠣だけでなく、この店のベースストックである貝出汁も含まれていると思われ、貝出汁&牡蠣で旨味を下支えしているのではと、妄想が妄想をよぶ味風景が見事です。
 

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 それでも最終的にはさっぱりとしているから不思議。ここには鶏清湯がコクを与えて薄まることなく、全体を落ち着かせているように思えます。ううう・・・もっと早く再訪すべきだと思い返す次第。このスープは拉麺以外にも転用できそうで、例えば出汁茶漬け的に白飯にもかけると旨いに違いない!。
 
 

 

 
 
<麺> 麩配合の中加水ストレート細麺!序盤は軽く風味を感じ全体的に汁をバクバク吸い込む!出汁との一体感で滋味深さしみじみ旨し!

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 全粒配合のストレート細麺。加水は中程度で白い地肌が印象的。打ち込まれた麩がくっきりと見えて、個人的にはジラフのような麺だと感じてます。序盤にはふわりと麺の素地から来る香りがあって、さすが全粒打ち込みの麺だと思わせます。しかし、とても汁の吸い込みが得意なようで、バクバクと吸い込んだ後で全体がとてもしなやかになります。そうなると吸い込むのとは別に、麺が寄り添い汁を持ち上げるようで、益々出汁と麺の一体化が進む感覚。ズボボボーーーーっとレンゲをアシストさせながら、麺を啜ると出汁も巻き込まれるようで味わい高まる!。
 

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 出汁の旨味に塩気を含んだ牡蠣味が染み入り、麺の素地は受け止めて甘味を感じさせ、塩気と甘味を咀嚼で合わせながら旨さを楽しむ。この時に牡蠣だけじゃないんだなと感じます。油の貼り付きに微かな動物系もあるように感じるかも。一通り味わったところで、メンマや青菜、そしてチャーシューの小さい欠片を見つけては巻き込んで食らうのも一興。替え玉があるのならそうしたいところですがね。ビールとご飯もの合わせて、しかも特製にしたもんだから、自分で忖度して大盛にしなかったのを悔やむ。
 

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<チャーシュー> 豚鶏2種肉!半レア赤身の淡麗肉味に牡蠣出汁の塩気がマッチ!淡白旨味な鶏胸肉も出汁を吸い込み力を増す旨さ!

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 貝出汁と言う和風な味風景の中に、低温調理の半レアな豚肩ロース肉。レアっぽさが少し多めに残ると言う艶かしいタイプがスープの熱でゆっくりと色が変わって行きますまずは赤みが多く残る状態を一口先に頂くと、嗚呼、赤身の肉本来の味がしっかり味わえていい感じ!微妙にスープの塩気もヘルプして、ビールにとても合うじゃないですか。別皿で肉盛りなんてのも出せばいいのにー・・・と感じてしまいます。後半になって放置した肉を食らいますが、これもまた少し熱った感じに変化しており、塩気もより滲んだ上に牡蠣の風味がほんのりと移る・・・。一見、豚の赤身と牡蠣出汁が合うのかと思うが、ミスマッチな旨さ言うよりベストマッチと感じ入ります。スープのベースに鶏も入っているから、シナジーがうまく進むのかしら?。
 

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 鶏とのシナジーと言えば、もう片方の鶏胸肉。綺麗に整形されて美しい盛り付けです。これは鶏に鶏の旨味が滲む中に、牡蠣エキスが寄り添うイメージで、塩気の加わりもあってそのまま食らうより旨さが芳醇!。スポンジ効果もあって、噛み締めると肉汁が溢れ出す楽しみもあります。今では塩出汁系の淡麗拉麺には、多くのってるアイテムですが、どんなスープとも相性よろしく絶品なる旨味かと!
 

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<浅利つくね> 名物アイテム!貝のワタすら感じるブツ切り旨味!出汁を吸い込みジューシー貝旨味!

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 これが楽しみ!浅利の身を粗めにぶつ切りにして丸めたんでしょうが、つなぎは無しなのか・・・浅利全てを味わえるようで、これは冷酒にも合いそうです。以前は少し汁気が少なく思った記憶あって、一旦スープに沈めてから食らいましたが、いやはやこれが貝と牡蠣のエキスが芳醇で濃厚となり、想像以上に味わい深し!。まさに貝がジューシーに味わえると言う展開です。
 

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 一番気に入ってる店は、浅利のクチやはらわた部分も丸出しなぶつ切りであること。身も当然入っているがこれも剥き出しのような部分が残っているので、噛み応えも演出しているようです。旨し!次回は特製盛りをやめて、浅利つくね増量で行ってしまおうかと今から画策しております。これは激しくオススメ!
 
 

 

 
 
<味変化> 何と貝出汁!牡蠣エキスにバター!溶かすとマスキングするどころか別の牡蠣味として生きる!

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 今回の一番のポイントは、牡蠣のインパクトでもなく、浅利つくねでもなく、実はこれ・・・味変に使ったバター。くどくならないかと一瞬思ったが、後半に一気に全部入れてしまいました。牡蠣の風味をマスキングしないかと不安もあったんですが、いやいやどうして!むしろ牡蠣をより感じる???。別の牡蠣味へ変化したような感覚で、新たに牡蠣味を楽しめることとなりました。
 
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 牡蠣の滋味がコク深くなり肉厚にも感じる旨さに昇華!。少し洋風に転じた味?なのかもしれませんが、これは見事な味変でありました。全部じゃなく、半分少し多めがベストな量かもしれませんが、後からご飯ものとのコラボを考えれば全部でもok!。
 

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<味玉にハズレなし!> 見栄え穏やかな薄出汁感覚!味わうとカエシが効き目で凛々しくも濃厚な味わい!

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 全く前回食った味玉の記憶がないままに食らうと、おおお!こんなに凛々しい味わいだったかと驚きです。ジュレ部分とトロミ部分は半分半分。薄出汁の深い浸透はよくある王道ですが、カエシが効き目に浸透しているようで、卵黄の味わいがどこか凛々しいイメージ。出汁のカエシが微妙に多めに効いているので、濃密な卵黄が明るくキリリとしたように感じました。
 

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 へへへ・・・こりゃいいや!と思って、卵黄にカエシが効き目な部分を、芳醇な牡蠣の出汁に浸して食らってみましたが、これはこれで卵黄に牡蠣ってのも悪くないのね!改めて旨さを堪能!嗚呼、味玉の旨さはハズレなし!。
 

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<他具材> 個性ある出汁の中に浮かぶメンマと青菜!ほっこり感と清涼感を与えてくれる箸休め

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 ここまで語るつもりは無かったが、随分と個性的な味展開が続いた中で、丁寧なれどオーディナリーな味わいを見つけると、やはり気分はほっこりします。青菜は少し柔らか目な仕上がりで、それ故に青菜らしい清涼感の中にも甘味あり。また太めなメンマは薄味あっさりタイプで、繊維質はきめ細くてサクリと小気味よく千切れるのも快感!。これもお酒のアテになるタイプ!。
 

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<〆飯> 貝めし!まさに浅利の旨さが詰まってる!残ったスープをかけて食らうと激しく旨し!オススメ!

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 さて〆の貝めし!。気のせいか、ちょと浅利感がましてると思うのだが!。この店に来てここまで辿りつかねばもったいないと思う展開でした。貝出汁の炊き込みご飯には違いないのですが、フツーに思うしっとりした感覚よりは多少パラっとした感触。そして薄味仕立てで、米と浅利の旨味を素直に噛み締めて味わうタイプです。つまり、人によってはあっさりすぎる?薄味?と思うかもしれません。しかし、それは流儀として提案したいことがありまして・・・・それは「残った出汁をかける」ことなのです。
 

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 透明なレンゲで2さじ程度で十分。パラっとしたご飯粒が、やがて軽くしっとりし・・・そこを箸やレンゲで少し混ぜ合わせながら食らうと、まさに浅利の滋味ワールドの展開!。浅利つくねと同様に、浅利身の全てを感じるような炊き込みご飯に、出汁の旨味が重なり合い、炊き込みご飯のようでもあり、貝出汁茶漬けのようでもあり、これが旨い!。小サイズとはいえ満足量あり。これは絶対に出汁をかけてから食して欲しいと思う次第です。
 

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総じまして「ベースの力強さ!味変の分厚い展開!パワフルに染みる崇高牡蠣そば!」

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 ・・・と言う感動の嵐!。近年、貝出汁をウリにしている店は徐々に増えてると思う中、牡蠣をはじめとする貝パワーをまざまざと感じさせる一杯。季節によりどんな貝アレンジが出てくるのかも今後楽しみ。吉祥寺駅東側アトレから出るとすぐそこ。お買い物や通勤途中にサクッといかが?激しくオススメ!旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつもの通り締めたいと思います!。
 
 

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 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 
 

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