ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン3710】 丸長 荻窪本店 (東京・荻窪) つけそば 〜いつ久しく昭和の旨さよ!令和の時代に昭和オヤジも平成小僧も皆魅了!

令和の始まりに昭和の名作を!!
 大型連休どこにも行かず自宅でゴロゴロ。せめてやったことは、自宅の掃除とカビ退治。その「カビ退治」にとても有効的なツールを手にれた為、妙にハマってしまったではないか!。そのとある中性洗剤にハマりすぎて、新しく買ったのがあっという間に使い切ってしまった・・・。東急ハンズでしか手に入らないので、面倒だがわざわざそれを買いに新宿まで、中央線で往復してしまいました。(そんなオススメな防カビ洗剤は末尾にてご紹介)
 

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 中央線下りの車窓。荻窪駅手前でスピードダウンしたところで、オレンジ色の屋根が目に入る。・・・・丸長荻窪本店のそれだね。ぼーっと眺めてたら、「今日は並びが少ないな」と頭に浮かびます。だって時間がほぼオヤツタイムですからね。最近行ってねーなーと考え出したら、もう体は自然とホームに降りていて、どうしようか迷っているふりしても足は、丸長へと向かっていきます。嗚呼、今回も途中から予定調和のように訪問して食う羽目にしたもんだ・・・。
 

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 さて今日は・・・娘さんがいるみたいだかから、今日は正面から入るか・・・・。以前、通りすがりの人から注意されたことがあるのだが、こちら「丸長荻窪本店」さんは、たまに正面入り口じゃなくて、厨房裏口から出入りすることもある。厨房を抜けてカウンター席へと向かうのが、初めてならドキドキするよ。どうもそれは、人手が足りないときの対応らしくて、たいそう面白がってたオレ。丸長を知りませんでした・・・。
 

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<全体&つけダレ> シンプル&レトロなようで・・・胡椒と酸味のキレが一周回って複雑&斬新!
 
 しかしそれにしても、今でも大繁盛な店内。お弟子さんたちはみな、とうの昔に独立してそれぞれ長く頑張っておられる。ご店主も相当年季を感じますねー。本当にいつまでも末長くお元気で活躍してもらいたい。とは言え少し先行きを正直心配してしまうんですが、丸長本店はいつまでも、伝統とこの味守りたいよね・・・。などと勝手に老婆心してたところで、またいつもの麺顔が運ばれきます。それはこんな感じ。
 

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 おおお!これまた「いぶし銀」の渋さすら覚える落ち着き払ったレトロ感。完全に流行に背を向けた主張と、流行に疲れた者達を癒す優しさに溢れているではありませんか。オヤジ世代がこれを求めて行列をなすのが良く分かる。しかし若者がこの行列に時々混じっているのが不思議だったんだが、この「癒しのパワー」「癒しの味わい」が引力だったわけね。時代を超えて愛される店とはこういう事。配膳されたと思ったら、もうオレは既に猛然と食ってる最中に意識が飛ばされてた。まさに「キングクリムゾン」的魔力も持ち合わせるレトロつけそばと言えましょう。
 

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 このつけダレが何と言っても「丸長」系そのもの(だって本店なんだもん)。東京でレトロな「つけそば」と言えば、東池系よりこんな姿。中野大勝軒のスッキリしたつけダレか、こちら丸長系の胡椒まみれの肉汁醤油つけダレですよ。中央線利用者はそのどちらもアクセス容易なのですから、実にありがたい。さて今日は何となく気のせいか、胡椒のふりかけワイルド感がおとなしめ。もっと器の内側の壁に大量に貼りつくこともしばしばです。
 

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 元祖つけそばのタレ。東京レトロと言えば「醤油の凛々しさ」をイメージしがちですが、いやいや真逆。濁りまくった醤油感覚で、むしろクリーミーと言った方が近いのかもしれません。確かに全体的には醤油色だが、胡椒以外にもエキス感がありあり。メンマなんだか肉なんだか、ネギ薬味なんだか・・・。ともあれエキスの集まり。初体験の人ならさぞ塩気が高いと思われましょうが、実は「甘み」と「酸味」が高いんですよねー。
 

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 「甘み」と言うと本当に砂糖的な甘さと思われても困る。肉の脂的甘みとお伝えしたい。チャーシューを作るときのタレを少し流量しているのでは?と思えるほどで、これは刻みチャーシューが多く入っていることから、そんな錯覚をしているだけかもしれない。そして「酸味」はご存知「お酢」のこと。甘すっぱい感じを表現していますが、割とその酸味が強めと個人的には感じてます。しかし、ベースに豚骨エキスが含まれているためか、その酸味がとても円やかにすら覚える次第。ちょっとクセになる味で、麺を絡めるだけでなく舐め回したい気分になるが、元から少し少なめな設定ですから、後でタレが無くなって困るので注意です。
 
 

 

 
 
<麺> 丸長系の基準はこれなのだ!粗熱抜けて貼りつく地肌にモチモチ弾力!漆黒の醤油ダレが一気に明るく感じる食感!
 
 もう何度も見飽きたほどの、多加水系もちもち麺。グルテンにも風味を感じさせるようで、大衆的気楽さはあっても、安っぽくない質感と言えましょう。今回の私はオヤツ代わりに食ったので並量ですが、周囲の年上オヤジどもは、大盛りが定番のようで嬉しそうに、カッ食らってます。見ているだけで気持ちよくなるくらいに。
 

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 水切りが超完璧!。それでいて地肌の瑞々しさはキープ。完璧に漆喰のような滑らかさでツヤツヤしているから、一見は汁で濡れても抜けが多そう。ところがガッツリとつけダレをキャッチです。まぁこれは麺の特性というより、これだけ素材をぶち込んだザラザラしたつけダレなら、多めに貼りつくさってなことかな。タレを吸い込んだりはほとんどしません。ただタレとの絡みつきが良いので、甘すっぱい味と、麺のグルテンの風合いが良く合う!。胃もたれしないどころか、ずっと啜り続けて食い続けていられるゼロキロカロリータイプ。
 

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 トッピングの刻み海苔が、トレードマークのように見えていて落ち着く。別にこれが風味を高めるなど、期待しないし、単なる飾りで機能的じゃないと思ってました。ところが・・・この刻み海苔は、麺に張り付いてからつけダレに沈められてからがいい仕事をするのかも。刻んだメンマや薬味をよく乗りが絡め取ってくれますから、意外に重宝。
 

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<具材> 全ては麺との絡みのために・・・刻みの細かい肉とメンマが馴染み易い
 
 そんな麺と絡みやすいように工夫されたのが、つけダレに入っている具材たちです。刻みまくって原型とどめないチャーシュー。胡椒まみれて酒のアテになりそうでならない。メンマも小ぶりでスリム。薬味のネギはネギ星人なほどに多く投入されてます。なのでつけダレのほぼ60%は具材で占められていると思われ、つけダレと言いつつ、タレはマイナーかもしれません。
 

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 箸ですくい上げると、もう渾然一体化しすぎて、何が何だか分からん。ただご飯のお供には確実になり得る旨さ白飯に乗せて食うと実に美味そう。そんな気分で締められた中太麺を多めに絡めて食うのがたまりませんな。ほぐしチャーシューと、薬味ネギが混じるだけでもうまいのに、豚骨エキスとメンマの歯ごたえもバックアップですから・・・実に不思議な美味さですね。
 
 
 
 
総じまして「いつ久しく昭和の旨さよ!令和の時代に昭和オヤジも平成小僧も皆魅了!」
 
 ・・・ってな感覚。これはもう少し頻度を上げて食い続けたいなと深く感じる一方で・・・・、都内にまだ未訪問の丸長系ってまだどれだけ残ってるのかが非常に気になる。ちょっと活動テーマとしてまた掲げておきますので、別途まとめて報告したいと思います。そんな興味が尽きない味と文化。応援というより、また勉強気分で訪問させていただきます。そんな気分で、とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。

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 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 
YouTubeにまとめてみました!

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ラーメンマニア (エイムック 4273)

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