でき心に恋心!好きさ荻窪丸長系!
2月は年度の落着追い込みとか、来年度の準備や仕込みとかでただでさえ忙しいのに、プロジェクトの佳境だったので死にそうでした。2回あった3連休も結局そこそこ仕事をしてしまったし・・・そんなこんなで健康管理時間をこれ以上増やさないように平日にお休みー。こうなりゃ「みたか」で昼酒あおろうと思い開店前に行くが行列で凹む・・・。「丸幸」は11:30開店なのでそこまで待てない。ってな感じで自分なりに機転をきかせて、久しぶりに「でき心@吉祥寺」へとやってまいりました。
いやぁー・・・なんてったって荻窪丸長の再現度半端なしの店ですからね。ここもビールは、サッポロ・アサヒ・キリンと一通り揃っている優れもの。それに生ジョッキだってある。居酒屋の業態変化だけあるね。そんなこんなで、3月4月を控えて英気を養いましょう!。
<サッポロ赤星> 眺めるだけで安寧のラベル!注ぐと泡立ち!図太い苦味と仄かな清涼感!後口にふわっと過ぎる甘味?
でき心のプリントグラス。この形状はどうしても泡立つのよね・・・。傾けながら注ぐのが必定でしょうが、撮りながらだと泡立ち過ぎてしまうのは仕方ないですー。以前は小ぶりのグラスだったハズだがまぁいいでしょう。
しかしこの泡立ちもろとも喉に流し込むのが楽しいわけです。泡好きビール党なら分かるかと(ウチの嫁がそう)。眺めるだけで安寧のラベル!注ぐと泡立ち!図太い苦味と仄かな清涼感!後口にふわっと過ぎる甘味・・・あゝ毎回楽しませてくれるブランドです。
<おつまみ盛り合わせ> 豪勢な2〜3人分の量感!しっとり豚バラ肉とさっぱりメンマ!刻みキャベツと共に!
つまみ盛り合わせの割には高けぇなぁ・・・と思いつつ、ケチって後悔するくらいなら食っとけ!って感じで注文したのですが、出てきたものは値頃感ありありでございました。そばに白飯茶碗がもしあったら焼豚定食ですな。そう言えば今は無き荻窪丸長本店のチャーシュー皿も迫力的だったっけか。
まず肉が圧倒的。つけそばに入ってる豚肉はロースの千切りですが、こちらは豚バラ肉で全く質感が違います。実にソフティーで脂身の甘味をしっかり感じる薄味タイプ。そこにブラックペッパーがかかっており、この香ばしさと軽い刺激が肉の旨さに激しくマッチしております。練り辛子を絡めて食うとまた旨し!。酒が進みまくるじゃないか!。軽く赤星を空けてしまったー。
またメンマも良いね。つけそばに入っている時は気が付かなかったが、結構さっぱり系なフレッシュ感ある様子でした。これも薄味で素材の旨さを感じさせるもの。サクサクポリポリとした歯応えも楽しく、これもまた酒を進ませるに十分な役割を果たします。
全体的にボリューミーに押し上げているのは刻みキャベツ。軽く醤油ダレがかかっておりこれがまた合う!。豚バラ肉で巻き込んで絡めて食うと最高です。もうこの一皿だけで小腹が張ること間違いなしの満足感!。
<サッポロ黒生> 中ジョッキ!つまみの旨さにハマってしまって思わず追加注文!生ビールの風合いもまた楽し!
つまみの途中で赤星が空いたので2本目とも思ったが、なぜか黒生中ジョッキに変更。ビアホールも何年も行けてないが、その味わいを思い出させてくれますね。生ビールらしい風合いときめ細かい泡立ち!。凍りついたジョッキに注がれて見てるだけで興奮!。この日は調子に乗ればもっと飲めそうな気足してたー。
<全体> 丸長彷彿の小ぶりなつけだれ!レトロな気分にさせる中太多加水麺!昭和滲む麺顔!
いつもならチャーシューつけそばと行きたいところですが、おつまみ盛り合わせで結構肉を食い過ぎたので、デフォのつけそばを召喚です。おおお!これまた荻窪丸長のルックス!。今となっては荻窪の近くで丸長系を味わえるので貴重な存在です。
つけだれも麺も丸長オリジナルにかなり近い!?と見まごう再現力!!。レトロな気分にさせる中太多加水麺で、昭和が滲む麺顔!。このつけそばオンリーのメニュー展開ですが、後から客が来るわ来るわですっかり地元に認知されておりようで何よりです。また安心して来れるかと!。
<つけダレ> 豚のエキスと醤油の強さとペッパー感!酸味と甘味のバランス感が丸長オリジナルを彷彿!
近年、荻窪丸長系な味わいがポツポツと都内でも見かけるようになり、全部追いきれてないけど、それなり食ってきた中ではこれがオリジナルに近いかと、自分勝手に妄想しております。その甘酸っぱい味わい動物系やら乾物から滲む旨味と甘味が、酢とナイスバランス。やっぱりシンプルな旨さという印象です。やはり酸味がいいね絶妙です。
醤油つけダレは、豚肉と野菜が丁寧に長時間煮込まれた感じで、微妙に乾物の旨味も溶けてる感覚。そして醤油の塩気と胡椒の刺激も大切で、その塩気と刺激が、甘酸っぱい味わいと絡み合います。比較的ペッパーを多めにしているところも、荻窪を感じさせ、食欲を刺激する香りを醸し出してますね。やっぱりこれ好きだわ!
<チャーシュー> デフォルトでも満足ボリューム!煮豚タイプの豚ロース細切り!タレに浸る肉味が旨し!
このつけダレに浸る豚肉も丸長系そのもの。見るからに煮豚タイプ。分厚めスライス&カットで揃えられてます。部位はロース。赤身の肉味をシンプルに感じる味わいで、噛み締めて楽しみます。少し煮られて抜けたようなところも、素朴と感じます。おつまみで食した豚肉とは全く違う展開でこれも旨し!。
<麺> ライトな滑り!弾むモチモチ歯応え!甘酸っぱい醤油ダレと胡椒を貼り付け焼豚絡めて旨し!
透明感すら覚える乳白な色合い。無造作に散らばった刻み海苔と、つけダレに溶けたペッパーが地肌に貼り付く様が旨そうです。そしてノスタルジー感を高める様子。麺の密度は高くなく、むしろもちもちと弾むような歯応え!
モチモチと噛み締めたあとでクチリと潰すと、柔らかい麺の風合いに、甘酸っぱいタレが絡みつつ・・・胡椒の刺激が広がるような味風景。意外と単調に感じることなく飽きずに食えます。そしてやっぱりチャーシューやらメンマと絡めると格段に旨いよね!。具材に絡めて食らうべしかと!。
<スープ割> 甘酸っぱく豚と醤油のコク深いつけダレが淡い魚介出汁が風雅に溶ける!
空いた麺の皿の上につけダレ器を乗せて、店奥の厨房横へ向かう。そして注いだのを受け取るスタイル。荻窪丸長系スタイルでブーメラン形式で返されます。
このスープ割りも実に楽しみ!。甘酸っぱく豚と、醤油のコク深いつけダレが、淡い魚介出汁が風雅に溶ける旨さでございます!。ここまで辿り着いて心も落ち着きフィニッシュ!。
総じまして「一番オリジナルに近い荻窪丸長系?しかも麦酒も揃いおつまみ盛りも迫力!一回寄っとけ!」
・・・と言う感動の嵐!。荻窪丸長が無き今とても貴重な存在感です。居酒屋の昼だけ営業というハードルの高さはありましょうが、土曜日の吉祥寺で昼酒絡ませるにはもってこいかと!。それに年度末新年度で忙しくなる中で、こんなノスタルジーな一杯が落ち着くと思われます。そんなレトロな旨さとその一杯!激しくオススメ!旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!