ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン3703】 中華そば しば田 (東京・仙川) 味玉チャーシュー煮干しそば

暇だから・・・超行列店に並んでみた〜
 

 

 特大な大型連休。いろいろやること決めないと、休み明けダメダメ人間のまま、社会に復帰できなくなるかもしれない。もうそんなこと感じてるマイナス志向なオレです。少しでも日々にやる気を起こさせようとするなら、いいラーメンを食うのが一番手っ取り早い。ラーメンに決めるまではステレオタイプななですが、そこからがなかなか決められないジレンマを抱えます。とりあえず、この日の用事とそのエリアでランキングトップなとこ行っとけ!と言うことで決めたのが、「中華そば しば田」さん。記録では約6年ぶりです。
 

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 知ってる人はしている、ご店主は元「音麺酒家 楽々@吉祥寺」のメンバー。いい店だったよなー。中央線利用者だから、一時期よく行ってたんです。一度だけ限定で牛テールのラーメンが出て来て、これが度肝抜く美味さだったのが記憶に残ってる・・・。閉店後、メンバーの方々はそれぞれ展開されてますが、また活動をツイッター等でチェックして応援したいな。
 

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 とにかく折角の超人気店に来たのですからね、ここは思い切って一番高いやつを食らって、平成最後の日を盛り上げましょう。中華そばか、煮干しそばか、すごーーーく迷ったんですが、香りに負けて煮干しに決定。特製に当たる「味玉チャーシュー煮干しそば」とさせていただきました。しめて1,130円もしますが、なぜかそんなに高く思えないのは、最近「神名備@西日暮里」へ行って来たばかりだからか?(微笑)。
 
 

 

 
 
<全体&スープ> 香りにすら透明感ある煮干エキスの崇高さ!醤油のカエシが一層ニボ旨さを上品に引き出す感動の旨さ!
 
 さて、気合い入れて来たものの、コインPに手こずってやって来たのは開店30分前。嗚呼やっぱりね・・・開店一巡目は逃しました。しかしある意味それでもラッキーだったと思えるのは、開店時刻では40名前後の長蛇。それが行列進み出しても衰えないから恐ろしい。結局並び初めて配膳を迎えるまでに、ゆうに1時間はかかってしまいました。この日も雨だったし妙にじんわり体が冷えている。そんなオレを迎える麺顔はこんな感じです。
 

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 おおお!これは見事な煮干の香りを運んでくる!そばにやって来ただけで香りに包まれる思い。そして全体にまるでオーラがかかったような迫力ある美しさ。デザインとしては素朴な見栄えながら、どこか吸い込まれるような透明感に包まれる煮干しそば。もはや魔力と言っても差し支えなし。
 

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 通常なら肉からかっ食らいたいところだが、あまりにも煮干が香るのでスープに食指が行き着く。レンゲでスープをすくい取り、慌てて口へと運んでみたところ、キレッキレな淡麗煮干の香り高さが広がる。思わずウメェと声が漏れそうになるね・・・。分類的には「淡麗」煮干しそば。しかしこの淡麗の深さには、相当量の煮干しが投入されていると思え、パワーすら感じます。その反面、見事なまでのエグ味排除であり、ニボっとした風味が濃ゆいのに、まるで関西のうどん出汁の如く優しい味輪郭。
 

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 またベースにある鶏ガラの清湯仕立ても実は素晴らしいですね。動物感の食べ応えであまり出しゃばらないところがよく、脂の色気を極力抑え気味にしているような、大人しさがむしろ好印象。それにより、他の昆布等乾物系の旨味が、マスキングされずにしっかりと感じ取れ、全体的な滋味が広がっているように思えます。
 

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 一通り固形物を胃袋に収め切ったあと、ゆっくりと煮干出汁に集中して味わいました。ここで気がついたのは、汁だけだと醤油の輪郭が明確に感じられること。この煮干出汁の醤油ブラウンは優しい透明感。単に薄口醤油や生醤油だけでこんなに透明感や優しさが表現できるのかが不思議なほど。とても柔らかい透明さで、この醤油感なら、もう一方のメニュー「中華そば」もかなりイケてるはず。ますます興味が尽きません。
 
 

 

 
 
<麺> 三河製麺: 軽く全粒打ち込みで密度感やや低め!素直な麺の風合いにじわじわ汁が浸透する旨味の展開!蕎麦のようにツーーーっと啜る!
 
 かなりスリムなストレート細麺。加水はやや低めと感じますが、密度感が低く、全粒粉を少し打ち込んであります。微妙なざらつきを感じさせるところが印象的で、ちょっとした「蕎麦」ライクな啜り心地がいい感じ。茹で上げ時間も短めと思え、表面が軽く透明感出たところで十分と思われます。
 

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 まさにこの麺の歯切れが楽しい!。クツクツクツクツーーーっと実に前歯で小気味よく千切れ、奥歯へ運んだ瞬間でクチリとすぐに潰れてゆきます。それら一連でも麺の風味感が心地よく、啜った後と潰した後は煮干出汁の旨味を知るといった感じ。淡麗煮干系ではよくみられる麺タイプですが、これは広く万人にウケるはず。RDBの情報では130gとのこと。通常なら物足りなさを少し感じるところですが、妙にトッピングで腹が満足したのか、そんなに不足感はありませんでした。炊き込みご飯が150円と格安なのもあって人気。これとセットで食するのが一番正解だったのかもしれませんね。
 

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<チャーシュー> 香りと旨味がしっかり染みる上質低温調理ポーク!思わず酒を流し込みたくなる迫力!
 
 自分の中では淡麗煮干の店・・なのですが、結構に肉ボリュームがある店。両となりの多客のデフォルト麺顔見てもかなりの肉量に見えました。チャーシューメンの場合、下に下にと埋もれているので、6枚くらいはあったのではなかろうか。肩ロースの低温調理なタイプ。周囲の部分はより深く味が浸透しており、ロースト豚かと思うほどナイスな香り高さです。
 

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 6枚もあると、一口に肩ロースと言ってもいろんな質感があり、濃い味、なめらかな味などいろいろ楽しめます。そしてどこから歯を入れても安易に千切れる。脂身と赤身のバランスもよく、煮干スープのビター感とも風味がよくマッチします。熟成感すら覚える風味がいいため、これは酒にとても合うタイプかと!。行列店なのであまり酒でゆっくりするとヒンシュクを買いそうだが、缶ビールくらいは絡めたかった(クルマで来たから諦める)。
 

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<味玉> しっかりと深く浸透しながらどこかフレッシュな醤油系の風合い旨し!
 
 味玉が柔らかい仕上がり。白身のフルフルとした部分が妙に印象的で、歯を立てた瞬間に柔らかいものだから、きっと卵黄が緩いのだろうと思い噛みちぎる。すると案外ハードジェルな卵黄でトロミも粘る。白身は柔らかくフルフルしながら出汁の味がシンプルで旨しでした。それは少し醤油の輪郭を残すようで・・・しかし色合いが薄いから不思議だ。白醤油なのか??。卵黄は深く熟成したような色合いと粘りですが、甘みを感じさせるタイプではなく、塩気を薄く感じさせます。この塩気にも醤油ダレの雰囲気あり、妙にご飯との相性を感じさせます。これは炊き込みご飯に移し替えて味わっても美味かろう!
 

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総じまして「平成を彩る淡麗煮干しそば!令和も続く煮干し名作!ニボシスト履修必須アイテム!」
 
 ・・・と言う感想。全体を通して、最近になく淡麗系煮干で唸った一杯。もうすでに中華そばへの誘惑にハマっているオレ。令和を迎えて気合い入れってな口実で、近いうちにまた来ようかしらん。もしそうしてたら嗤ってください。そんな阿呆な気持ちにさせる美味さを讃えて、とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。

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 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にご馳走様でした!!!
 

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