ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン4081】 中華そば 梟 (東京・蓮沼) 白しょうゆ 中華そば + ワンタン 〜上品かつ確かな満足感!煮干しの優雅さ映える白醤油出汁の崇高拉麺

オレにマスクを売ってくれ・・・・今年の花粉はつらい
 


中華そば 梟 (東京・蓮沼) 白しょうゆ 中華そば + ワンタン 〜ラーメン食べて詠います

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 ほんとに年明けから、マスクを売っているところを殆ど見たことがない。新型コロナの影響で、花粉症重傷者には大変つらい状況となっております。私は鼻に強く症状が出るタイプ。激しい鼻づまりと鼻水、そしてくしゃみが止まりません。薬で抑えるにも限界があるようです。こちら梟のご店主は、花粉が目にくるタイプのご様子。Twitter でつらさを表現しておられましたが、ちょっとこの界隈を通り過ぎるついでに、同じ悩みを持つものとして、応援がてらに行ってみよう!昼飯突撃してみました。
 

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 いつもながら、チビTシャツが吊ってあるのが目印。東急目蒲線「蓮沼駅」にピッタリ寄り添う立地です。立て看板がなかったら、外見はフツーの家ですな。この日は、限定麺が味噌ですごく惹かれたものの・・・オーソドックスに白醤油をチョイス。ワンタンものせてみました。
 

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<全体> 春を感じさせる白醤油出汁の緩やかな表情・・・煮干しも甘く香るよう

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 店に入ると先客3名。一番奥の席に陣取り、早速鼻をかむ体制。セルフで水を回収するついでにテッシュを2枚ゲットして鼻チーン連発。すかさず薬を飲んで点鼻薬を鼻孔に噴射!。こうでもしないと折角のラーメンの香りを感じ取れないっす。(苦笑)一通り準備が終わって暫くしてから、案外早くに配膳が完了。それはこんな麺顔でした!。
 

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 おおお!これはまた柔らかい華やかさ!まるで春を感じる品のある穏やかさじゃないですか!白出汁の色は琥珀に輝く一方で、煮干しのエキスも十二分に感じさえる軽い濁りは、まるで春霞のよう。こういうの淡麗系というのかもしれないが、とても温かみを感じるのがイイね!。そして煮干しが仄かに香るのがナイス!。花粉症で鼻が本調子でないのが実に悔しい!
 

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<スープ> 鰺煮干しの軽やかな甘みと微かに響く香ばしさ!エキス感ほどよく優雅な煮干感!

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 出汁は魚介系中心。香味油には少し動物系の余韻を感じるが、ほぼ塩気と甘味の煮干しがゆったりと浸透しております。これは「鰺煮干し中華そば」の白醤油版だと思っていますが、合ってるのかな?。煮干の感覚には、ニボっとした感覚が実に低くてないに等しい。苦みは香ばしさという感覚で、旨味の輪郭にチリっと感じる程度。白身魚系の煮干に近いものを感じるので、何となく鰺煮干しをイメージしてしまいました。
 

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 それにしても、上品で落ち着きがある。そしてしっかりと味わいが肉厚で深い。これでもしアニマルオフだったらすごいね。食べごたえすら感じるので、鶏ガラが滲んでいると思うけど、とてもサラサラいていて脂の重さがないところが秀逸です。ところどころ、ワンタンが破れて豚肉の汁が混じったり、チャーシューの風味が移ったりしますが、後半には麺の風合いも吐き出されて混じるため、白濁がやや進み甘味が滲みだす・・・まさに春霞が花吹雪のように味が重厚ですよ。ちょっとしたことだが、玉ねぎの微塵切りが煮干感を少し高めるね。上品な煮干感が、玉ねぎ風味で余韻が確実に広がります。また今回のスープは少し熱めに感じたのも好印象。お酒もスープも、やっぱり熱めが好きなオレです。
 

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<麺> 淡麗で上品な風合い感じる中加水ストレート細麺!汁を吸い込んで旨味が滲む感覚がいいね!

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 麺も旨いね。見るからに上品で練り水の反応も穏やか、淡麗なクツクツ細麺に見えるが、芯を感じさせる歯応えではありません。麺の風合いがしっかりと感じ取れ、麺としての旨味が伝わる・・・。これが意外と汁を吸い込むスピードが速くて、中盤以降は吸込み切った感覚です。
 

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 しなやかな腰つきで、滑らかな地肌だからズボボボっと勢いよくすすり上げると、少し火傷してしまった(笑)。割と麺同志が絡んでまとまるが、汁を持ち上げるほどピタっと感がないかも。その代り吸込み力がいいところを、前歯でプツプツと噛みきったあとは奥歯へ運んで潰します。既に汁と麺風合いが一体化した旨さがあり、一気に唾液が溢れる~。旨しと感じたところで気が付いたら飲み込んでおりました。感覚的には140g前後。麺大盛ボタンがないところが残念だが、汁で白飯食うのがオススメかもね。
 

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<チャーシュー> 今や王道?低温調理系の鶏豚2種肉!白出汁が染みて上品な味わい!

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 もはや驚かない・・・低温調理の鶏胸肉と豚肉。日頃焼き鳥屋へ行っても、塩の胸肉しか食わないオレだから、こういう鶏胸肉大好き!。じつは平成の後半以降、鶏胸肉のチャーシューが爆発的に増えたが、ウェルカム過ぎなのです。これもパフっとした肉感の仕上がりが最高で、淡麗かつ優しい白醤油出汁が浸透して、肉感覚と出汁の塩気のバランスが良くてとても旨かった!。
 

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 豚肉は肩ロースというよりは、リブロース??背中に近い部分なのかは不明。赤身主体の旨さが中心で、周囲にまとまって脂が付くといった感じ。これも汁いしっかりと沈ませてから奥歯で噛み締めると旨いです。肉繊維の溝にしっかりと出汁が浸透し、噛み締めるとジューシー。実に上品な旨さを堪能です。
 

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<ワンタン> ちゅるっと啜り入れ・・・豚挽肉餡のゴツゴツ歯応えを楽しむ!

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 いつもは味玉なんだが、固ゆでなので何となくワンタンへ切り替え。実にオーソドックスなスタイルで、親指の先ほどの肉餡は、豚の粗挽き。シンプルな塩味だが、スープを吸い込むのか絡むのか・・・実に合わせた味が旨しなのです。オレが少し箸で皮を破いてしまったせいかもしれません。皮も尾ひれのように楽しめて、ちゅるっとレンゲで啜り食うのが実に快感!。これあるだけで上品なワンタン麺としてグレードアップ感が楽しめました。
 
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総じまして「上品かつ確かな満足感!煮干しの優雅さ映える白醤油出汁の崇高拉麺」
 
 ・・・と言う感覚。煮干し感と白醤油感覚が実に優雅にまとまった一杯でございます。ある程度の年配の方なら絶対に気に入るはず。蓮沼駅からダッシュで5秒の好立地。真面目で真摯な姿勢が実に味にも表現されてますので、蒲田界隈から一駅足をのばして食う価値ありですよ。お近くに寄るのなら激しくここもおススメ!。旨し!そんな興奮と、花粉症が治まらない中ですが・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。

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 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 

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