ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン3689】 中華そば 竹千代 (東京・尾久) チャーシュー麺 〜複雑なこだわりとシンプルな旨さ!素材の喜び溢れる質実素朴な崇高中華そば!

ラーメン活動ベストシーズン到来!皆さんもそのようで〜・・・
 ようやく春の訪れを実感する時節。本当に平成が終わり、令和が始まる。ちょっと今年は気持ちが新ただな。そんなフレッシュな気持ちで、新店舗開拓と言うことで、久しぶりに尾久へとやってきました。上野と赤羽に挟まれながら超マイナーな駅。狙うは「中華そば 竹千代」さん。すごくオーソドックスな中華そばイメージで、ラーメンデータベースで大崎氏がちょろっと紹介されたのがきっかけです。
 

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 有名店でもなかろうと余裕かまして訪問したら・・・・超行列だった!。皆さん考えること同じなようでー。これから行列過ごすも気持ち良い時節。いい店はさらに混み始めるねー。ここの行列は、店の横に同じ建物の出入り口が奥まっているんだが、そこに入り込んで並ぶ格好。さらに行列が伸びると、その奥から折り曲がり道路側へ。さらに伸びると歩道に溢れるしかない。
 

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 開店時、軽く30名以上の行列。さすがラーメンデータベース(大崎氏)の影響力!と思ってたら、どうもテレビで紹介されるみたいだね。行列客の話で知りました。なるほどね・・・・。
 
 

 

 
 
<全体&スープ> こだわり素材のオンパレード!どれもが優しく!素材の喜び感満載の旨味!
 
 これだけの行列をさばくのは、ご店主お一人です。しかし意外と回転が良く、どんどん行列が進んでゆくのが不思議。苦痛感全くなく20分ほどでカウンター席をゲットしました。するとなんとご丁寧に、使っている素材をまるで図鑑の様に解説してくれている(笑)。こういうのはブロガーとしてはとても嬉しい(楽できる)。中華そばとチャーシュー麺という2本立てでシンプル。今回は後者をいただきましょう。その麺顔はこんな感じ。
 

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 おおお!肉の迫力があるものの何だか全体的に優しい姿。素朴な豚バラチャーシューが放射線状に大輪の花を咲かせている様です。肉断層がきっぱりしており、スープは優しい透明感。中央の青ネギが鮮やかで、春らしい麺顔と言えばそんな感じも受ける。実に今食いたいと思ってた姿に感動。
 

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 さてまずはスープなんだが、これが一口目から意外な印象を与えて面白い。一瞬「アニマルオフか!」と感じるほどあっさりした味わい。これだけ麺顔が肉肉しいのに、ギャップ感がたまらん。スープの表層には確かに油分が漂っているのに・・・まるで「お出汁」をいただいている様な雰囲気なのだー。店のウンチクによると、利尻昆布と干し椎茸が紹介されており、それは確かに一番に感じたもの。グルタミン酸イノシン酸の旨さは確かに沁みるのです。これは肉から出たエキスなのか・・・。鶏系の味の引きは今回はないね。
 

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 醤油がこだわりとのこと。これがあるからこの一杯が成立する様な意気込みがすげー。京都の蔵らしいがそんな有名な醸造所があったとは、京都人としても知らなんだ。自然醸造を尽くしているご様子で、生揚げタイプの醤油みたいだが、そこまで明言してない。しかしこの円やかな塩気と、醤油ならではの風合いを味わうと、柔らかさと、旨味のしっかりさが伝わってくる。後味に残る淡い酸味すら上品で泡の様にささっと消える。
 

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 最初薄味と思って食い始めたら、いやいやちょど良い塩梅。後半になると塩気をしっかりと感じ取れるほど。塩は粟国ブランドでよくなじみのある崇高な海塩。醤油と塩だけでここまでナチュラルに、そしてピッチリとしたカエシのニュアンスが出るのかな?。ウンチクでは白胡椒が紹介されていて、カウンターにもそれが備わっていたけど、ちょっとデフォルトでこれ入ってないか?と疑ったりして(爆)。
 

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<麺>  小林製麺所:汁の吸い込みが心地よし!まとまりと汁持ち上げもよく滑らかな食感!
 
 麺がまた上品。群馬県製麺所らしく、素材はもちろん国内産小麦の上物を使用。茹で上げ時間まで、ウンチク書には55秒と記載されて、A型人間丸出しの様な細かさだよ。それにしても短いなと思ってたら、実にスリムなストレート細麺で加水は高め。そして汁の吸い込みが進むタイプな上に、汁の持ち上げまで良い性質だと認識しました。
 

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 ともかく軽やかな麺。スープが穏やか系なので、あまり強い風味を押し出さない計算ですね。すでに汁と一体化した様な滑らかな滑りでチュルチュルとライトに啜りあげられる。そして箸で持ち上げるとすぐに綺麗にまとまろうとするから、見た目に美しいです。歯ごたえはスパスパと安易にリズミカルにちぎれる。表面はツルツルで汁を吸って膨張しているからか・・・まるで丸麺の様な舌触りの滑らかさ。シルキー!と心の中で叫んでしまいそう。もうこれは途中から意識が飛んでしまうほど、夢中になって一気に啜り食ってしまった。とてもライトに感じる麺だから、フツーに大盛り食えるのでオススメです。
 

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<チャーシュー> 脂のスッキリさ!トロトロしててももたれない甘みが芳醇な豚肉!
 
 豚肉の「脂」が綺麗。よくある白い脂色なんだけど、どことなく透明感がある様で白さに安心感すら思える。そこから染み出す脂も透明感丸出しでスッキリ。そして脂特有の甘さもしっかりあって美味い。醤油ダレと表面の焦げの部分がまた優しい味わい。赤身と脂身を一緒に潰して食うと、本音としてはビールが欲しくなるが、これはいい米で一緒に食いたくなる逸品と映ります。
 

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 群馬県産の「ほそやのまる豚」というブランドらしい。生産効率より味わい優先というから、きっと豚舎大きめで、ゆったり環境で育てたんでしょうな。ストレスを与えると味が落ちるということか。なら・・・きっとオレはストレスの塊人生だったから、食うとまずい人間。食えねぇ奴だとよく言われる所以であります。
 

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総じまして「複雑なこだわりとシンプルな旨さ!素材の喜び溢れる質実素朴な崇高中華そば!」
 
 ・・・という素直な感想。これは実に大切にしたい店って感じで、思わず心から応援したくなるね。尾久ってエリアがちょっと縁がなさすぎて遠いのが残念ですが、再訪問は確実。他のメニュー出さないんだろうかという心配もあるが、この素材へのこだわり方だったら、そうすんなりとメニュー追加するとは思えませんね。次回も同じものを大盛りで食うだろう。そんなこだわり尽くし倒しの一杯オススメでございます。今回は気持ちよく応援気分で、とっとと最後に詠って、いつもの様に締めたいと思います!。

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 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 
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