ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン3682】 くじら食堂 nonowa 東小金井店 (東京・東小金井) 特製醤油 大盛 〜素朴さに広がる優しい味わい!小麦風味をしっかり伝える王道手揉み麺!

とにかく「ほっこり」したいなら・・・やっぱり手揉み麺だよな〜
 昨年末から今年の春にかけての大仕事は、ひとまず一段落を迎え、抜け殻状態のオレです。嗚呼・・・もうどこにいきたくねぇ・・・・。家で朝からうだうだ。一日中、家で過ごして酒でも飲んで静かに過ごそうと思う。しかしそういう日に限って、お友達が遊びに来るとか。別に部屋で閉じこもっていてもイイんだが、ちょっと気を使いながらのんびりもできんだろう。と言うことで、珍しく自分としては渋々と外へ出かける週末。そしてやることもないので、結局ラーメン活動を展開。ほんとバカです。
 

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 もう遠征する気分これっぽっちもなし。なのでチャリで行ける範囲で、優しく包んでくれそうなラーメンを食おうと考えると、もうここしかないよね。「くじら食堂」さん。もし行列ひどかったら他へ行こうと思って開店15分前に行くとなんと行列2名。なんだ取り越し苦労で、最近は少ないんだと思ったら、東小金井駅に快速が止まった直後から、ドカドカと人が増えて結局開店時間にはゆうに30名程度の行列になってた。やば・・・超ラッキーだったわ!。
 

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 もう何も悩みたくない、考えたくない。単に優しいラーメンが食えればイイ。そんな感じで素直に「醤油」をチョイス。酒はこの後どこかへ移動して飲もうと言うことで、ここで酒を控える代わりに「特製」とさせてもらいましょう。今回は、初訪問者の気分になって超定番の「特製醤油」を心していただきました。
 

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<全体&スープ> 麺が主役のように見えても・・・やっぱり優しく沁みる素朴な醤油味にはメロメロ気分
 
 ここはオープンキッチンなのがイイね。調理風景って見ているだけで飽きません。何も考えずぼーっとただ眺めている。大体大人客はみんなそんな感じ。そして子供客は、店内モニターに映ってた「クレヨンしんちゃん」見てた。
 ここはでかいL字カウンターの他に、テーブル席も少しあるから勝手がいいね。地元のファミリー客もがっつり掴んでいるようで、やはり旧店舗からこちらに本体を移転したのは、大正解だった様子。そんな人気を不動にした感じが、作り手の自信と誇りにもなってるようでキビキビ!。元気よく丁寧に配膳された一杯は、こんな感じでした。
 

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 おおお!一見小ぶりに映る丼ですが、深さがある上に大盛として麺がみっちりと入ってるから、ありがたい重みを感じるね。特製にして少し豪華にしてみたものの、やはり全体から感じるオーラは素朴さそのものでした。端からのぞく麺の縮れが、これほどまでにアピールしてくくる。また肉は流行の低温調理タイプではなく、昔ながらのオーブン系で飾りの焦げが見てて嬉しい。また味玉は麺に倣うかのようにこれまた素朴だ。
 

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 どうしてもスープの感覚は後回しになってしまうが、落ち着いてレンゲで掬いまずは一口。うう・・・めちゃくちゃ優しい!。何の抵抗感もなく沁み入るっていうイメージ。これこそ老若男女誰でも好きになるのではなかろうか・・・。醤油のキレとかカエシしみたいなものは、ずっと奥に潜んでいて、出汁は円やか極まるイメージ。豚ガラの煮出し?。鶏油のような濃密な色気じゃなく、もっとかなりアッサリとした動物感が印象的。きっと香味油もラードを使っていると思うが、相当軽やかなコクで嫌味が一切ありません。
 

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 このあっさり感は、昆布とか椎茸などの乾物系も含まれていると思うけど、さらに上をいく。野菜の煮出しも相当効いていると勝手に妄想しているだが、ともあれアッサリ味がこうもしっかりしていると、全然薄味とは感じられなくなるから不思議。例えば、固形物を全部平らげた後に残ったスープ。それを飲み干す時にやっと醤油の醸造感にある酸味やカエシのかけらを見つけるほどですから。
 
 

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 またこのスープには絶対に麺のエキスが浸透していると思う。後半以降は思った以上にスープの透明度が霞んで行きますが、これは麺から吐き出される炭水化物との攪拌だと察してます。これがまた旨味を新たに構成し、さらに小麦風味を獲得するようです。デンプンのかけらが漂っているような雰囲気で、甘みを感じるほどに味わいが膨らむのがイイね。
 
 
 
 
<麺> 自家製麺:とにかくピロピロ捩れ縮れる素朴麺!休む暇なし体力使う麺だね・・・脱帽!
 
 並・大盛・特盛・・・同じ料金は嬉しい!。これは自家製麺ならではの心意気ですね。加工費はの量でも変化ほとんどなく、差があるとしたら材料費だけ。その材料費も自家製麺ならさほど気にならない差額でしょうから。顧客還元度合いが大きい割に原価インパクトが少ないと思わせます。さらに人気店となると作る量が増えるから、回転率も良いはず。素晴らしいの一言。
 

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 ただ差異があるとしたら、手揉みがかなり手数がかかること?。毎回、湯で釜に投入する直前で、腰を入れて全体重をかけるように、押し固めては揉んで、それを繰り返す。混雑時は大体1ロット6杯で回していきますがから、スタフも多めで総勢4名。うち3人が麺揚げの瞬間には息を合わせて仕上げの作業に一斉にかかります。オープンキッチン形式だから、その熱意が丸々食べ手に伝わる。人は汗かいた分だけ、イイものが出来上がると知っているから・・・。
 
 
 ご存知、多加水平打ち太縮れ麺。ラヲタ(ラーメンヲタク)の中ではピロピロ麺と呼ばれたタイプ。そのランダムに押し潰れたシワや捩れが、見事にボコボコと折り重なった風貌。しかも、モチモチとしていて、表面は意外とツルツルしてるから、プラスチック箸では滑りやすいね。前歯のあたりはとてもライトで、押しつぶした割には麺には密度の高さを感じません。クチリと安易に潰れこむのが快感で、奥歯で噛んでは溢れ出る唾液で旨味として糖化さえてゆきます。これだけ太いと普通はワシワシとすすり喰いになるところですが、妙にライトな全体感で、ズボボボボボボボーーーっと啜り上げることもまた容易。私はもう慣れっこですから、隣客の不思議な目線も気にせず、後半は啜りあげまくり!。太麺をチュルチュルすすると、捩れでボコついた感触が口の中や、喉越しにも快感を与える・・・。ああ、だからこういう素朴な麺が好きなのだった!。
 

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<チャーシュー> 食らう前からわかる安堵の味わい!あっさりした脂の旨味に焦げ香ばしさが沁みる!
 
 大きく2枚のバラ肉。そして欠片程度の肩部分?な肉が付きます。最近の流行には背を向けて、馴染み深い炙りのタイプのチャーシュー。軽く表面だけハンドバーナーで焦げ目をつけており、そこからも周囲からも香ばしい風味を醸し出します。
 

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 見た目は下味がしっかりと付いていそうですが、すごく淡白な味わい。あっさりな醤油スープを吸い込ませてから、食う方がオススメです。脂身はすでに引き締まったトロトロ感で寿司、また赤身の部分は汁を吸い込みやすいスポンジタイプ。折り曲げると細かく繊維が割れて、汁吸い込みのスペースが見て取れます。これはご飯よりもお酒に合いそうなタイプですね。昼間じゃなかったら飲むところです。
 

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<味玉にハズレなし!> 最近としてはマイナーとなった固茹でに近いタイプ!しっとり感深く甘みもより深く!
 
 半熟、トロトロ、ジェル、ゼリー・・・味玉の卵黄には色々と例えられ方がありましょうが、最近の中では珍しく、やや固茹でタイプです。トロトロさは失せてしっとりと湿ったのが残された感じ。これはお弁当などでよく昔は見かけた卵ですね。そんな郷愁も重なったか・・・妙に素朴さを感じてうまく思えてしまった。味わいとしては王道の熟成タイプで、タレが相当に卵黄深くまで浸透して、熟成したような濃密さあり。やっぱり例に漏れず少し熟れた甘みを感じさせる。個人的には、熱々ご飯の上に乗せてグチャグチャにして食いたいと思いました。
 

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 また補足ですが、海苔は大判が3枚。とても風味よいタイプで、汁に少しだけ溶けやすいようでした。なので海苔だけをバリバリ食うというより、麺とか他のトッピングに合わせ巻いて食うのが優れてました。
 
 

 

 
 
総じまして「素朴さに広がる優しい味わい!小麦風味をしっかり伝える王道手揉み麺!」
 
 ・・・という感動。七彩の系譜で一時期とても注目集めた流れですが、今はどこか到達感すら覚える完成度を感じる次第。この素朴な味わいと、少し今風センスを取り入れたような風合いは、これからも広く愛されることでしょう。また必ず食べたくなると思う。また安らぎを求めて・・・。そんな優しさ詰まった旨さを思い出しながら、とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。

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 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 
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