ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン3683】 中華そば 和渦 TOKYO (東京・北品川) 特製醤油そば + 玉子かけご飯 〜この春のラーメン的事件!一気に脱皮して更に大きい羽ばたき感じる崇高醤油そば!

移転後雰囲気一変!こりゃ流行るわぁ〜 ^_^
 

 

 北品川駅へ移動?。微妙な距離で、品川駅からだと、品達への距離のおおよそ2倍。そして品川二郎とほぼ同じ距離感。天気は曇り空でも温かい。だったら歩こう。今回は、少し早めにオフィスを出て都内に向かう途中、ランチタイムめがけて移転したばかりの「和渦」さんへと向かいました。目印は、北品川駅向かい側のガソリンスタンド。その向こう側(裏側)に屋号の文字が容易に見つけられます。
 

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 大井町 和渦」から、「和渦 TOKYO」へ変身しての移転。北品川ってあまりイメージがなかったんだけど、御殿山のすぐそばだから、ちょっと華やかな空気感も垂れ込めるのね。大井町時代の薄暗い感覚を引きずって訪問したら、曇り空だったと言うのにあまりもの明るさで驚いた。階段を上って2階の入口とびら。入るとJR各線と新幹線の線路がドドンと窓一面に広がってる!。線路の向かい側にはマリオットホテルと教会。そして散ったばかりの桜など木々が風流。スゲー!スゲー!!大井町時代からは想像がつかないほど洗練!!
 
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 そしてスタフが増えてる。しかも手慣れた心地よい対応。おいおい・・・フロア係の女性がキレイじゃないか!ここは本当にあの「和渦」なのか???。本当に度肝ぬかれて、ドキドキしてしまったよ!。案内されたのは、線路側の窓側テーブルで、まるで特等席。窓一面で明るく、鉄道が走り抜けるのを大きく眺めるだけでも飽きない。鉄オタ気分になれるね。これは間違いなく、前より流行るわ・・・。今のうちに行っといてよかった×2!。
 

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<全体&スープ> ブレンドの生揚げ醤油のカエシが 鶏出汁&和出汁で磨かれたような明るさ!円やかさ!
 
 居心地が良くなったどころではない。100倍良くなってる。以前なら、奥の席を立ち出てゆく客に気を使い、椅子引いたりしてたが、あの一体感も捨てがたしだったね。だが、女性スタフを始めとする対応の良さと、環境の広さと明るさは、まさに別格。そして気持ちよく目の前を走る電車を眺められる。
 

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 ラーメンデートでもできそうだが、おれのようなジジイにとってもったいない程の環境であります。今回は大人しく定番の「特製醤油」とさせていただきました。それはこんな麺顔でやってきた!。
 

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 おおお!これはまた薄暗い大井町での印象も良かったが、御殿山を背景に拝むと一段とあか抜け感が伺える!。元々ポテンシャルの高さは承知してたが、表舞台に立ったような崇高な醤油ブラウンの透明感が、一段と美味そうに見える!。スープだけでなく肉も玉子もその他トッピングたちも!
 

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 一度も二度も味わった味なんだが・・・心が小躍りしているせいか、妙に明るく感じる今回の実食。生揚げ醤油を使ったコダワリのカエシは、実に風味よく円やかさと熟成感ある甘味を伝えてくれます。普通の市販醤油が「生醤油(キジョウユ)」。これに対して火入れをしないのが「生醤油(ナマショウユ)」。字は同じでややこしい。そしてナマショウユに対して、「無濾過」なのが一番自然に近い醤油。「生揚げ醤油」はこれに当たるのかと推察。更に木桶仕込みというから、木桶の風合いやら、そこから醸し出されるものも濾過せず含んでいるという理解だね。なので尖りが全くなく、カエシは塩気のはずなのに、どこか円やか。そして醸造感をそのまま残すから、発酵と熟成で生まれる酸味が、後味としてふわっと感じる。もはや醤油ダレではなく、出汁そのものってイメージすらしてしまいそうです。
 

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 そしてレンゲで透かしてみれば、動物系エキスもふんだんなのが分かります。この煌びやかさは間違いなく鶏系。そして神奈川淡麗系とは違い、鶏油によるバターのような分厚いコクを増すようなことが一切ありません。醤油ダレがナチュラルで煌びやかだったのに対して、とっても滋味深くて穏やかな鶏出汁の展開。ストレス感が一切なく、手間と時間をかけてクツクツと丸鶏からエキスを煮出したのが伺えるというものです。
 

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 すばらしいのはここから。全体的に華やかなれど、淡麗系の落ち着き感も深い。これはいつも個人的には「落ち着き感」と言えば、和出汁を想像してしまう。メニューラインナップ等から、和出汁の主役は間違いなく「昆布」と思われます。しかしそれだけでないのは明らかで、次に感じるのは節系の分厚さ。醤油カエシと一番結びついているのは、個人的には節系の旨みだと勝手に感じ取ってます。また煮干系もニボニボさせなければ、自然に落ち着く甘味も吐き出すと思われ、それも全体貢献しているとは思います。
 

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<麺> 風味も感じる多加水ストレート細麺!汁吸い込んで丸みを感じるタッチが上品!
 
 スープが旨いと麺もプレッシャーですね。調和させるように麺を合わせるのか?。はたまたコントラストを形成しギャップで旨さを引き立て合わせるのか?。こちらは明らかに前者です。因みに後者の代表格は、極濃公煮干ドロドロスープと、パツパツ歯応え麺のコンビ。真逆例を出すとイメージが膨らむかと思いました。
 

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 加水的には中から多へ傾いたようなイメージ。芯は明らかになく、とても全体的にしなやか物腰が印象的です。汁を吸うのに優れていると思われ、箸で引き上げると寄り添い合う。そしてスープの持ち上げもよろしく、レンゲをあまり駆使しなくても汁との一体感を味わえるものです。表面がつーるつる。なので口当たりライト。ズボボボボボボボって小気味よくかつ豪快に啜り食える逸品です。
 

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 これも国内小麦100%使用の香り高いもの。印象的なのは、すすり上げたタッチが丸みを感じるというもの。滑らかさが極まると角麺でも丸い地肌と感じるものなのか?。なのであっという間に啜りが気持ち良いので、全部食い切ってしまいました。大盛100円はリーズナブル。ご飯のサイドメニューは割とプチ丼みたいなので、コミコミで麺大盛にするのをおススメいたします。
 
 
 
 
 
<チャーシュー> 三元豚!肩ロースとバラ肉の共演!肉本来味と塩気薄味仕立てで芳醇なる旨味の渦
 
 特製だからか肉は3枚。3種部位かと思ったら、肩ロース2枚、バラ1枚でした。これは丁寧に自家製オーブンで仕上げた感ある肉。告知では三元豚というブランドらしい。枚ともサイズ感と厚さに文句なし。噛み締める肉も弾力を楽しめる余裕を感じます。少しスープの上で放置する時間が長かったためか、少し熱が通った色に変化してますが、基本的には薄いピンク色。薄味で、塩気すら低めですが、脂身が旨い肉でして、それだけでグイグイと魔力的に食わせてゆきます。
 

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 肩ロースは、肉繊維もろとも奥歯でガジルように食う。淡い弾力の上を更に奥歯を使って力をかけてゆきましょう。じわじわとスポンジのように吐き出された肉汁に、鶏と和出汁のダブルエキスの醤油スープが入り混じり、トリプルの旨さで完全昇華ですよ・・・。
 

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 またバラ肉も面白い!。肩ロースは赤身と脂身の調和がとれた味である一方、バラ肉は脂身がメインな展開。赤身させ脂身に染まってるイメージで、醤油スープに脂の甘味を足しこむような味展開です。これがまた重くなくパクパクと食える感じで、箸が止まりません。結構ボリューミィーな肉の展開が、その旨さゆえに、あっと言う間に胃袋の中に全部収まる。
 

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<ワンタン> 鶏と豚の挽肉の違いを味わいたい!チュルンとした滑らかさも格別!
 
 すこし感触が違うと思ったら、鶏と豚の二種ワンタンだとのこと。皮のサイズが違うとこうも印象が変わるのかと思ってたら、あとで蘊蓄メモをみて納得。どちらも挽肉の歯応え感は粗さの中に柔らかさを含むのでナイスな印象。そしてやっぱり鶏のほうが淡泊な味の広がりと思え、スープの浸透をより反映してますね。皮がまた大きめだったのでちゅりゅんと、クチのなかへ流し入れるように食うのが快感。それに対して豚は、概ね鶏とにている食感と滑らかさですが、肉の塩味感がシンプルなようでジューシーさが一枚上手のような印象です。薬味の三つ葉は、豚のワンタンと一緒に食らったものだから、よりよく楽しめた記憶。
 

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<味玉にハズレなし!> 確か・・・奥久慈卵?濃密な旨味で味付けが不要なのだ!
 
 大井町時代から鶏と玉子にはこだわってた記憶。比内地鶏だったか、奥久慈卵だったか・・・(忘れた)。だが卵黄の質感でただものではないのが分かるね。出汁が旨いので、染みた玉子は崇高に熟成したような厚みある味。それがねっとりと舌の上をまとわりつき、微妙な甘みと汁の塩気が混じります。特製だったらホールで1個欲しいかもと思ったが・・・いえいえ、ほかの爆裂なるコスパメニューとトータルで考えれば納得の質感。嗚呼、やっぱり今回も味玉にハズレなし!。
 

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<玉子かけご飯> 驚愕の50円!これは別腹で食えるハズなので必食!
 
 「和渦」は、サイドメニューもウリです。小さなご飯ですが50円で提供です。それがいろいろ食欲そそる構成で、種類もある。この日は4種類に限ってましたが、「鶏タルタル丼 50円」とあるのが信じられないくらい。今回私は「玉子かけご飯 50円」をチョイスさせていただきました。
 

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 何せコダワリの奥久慈卵ですよ。そして鶏そぼろがすこしだけ乗る。味付けはない。テーブルセットもなく、言えば出してくれるそう。完全な状態で出しているので、あとから味変化の必要を考えていないのだ。そんな意識高い中で、自信をもって出してくる生卵。これは旨かった。
 
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 ぐじゃくじゃにかき回す。ご飯やや少なめだから、卵黄がご飯全体を覆い尽くす。完全に白身とも混じってない状態で食らうのがいい!。これは日本人のソウルフードだが、それ以上に高級感すら芽生える濃密な旨さであった!。50円とは思えぬ幸せ・・。これは、腹パンであっても必ず食うべしですよ。激しくおススメ!。
 

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総じまして「この春のラーメン的事件!一気に脱皮して更に大きい羽ばたき感じる崇高醤油そば!」
 
 ・・・と言う感想。ちょっと度肝を抜かれたような、お店の進化に驚きを隠せません。もともと美味い店だったので中身はあった。そして今回の移転で外の箱も十分に備わった。「大井町」から「東京」へ意識拡大ってのも頷けますし、今後は大いに応援したい!。今後ともよろしくです。そんなエールを込めて、とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。

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 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 
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