ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン3653】 らーめん 三田一力堂 (東京・田町) 朝ラーメン 〜路地裏に見落としてた質実さ!朝からガッツリ京都風背油ちゃっちゃ!

こんなところに京都ラーメン!?こんなところで朝ラーメン!
 午前中の早い時間に、客先へ出かける予定あり。ところが間が悪く・・・ドタキャン。それを知ったのが乗り換えでJR田町駅を降りたばかりだったから凹むわー。やるせない気分・・・・労力と時間を返してほしい。このまま何の爪痕も残さず帰れようか!。とりあえず・・・・お茶しながら、溜まったメールでも処理して過ごすかと移動開始。
 

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 少しでも安いカフェ、無線LANがあるカフェを求め、慶応仲通りを抜けてゆく・・・すると以前からあるのは知っていたラーメン店。なんだか客が出入りしている。店前まで行くといつの間にか「朝ラーメン」を始めていたのだった!。しかもワンコイン!。こんな路地裏でなんという巡り合わせなのだ!。因みに朝は最近食えなくなっても、朝ラーメンは別腹。以前にこんなのもまとめてみましたので参考まで。
 

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 その店は見覚えがある店だった。昔「室蘭カレーラーメン」を提供する店があった場所。その後焼き鳥専門店になっていたが、通過駅エリアなので一度も入店せず。そして今の店「三田一力堂」さんがあるが、一本離れた路地裏の店にいつも吸い込まれてしまうので、これまで未訪問でした。なので今回は予習なくいきなりの実食慣行。
 

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<全体&スープ> なんともしっかりした「ますたに」系譜の背油醤油感ではないか!?
 
 店内、先客2名。奥にはテーブル席もあるが、朝はカウンター席だけの展開。BGMには三味線が鳴ったり鳴らなかったり・・・でチューニングにご苦労な様子。吉田兄弟がどうのこうのと聞こえてきましたが、なぜかラーメン店のBGMに三味線曲はよくある光景だね。三味線がビリビリバリバリ響くと、後ろから食え!食え!食え!もっと食え!って応戦されてるようで怖いかも・・・。ともあれしんみり静かなのも朝ラーとしては寂しいので、これはこれで良いのかも。ところで吉田兄弟ってだれなのか?。スマホで検索しようと文字を入れ込んだところで、検索結果を見る前に配膳が完了!実食に移ります。それはこんな麺顔!。
 

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 おおお!見た瞬間・・・懐かしさがこぼれる。これ「ますたに」系の麺顔やがな!。いや~驚きです。どうしようもなく彷徨って見つけた朝の一杯が、京都ラーメンの系譜だなんて。しかもこんな路地裏的商店街に。こんなことなら九条ネギを思いっきり爆盛してみたい気もしますが、朝のワンコインという図式が崩れるのも切ないよね。
 

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 何が嬉しいって、やっぱり背脂です。東京に住んでいると、背脂系は全国いろんなところから伝播したものがやってきますが、京都の中でもこの「ますたに」系は、すごく細かい泡のような背脂。一部が溶けて透明な液体にもなっており、その中で浮かぶ白く細かいのが・・・幼き頃よく食ったラーメンの一つ。「第一旭」「新福菜館」とはまた微妙にニュアンスの違いがあるのがお分かりいただけると幸い。
 

 

 
 感覚としては、少し塩気が立ち、背脂で円やかにまとめるというもの。醤油ブラウンが染み通っていますが、ベースは少し白濁した動物系のスープ。これは鶏ガラというより個人的には豚のゲンコツイメージで、髄を砕かない程度にことこと煮出したタイプと思えます。そこに玉ねぎニンジン・ネギなどをラードで炒めて香りを出し、それを寸胴に投入しコトコトと煮出した感じ。なので軽い白濁感が庶民的で私には馴染むのです。
 

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 調味料的な塩気のエッジも少し感じます。醤油のカエシだけでなく、幾種類かの塩気のヘルプも感じ取れ、豚コクの旨みとバランスを取っております。背脂それをとりまくようにまったりと広がり、レンゲでは多く掬い取れますのでやや甘目の味わいと化す。一方、丼に口を直に当ててゴクゴクと飲み干して味わいますが、割と底からするっと汁が口に入り込み、塩気を多く感じ取るように味わいます。なのでこのスープは意外と白飯に合う。
 
 

 

 
 
<麺> ツルっとした地肌感が心地よく茹で方調整可能!馴染みある質感で背油をひっかけ持ち上げる!
 
 ストレートがわりとキッパリとしていて、加水は中程度。練水の個性か引き締まりを少し感じる細麺です。カタメ・フツー・ヤワラカメの指定は可能。どうせだったらネギ多めなども希望したいところだが・・・ワンコイン設定では無理を言えない。実際はどうなのか分からんけど、フツー指定でもそこそこ歯応えをキープしてくれるのがこのタイプの麺。なのでフツーもカタメもそうゆで時間に差がないのかもしれないですかね・・・・あっても30秒程度かと。
 

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 クツクツと前歯で噛みちぎる感覚は、いいよね!淡く芯に当たるところを劈くように当てていくと、ふわっと風味が香るけど、汁を吸い込む個性も強い。だから、後半はちゅるちゅると啜っては、奥歯でクチっと一発で潰して味わいます。麺をリフトすると分かるけど、背脂が溶けてラード化した部分で濡れたように麺が光る。そして泡のような背脂が所々付着する。更に麺が揃いやすくもあり、汁の持ち上げってやつも抜群です。
 

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<チャーシュー他> ペラさが京都ラーメンの肉特徴!メンマは思いのほか質感あり好印象!
 
 これも少し懐かしさもありなむかと。京都のチャーシューは薄く削いだようなペラペラ肉が主流。これを幾重にも重ねるのがデフォルトでして、よく古いラーメン店だと大阪でも神戸でも似たようなものでした。肉の部位は小さいとき食ったのは腕肉が多かったかも?。こちらは肩ロースの端に当たる部位か、複雑に肉身と脂身が入り組んでおります。タレというより、汁が浸透しているようなイメージで、丁度よい塩加減と肉本来の味、そして脂身が旨い。これだけでも白飯が食えるかな?。
 

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 またメンマは、想像以上に良い質感でしかも太い。メンマは東京に来てからの方が記憶に深い。あまり当時意識していなかっただけでなく、太さが旨いと思えるのはあまり当時なかったから。今のメンマは本当に進化したように旨いよね。太くて歯応え良いのに切れやすい。風味もよいし、酒のアテには持ってこいですな!。
 

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総じまして「 路地裏に見落としてた質実さ!朝からガッツリ京都風背油ちゃっちゃ!」
 
 ・・・と言う感覚。まさに捨てる神あれば拾う神あり。不意打ち食らって、ええもん食えたわ!。何だかんだで新年度スタートだけど、こんな感じで諦めずに尻上がりで頑張ってゆきます。ラーメンじゃなくて仕事の話。そんな気合をいれつつ、とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。

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 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 
YouTubeにてまとめてみました!

 

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