ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン3654】 YOKOHAMA中華そば かみ山 (東京・経堂) つけタンメン 〜本格中華と町中華のハイブリッド感!下町キッチン的に気軽に食える極上つけタンメン!

寒の戻りで震える昼はやっぱり熱々タンメンに限る!
 ついこの前までは春本番!ってな感じでヌクヌクだったのに・・・急にまた寒の戻りのような寒さ。先日暖かさの勢い余って冷し中華を食べたばかりなのだが、ここまで寒暖が激しいと、温かいものもまた恋しくなる。今回はまた季節逆戻りのように、アツアツメニューを求めてやってきたのが「YOKOHAMA中華そば かみ山」さんです。
 

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 早春にかけて割と頻繁に訪問してきたこのお店。とにかく店構えはシンプルで入りやすい雰囲気。しかもホスピタリティが抜群。決め手はもちろん「旨い」こと。しかも絶対にどれ食っても外れないよな実力感じます。チャーハンや焼きそばもメチャ美味そうですが・・・やっぱり今回も他客見れば半分が名物である「サンマーメン」でした。サンマーメン以外にもメチャ旨いことを、今回も実証してくて・・・「つけタンメン」をいただきましょう。
 

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 ご想像の通り、「タンメン」を「つけめん」風にアレンジした麺料理であります。伝統のタンメン好きには邪道と言われようが、広い心でそんなタンメン好きにも食べて欲しい!。近年はタンメンも少しづつですが流行があるようで、「出汁が濃厚」へと向いておるようですね。タンメン砂漠な関西オリジンの私が言っても説得力がないのですが、それでも最初に知ったのはさっぱりタイプの、野菜エキス沁み入るライトな塩中華そばのカタチ。タンメンを漢字にすると「湯麺」らしいが、何となく「お湯」って字を当てるのが理解できる感覚。今はガッツリと豚骨感じるタンメンも登場して、タンメン風景も色が増えてきたようですね。そんな感じで・・・今日のタンメンは何色の味だろうなんて考えつつ探訪しているオレです。
 

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<全体&つけダレ> もはやタレでなし!がっつり具材に埋もれ酸味と辣油の淡い刺激で旨さが凝縮!
 
 さて今回は、奥様らしき方??がヘルプ入っておられました。最近入れ替わりがあるんだなと気がついたんですが、これが完璧なマニュアルでもあるのか、判を押したような感じで、高いホスピタリティを発揮!。店先に新たな客が並んだ途端に機敏に反応して、ご挨拶と待ちの状況を伝えメニュー等をお渡しです。オレには絶ーーーーーーーっ対にできないことなので、心から尊敬します。せめて邪魔しちゃいけないと椅子を引いて動けるスペース作ろうとしたら、お礼を述べられてしまった(汗笑)。そんなタイミングで茹で時間を示すタイマーが鳴り、しばらくすると配膳されたのこの麺顔です。
 

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 おおお!これが「タンメン」の「つけ麺バージョン」。ありそうであまり見かけないメニューなので、遭遇したら食うことにしております。まだこのメニュー経験値少ないとは言え、ユニークな麺顔です。何がというとまずスープからと辣油の存在。汁系メニューをあえて「つけ麺風」にしたわけですから、つけダレの方向性が一番出る部分。汁系より味を濃くするベクトルを、麻辣の方向性で捕まえましたか!?。塩豚骨深くしたわけではなさそうです。
 

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 まずはゆっくり目で味わい始めますが、おやおや・・・フツーに美味い!。つけダレ部分をダイレクトに啜ると、フツーは濃厚な味の中に溶けた旨味を、味わいながら因数分解するオレ。ですがこのままで凄くイケてる味で完成度が高い。基本的には、先日食ったタンメンの旨味が当然ベースとして滲むんだが、少し濃ゆ目の味付け程度。そこに炒めた仕上げに辣油の投入が伺えます。そしてその辣油はシャープな切れ味かというと実はそうでなし。ベースのタンメン旨味(野菜エキス・豚肉出汁・鶏ガラスープ等)の甘みに合体。さらに「フライドオニオン」の香ばしさと甘みにすごくマッチする仕上がり方!。
 
 
 そして心にくいのが「酢」。ほんのり酢を利かせているのが、印象的で「つけタンメン」に加わる味の変化球です。ちょっと見栄えから想像できないが、清湯醤油系つけ麺によくある「甘酸っぱい」ような味の余韻。それがここにも滲んでおり、酸っぱさはそのまま「酢」が担当するとして・・・甘みは何かというと「野菜エキス」という構成かな?。だから具材としての野菜達が、フツーのタンメンの時以上に、働いているのが更に素晴らしく感じます。
 

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 まだ最初のうちは麺と分離しているから、麺の風味や炭水化物が混じった汁がないから、まったりしつつもクリアな味わい。そして徐々に麺を浸して啜り始めると、ゆっくりゆっくりと更に霞が濃くなって行きます。最後の方は完璧に麺風味が出汁の一部として溶けているような感覚。より円やかでマイルドな風合いがまたいい!。最初から最後まで全く飽きずに食い倒すことができるのだ!!
 

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<具材> 半クタ手前のシャキシャキ感も程よく辣油との絡み良し!チャーシューは扱い易いゴロゴロタイプ
 
 そんな感じなので、野菜はデフォルトのタンメン同様に素晴らしい。熱々の中華鍋でささっと炒め仕上がった野菜炒めほどありがたいものはなし。しっかり熱通しされて甘みと香ばしさが生まれたところに、中華鍋で出汁と混じる。煮詰まったものじゃないから、野菜はシャキシャキ感キープなのに熱々。その逆も然り。ゆっくりと野菜は中で汗を掻くように・・・半クタ状態へと進んでゆきます。また野菜炒めとしても辣油が混じると生き生きするね。
 

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 チャーシューは、つけめんブロック系でゴロゴロしたタイプの肉に変更です。一部短冊状にカットされたのにぶつかったがあれは錯覚か?。野菜はもやしがメインでそのサイズ感には全体的に揃って食べやすい。麺と絡みやすい計算されたサイズ感が着実にヒットします。
 

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<麺> 浅草開化楼:傾奇者の風味を存分に今日は冷もりでいってみよう〜!
 
 こちらは、つけタンメンの場合、麺は「ひやもり」か「あつもり」の確認が入ります。他客の様子見では「あつもり」が人気なようだが・・・・どうしても麺の風合いを楽しみたい性格なので、ワタクシは「ひやもり」派。これが実にいい!。草開化楼製、六厘舎仕様の「傾奇者」ブランド小麦。その風合いは思いの通り、ふわっと軽く小麦の風合いがグルテンから香るようなイメージ。水切りも完璧で、べたつかずに張り付かない。瑞々しくスルスルと外れやすい一方で、つけダレにはよく絡む。タレの方から貼り付いてくるのか?辣油すら麺の地肌を登ってくるような感覚です。
 

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 この店は何でもアツアツだから嬉しい。ひやもりをつけダレに投入して、後半に冷めてしまうという心配があまりない。なので最後まで「麺の冷たさVS汁の熱さ」というひやあつ感覚がしっかり楽しめるから好き!。
 

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 細いのにヌチヌチした弾力の強さだが、細麺なので腰つきはしなやか。だから食べやすく具材とよく絡み合う。前歯を立てるとプチプチっと小気味好く千切れて風味を感じるか否かの瞬間に出汁の旨味が占拠します。あとは奥歯へ運んでプレスしていくとヌツヌツヌツと具材と一緒に潰れてゆく。この瞬間に唾液がほとばしり、一気に糖化が進んで旨さの高みへと全てを運んでゆくようですー。
 

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<味玉にハズレなし!> 少し濃ゆめのタンメンに酸辣混じってより濃密な旨味
 
 今回もデフォルトで入っている味玉ハーフを思いっきり褒めよう!。決してオマケでつくような安物の作りではない。1玉100円とれる質感と感じます。薄く均一に出汁に染まった白身も風味よいし、更に卵黄は言わずもがなで出汁が染みてマチュアな甘みすら覚える仕上がり。今回は、ここに少し酸味と辣油が施されたスープが絡むのだった。特に辣油は卵黄にダイレクトに絡み、それが入り混じると、甘酸っぱくて辛味のある味と、マチュアなら脳の味が混じる。この複雑かつ未体験な味玉フィーリングが見事。勿体無いので分けて食おうと思って実行したけど、立て続けに味玉を食ってしまっては意味がなかった。それほど心のインサイトボタンを連打した味わいです。
 

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<スープ割> ブーメラン方式:鶏ガラ出汁がイキイキして穏やか!コクも残って旨味薄れず!
 
 ようやく最後のスープ割までやってきた。軽くコールすると俊敏に反応してくれるから、いちいち気持ちがいいね。帰ってきた器の中身は波々としている。たまにブーメラン方式の場合、半分タレを捨てられてから注ぐタイプもあるけど、こちらはそのまんまプラス(汁足し)しかないみたい。それが個人的には嬉しい。
 

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 割ったのは多分鶏ガラ出汁。熱さがまた戻ってきただけでなく、甘すっぱさと辛さは峠を越えた穏やかさで、ベースの出汁旨味がやっと表に出てきたような印象です。心からホッとする味わい。穏やかだからスルスル飲み干してしまったが・・・ここまで完飲すると明らかに腹パンで少々苦しくなってくるかも。嬉しい苦しみだけど。
 

 

 
 
総じまして「本格中華と町中華のハイブリッド感!下町キッチン的に気軽に食える極上つけタンメン!」
 
 ・・・と言う感想。タンメン好きなら誰にでも心の一杯があると思う。それはクラシカルだったり、今風に変化したものだったり。これは後者寄りだと思うけど、シンプルなれど奥深いカテゴリー。いろんなタンメン食べてみたいという方にはこちらは激しくオススメする次第!。そんな応援気分が冷めやらぬですが、とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。

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 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 
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