ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン3639】 くり山 (横浜・白楽) 味玉辛つけ 〜分かっていても新たな発見感じる崇高系豚骨魚介!王道突き抜ける王者の貫禄つけめん!

一周二周回って「またおま豚骨魚介」が楽しくなってきた!
 

 

 ラーメンデータベースの人気ランキングで、今でも上位に食い込んでいる「くり山」さん。メニューを変えているわけでも、多彩なわけでもなく、豚骨魚介系一本勝負でこの結果継続です。すばらしいね!。確かに以前食った印象はとても良かった!。度々訪問しておきたい店なのですが、ちょっと駅から歩くことと行列必至なことから、普段使いができない店と私にはなっております。今回はちょっと午後の予定がキャンセルになったので、思い切って突撃訪問です。
 

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 行列がひどくて食えない場合は、駅近くの塩ラーメンをサブに考えておりましたが、何と昼飯ピークタイムに店前行列は3名ですよ!。これはすごく珍しい?。春の麗らかな陽射しの中、待つことも気持ち良いのですが、並んで15分程度で店内に案内されて、程よいタイミングで食えました。その後、長い行列がまた発生。何と女子ばかりでまるでクレープかケーキ屋の行列みたいじゃないか。すこしタイミングがずれたら、女子囲まれ食い状態だったな(汗)。
 

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 今回は訪問前から決めてました。「辛つけ」を食おうと。味変薬味にわざわざ100円払うのも、けち臭いが勇気が必要だったりして。だってテーブルセットの薬味で、なんとなく代行できそうな気がいつもしますから。この日の星占いでは、少し新しいことにも挑戦しましょうなんてあったもんだから、つけめんでトライさせてもらいました。
 

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<全体&つけダレ> かつて濃厚として風靡した豚骨魚介!飲みやすく味わいやすく昇華し続ける!
 
 店内に入ると男気とやさしさを感じるオーラあり。黒いトレーナーに白いタオルとう六厘舎スタイルが、何となくつけ麺食うムードを高めてくれます。一応テーブル席もあって、そこにはご家族連れが仲良く食しておられる。パパの役目はセルフの水を運ぶことで、眺めていて私も水を取るのを忘れていたことに気づきます。一番最初に配膳されるのは「辛味」。やることないのでそれをいくつも写真撮って遊んでましたが、熱中し過ぎて隣のサラリーマンから痛い視線を浴びてしまう(瀧汗)。何事もほどほどにせんといけません。そんな反省しきりな最中に・・・それは配膳されたのだった。
 

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 おおお!何とも美しい・・・形式美って感覚。濃厚な豚骨魚介のつけダレのそばには、極太系の麺が並ぶ。もはや当たり前の組み合わせで、まるでつけ麺のアイコンを見ているような気持ちになってきます。ご店主ご出身の系譜を着実に踏襲。つけダレに限らず、麺にも褐色が広がり色彩的にもコンビネーションが落ち着きます。味玉まで色調があってる。そしてスーツに赤いネクタイを施すように、中央には赤い辛味が備わります。
 

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 さて味わいだが、今更説明するまでもないかもしれんが、やはりいつも発見したかのような気付きを感じさせます。確かに濃厚な味わい。まず最初の印象は魚介。粉になった魚介の影響もあり、まったりとした甘味が深い。苦味などはすり抜けたようなしっとりした味で、醤油ダレの塩気と組み合わさって、結果的には香ばしい甘味として落ち着いております。10年ほどまえに感じたコペコペな魚粉感は皆無で、むしろ出汁の深さの余裕すら覚える。とてもマイルドな濃厚魚介感がいい感じです。
 

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 そして豚骨味。魚介系のインパクトに存在を忘れそうになりますが、やはり腹持ちの良さは豚骨等動物系に軍配が上がるか?。例えばゆったりと浮かぶ香味油は、魚介を運びますがコク旨なところは動物系の成分が深くアピールしているような印象。そして「余計なコラーゲン感」が抑えられているのがいいところです。以前、豚骨魚介が風靡してたころ、とにかく濃厚にと豚骨エキスと魚介エキスでダブル濃厚ってものもあったという記憶。スープ割でほっとするけど、スープ割が旨いと本当の正解はそっちか!?と勘繰ってしまうほどに。・・・そんなのが一切ない。豚骨エキスは深いけどナチュラル。店内外にも豚骨臭が漂わないのも納得いくところかも。
 
 

 

 
 
<薬味> 一味や七味で代用なんて考えず「辛味」は追加すべきですぜ!
 
 さて辛味。テーブルセットに一味を黒七味があるから、何となくそれで代用可能な気もしないでもない。しかし辛味は、どこか味噌に近い発酵感覚があり、そして白ごまが含まれていて味わいにも香ばしさとコクが膨らむ。赤トウガラシだってフレッシュ感を感じるので、代用なんて考えは一回食うと消し飛んでしまいます。
 

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 ピリピリこないのが好印象。まったりと旨みの濃ゆいつけダレに溶かすと、甘辛い味に拍車がかかります。単なる辛さの強化ではなく、醤油ダレと塩気の色気を高める感じ。そして胡麻等の香ばしさで別の旨みを新たに感じさせます。またこの辛味はお代わりも自由らしい。入れすぎると台無しでしょうが、これが尖らない辛味だから、ついつい入れすぎてしまうという人は多いはず。この薬味は新しい付加価値を生みますから、滅多に来れない人なら是非トライしてもらいたい味わいです。
 

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<麺> 冷えて引き締まったヌチヌチした歯応えと滑らかなスベリ!風味高まりつけダレも程良くキャッチ!
 
 麺も進化してますねー。私が初めて濃厚つけ麺に出会ったころは、まだ白い麺が主流でした。その後風味の高さから全粒が配合された麺がちょくちょくと増えてきたっけ。更に進んで細かく配合された全粒成分が丁寧に打ち込まれることにより、麺の地肌から粒の反転が消えてなくなり、全体的に染まったように褐色な太麺が一般的になってきたという記憶です。今のところ、自分の中で名作と捉えている豚骨魚介つけ麺には、このタイプの麺が増えつつある気がします。
 

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 ひやもり派は私は、麺の風味が大好き。そんな訳で褐色めいた風流な極太麺が好みのド・ストライクでして、当然何も付けづに最初は少し手繰って食う・・・。旨い塩などがあると、たまに勢い余ってそれだけでかなり食ってしまうこともあります。そして歯応えも引き締まるので好き。ヌチヌチとした「しなり」が全体的に生まれてくるように思えてなりません。前歯での切れ方にすら弾力を感じる。プッツリプツプツと切れ込み、奥歯へと運ぶ。奥歯で潰すときはヌチリとした図太い反発が素晴らしい。あつもりより好きなのは、こういった感じ方の理由から。あつもりも、単に冷やさないのではなく、一旦冷やして締めてから温めなおすタイプなら話は別なんですが・・・・。
 

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<チャーシュー> 底に沈んだ串切りカットチャーシュー!タレの浸透とよくマッチ!
 
 チャーシューはつけダレの底に沈んでおります。あまりにも旨かったので無意識で映像収める前に食ってしまった(汗)。分厚い肉を串切り状態になって沈んでおります。その柔らかさは、どこからでも歯切れるほど柔らかく、肉繊維の隙間につけダレが浸透している旨さです。肉自体は淡泊じゃないのですが、よりマイルドに食えるという安心感です。
 

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 時々メンマと混ざる歯応えですが、それもまた面白い。少し前に睨まれた隣客の中華そばを見てみると、とてもデカくシットリしたロース肉が伺えました。これはチャーシュー追加したらかなり満足度が高いとおもうほど、質感が高い!肉増しも激しくおススメであります。
 
 

 

 
 
<味玉にハズレなし!> つけダレとの味一体感を計算に入れたあっさりタイプ!ドボンと沈めて食らうがベスト!
 
 味玉も完璧です。サイズが大き目で白身が肉厚です。タレの浸透は浅いタイプで卵黄は40%がジェル状態。オレンジ色が目に眩しい。味わいとしては薄味タイプ。最近の中では少し珍しいかと思いましたが、つけダレとのバランスを考えてのことですね!。これはドボンとタレに付けてから味わうのが、個人的にはおススメ。タレ甘さと卵黄の絡まりが素晴らしく旨いのです。時々辛味と絡むと味が少し変化するし面白い。嗚呼、やっぱり味玉にハズレなし!。
 

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<スープ割> ブーメラン方式:柚子の風味が新たに加わり気持ちまでリフレッシュ!
 
 コールすると受け取りに来られます。スープ割の場合、残ったタレは少し捨てられることがあるので、慌てて量を調整するように飲んだりしました。柚子を入れる入れないの確認がまずありますが、当然柚子好きな私としては、是非!なんて前のめりな対応。とても淡い煮干出汁のようですが、柚子の風味が豚骨魚介にはマッチするし、また温かくなると辛味が復活してくるので、この風味も同時に味わえます。
 

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総じまして「分かっていても新たな発見感じる崇高系豚骨魚介!王道突き抜ける王者の貫禄つけめん!」
 
 ・・・と言う感想。全く古さを感じない豚骨魚介。以前の豚魚ブームを知らない世代が今は店に行列を作りますが、それだけに今の時代でも通じる旨さの証明です。これからもブレない旨さを期待しております。そんな応援気分が冷めやらぬまま、とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。

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 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 
YouTubeにまとめてみました!

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