ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン4161】 らーめん文蔵 (東京・三鷹) 得つけめん 〜一周回ったほっこり旨さ!安寧覚える豚骨魚介!微睡む旨さ文蔵つけめん!

徐々に営業復帰の盛り上がり・・・武蔵野・三鷹エリア
 


らーめん文蔵 (東京・三鷹) 得つけめん 〜ラーメン食べて詠います

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 GWが過ぎた頃になって、ポツポツと営業自粛から、限定的営業スタイルに復帰する店が出てきましたね。こちら三鷹・武蔵野エリアでもそんな感じで、今回は満を持した感じでようやく訪問が叶いました・・・それが「らーめん文蔵」。
 

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 10年前後以前には、三鷹に文蔵あり!ってなプレゼンス感で、豚骨魚介全盛期では、三鷹で1強状態だったんじゃないかと覚えてます。今になってピークアウトした感もあるが・・・いやいや、今の方が素敵です。身の丈にあった客数で、常連も掴んでおりつつも、単に流行りだけで押し寄せる煩わしさもないですからねー・・・。いい感じで腰据えて営業続けてるってスタンスがいいっす。
 

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 ・・・そんなことを振り返って考えてたら、ご店主夫婦も貫禄が出てきた感じですねー。一時期、お子様ができて一人オペで大変だった時期があった記憶ですが、そういった歴史を感じると、実に脂が乗り切った店になったと痛感です。さて・・・本来ならビールと行きたいが、平日なもので、今回は素直に食って帰りましたー。
 

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<全体> 馴染みの豚骨魚介!何となく・・・懐かしさあり!ほっこり感覚あり!

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 らーめんと、つけめん。そして油そば。このシンプルなラインアップだけで、続けて行けてると言う逞しさ!。今回は久しぶりに、得つけめん(特製に当たる)を頂きましょう!。それはこんな麺顔で配膳されました!。
 

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 おおお!何だか久しぶりに見ると、実は少し醤油感がたつような豚骨魚介にも見えるね!。そして相変わらずと思えるのが魚介の欠片が細かいようで、エキス感ある程度のざらつき感もあるな表情。エキストリーム系な濃厚豚骨魚介とは明らかに一線を画しており、濃厚なれど優雅さも保つと言う優れもの。これを求めて行列が長々と伸びたものだったね・・・。そして「いかにも特製!」ってな主張がないところも、ほっこり穏やか。まさしく・・・大人のつけめんと申せましょう。
 

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<つけダレ> 魚介の甘味がどことなくフレッシュ!カエシのエッジングと甘味が溶け合う円やかな豚魚感覚!

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 レンゲを使って一口啜る・・・嗚呼、円やか!。ゴクゴク飲み干せる程度の濃厚な味わい。そこには魚介の甘味もあるが、コペコペした魚粉の過ぎた溶け込み感は皆無です。濃ゆい味わいがナチュラル。泡立ちも少なめで、滑らかなポタージュでもすすっているような心地よさです。魚介の中でもニボっと感じさせる部分はない。粗節を削り溶かしたような旨味が印象的で、女性にもフィットする優雅な味わいです。
 

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 この魚介の旨味を支えているのは、言うまでもなく豚骨。ここも丁寧さを感じるところで、野趣とかワイルドなどと形容する豚骨エキスでもない。豊潤に煮出した特濃厚スープといった動物系の味風景。豚骨エキス豊潤なれど、ニンニクとは一番遠くに存在させたい・・・そんな旨さです。
 

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 さて魚介は甘味あり!豚骨もエキス感がある程度甘い!?。では塩気はどうか。そこに合わさる醤油感・・・つまりカエシも絶妙です。甘みとしっかり結合しそうな塩気の感覚。甘辛が旨いと言うが、もはや甘いのか辛いのかも分からなくなり、どうでもよくなる。魚介の旨味を感じて探ろうとすると、カエシにぶつかる。豚骨エキスを確かめようと塩気と結びつきを確かめて味わうと・・・魚介の甘味に行き着く?。まさに甘さと辛さの拮抗状態です。
 
 

 

 
 
<麺> 自家製麺:明るい色合いともちっと弾む歯応え!滑らかにツルツルと滑りも良く幾らでも食えそうな旨さ!

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 カタ麺主義の私ですが・・・この多加水系でもちっとした明るい弾力の麺がまた和むねぇー。全体的に瑞々しいですが、底にスダレが敷いてあるので水切りは完璧です。濡れているのかと思うと、実は光沢が素晴らしいだけ。本当にツルツルとしており、喉越しの良さが想像できます。2〜3本たぐってそのまま食らうと、イメージ通りの弾む感触。千切るとプツプツと潰れ、束になったそれを奥歯で噛むとモッツリと緩くてたくましい弾力が迎えます。
 

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 つけダレに垂らすと、また印象が少し変わります。汁の浸透というより、ただ濡れるだけ。でもそれで十分。さらりとタレに潜らせただけでも、かなり汁を纏わせるから旨い!。豚骨の脂分が濡れて吸い付く?そこに魚介の成分や旨味も連れ出すのか・・・スルッと食えるが実に味わい深いね。
 

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 もうあとは、海苔やらメンマやら、沈んだ青菜やらを巻き込んで食うべしです。特に肉と絡ませて食うとちょっとビビッとくる旨さですよ。
 

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<チャーシュー> 魚介の甘さと醤油の塩気に実にマッチ!ほっこり柔らかな煮豚の肩ロース!

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 豚肉ってこんなに甘い旨さがあったのか?と思える質感。もちろん豚肉だけでなく魚介も入り混じってのことですが、ホクホクの柔らかさの豚肩ロース肉。ペッパー感がない肉がこんなに甘くて旨いものなのかと感心です。全体的には脂分がややスカッと抜けた感じですが、その隙間という隙間につけダレの旨味が浸透し、まるで2度煮られ味付けられたかのような印象。
 

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 しかし、豚肉の魂を失ったわけではありません。残った脂の余韻はすっきりとしつつも上品なコク。そして赤身は素直につけダレの旨味を受け入れて、一歩進んだ別の旨味へと昇華してますよ・・・・。旨し!。なんとなく、酒より白飯に合うイメージ。
 

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<味変> ちょっと刺激もいい感じ!GABANの七味唐辛子と投入!辛味と甘味が一歩進んだ旨さに!

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 豚肉に、ブラックペッパーかけるとまた味が昇華するかもと思ったが・・・肉の厚化粧になると思ってやめました。そのかわりに、七味唐辛子を少し・・・肉じゃなくつけダレに投入しましょう。唐辛子のインパクトは少しばかりで、陳皮、黒白胡麻などの風合いが微か。辛さのインパクトと言うより、ふわっ一歩進んだ辛味の華やかさを味わいましょう。
 

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<味玉にハズレなし!> 優しくじっとりと浸透するタレ味!濃厚なコクとマチュアな甘味が豚骨魚介の円やかさにフィット!

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 さて味玉。見た目以上に実はじっくりと出汁浸透の深みを感じる味わいでした。それは白身だけ食って見てもわかる。淡白な白身の味わいが実に円やかで甘味すら覚えるほど。フルっと震える柔らかさからは、薄味のプリンに匹敵するほどの甘味ありです。それをそのはず・・・卵黄はもっと濃密にコク深い!。
 

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 出汁の影響をガッツリと受けており、しかもトロトロ状態で飴色のようなオレンジ色が目に焼き付くよう。これを割って舌に絡み付けると・・・優しくじっとりと浸透するタレ味!濃厚なコクとマチュアな甘味が豚骨魚介の円やかが広がるばかり・・・。嗚呼、やはりどうあっても、味玉にハズレはなし!。
 
 

 

 
 
<スープ割> ブーメラン方式!味変と言うより・・・汁系オリジナルの味わいを知る!

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 最後は定番のスープ割。器をカウンターの上部に置いて持っていってもらう。注いで返してもらう。スープ割って3パターン。①味を淡麗に仕上げるパターンと、②少し味変化をもたらして楽しむパターンと、③デフォの汁系の味を再現させるパターン。これは明らかに③。ここの汁系も結構食ってるからねぇー・・・間違いのない旨さ!。汁系オリジナルの味わいを知る!2度楽しめるパターンだね・・・・。次回、少し麺を残して置いた状態でスープ割りを頼んでみるつもり!。
 

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総じまして「一周回ったほっこり旨さ!安寧覚える豚骨魚介!微睡む旨さ文蔵つけめん!」

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 ・・・と言う感動!。シンプルなメニューを何年も食ってるにもかかわらず、本当飽きさせないのは旨さの証拠!。昔はやった濃厚豚骨味。マタオマと段々揶揄もされなくなってきたか?。やっぱり流行に流される味わいではなかったと、今も確信に到る旨さです。豚骨魚介系で安らぎ覚える旨さなら・・・都内でもここを激しくオススメ!。旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
 
 

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 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 

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