ラーメン的穴場スポット「平間」にいい店出現！
南武線平間駅。商売厳しいエリアなのか結構ラーメン店が苦戦してるイメージ。自分もスルーしがちで、南武線利用ならいつも武蔵小杉で食ったりしてます。ところが、先人諸兄から平間にいい店出来てるとの情報をいただきまして、大変遅ればせながら、今頃訪問して参りました。
駅出口から近く、店箱が相当デカいので使い勝手は相当良さそう。食らう前から応援モード突入ですー。さて今回は、掲題の通り、ガッツリ特製で中盛300g と対峙！。中盛までサービスなのも理由ですが、やっぱり秋を感じると・・・食欲が出てしまう〜。相変わらず口卑しい性格は修正できません。
＜全体＞ 濃密なマイルド感覚漂う往年人気の豚骨魚介！小麦感じる色合いに美しく整う太麺の麺線！レベル高そう！？
配膳の瞬間で「旨いと分かる」ことってありませんか？。今回はまさしくそれで、まず目に飛び込むのは太麺。最近、これほど整った太いつけ麺にお目にかかったことなしで、まずそれが好印象。そして艶やかながらも水切りが完璧なのがさすがです。次につけダレですが、食べ慣れた濃厚豚骨魚介系。魚介と言うより動物系の煮出しを感じるエキス感。最近の豚魚系はそれが主流みたいですね。具材の質感も申し分なく、簡単に言うと作り込みに隙がない！。
＜つけダレ＞ しっかりした豚骨濃厚煮出しに鶏の濃密感！カエシ香ばしく魚介の程よい甘味が芳醇！ネオクラシック濃厚豚魚！
一口目から「うまっ！」と声が漏れそう。冒頭で思った通り、動物系の煮出しの深さが実に印象的です。ドロっとした仕上がりですが重くない。重くないけど味わいは濃ゆい。濃ゆいけどバクバク食える旨味が深い・・・そんなタイプ。個人的には豚骨を上手に煮出してるなぁと感じる一方、この濃密さに鶏の存在を感じてしまいました。端的に言うとモミジも多少入って煮出されているのではと！。だから旨さが分厚いです。ちなみに魚介もしっかり溶け込み、甘味として実力を発揮してるのは間違いない。ニボ感はなく、香ばしくも甘いニュアンスがいっぱいです。醤油系のカエシも円やかで、甘味に香りを添えているような感覚。実にまとまりがありますー。
そんな、まとまり感で楽しみ尽くしても良かったんだが、へへへ・・・せっかくだからニンニクも溶かすぜ！。やっぱり動物系の重厚感がある出汁には、ニンニクは合うのです。ググッとニュアンスが変化して、別の魂が込められたようで力強さが増す旨さ！。そして一味唐辛子もついでに入れてしまいましょう！味の複雑さを後半に演出して楽しみまくりました。
＜麺＞ 菅野製麺所！水切り完璧でタレの貼り付き抜群！しっかりした風味と甘さがつけダレに負けず！素地の旨さしっかり！
つけダレも見事だったが、この太麺もまた見事！。おいおい、麺がそのままで旨いのだった。水切り完璧なのがここで好影響！麺の地肌がペトリと舌に貼り付くようで、素地の甘味と香りをしっかり伝えるのでした。藻塩だけで全部食えそう？（笑）。そんな感じなので、つけダレもよく貼り付かせます。全部沈めなくてもよく貼り付き持ち上がるので、噛み締めて旨し！。
タレと素地の味わいが一体化する旨さが十分に楽しめましょう。因みに、中盛りは茹で上げ300gと思われ、フツーの男子なら躊躇せず中盛サービスを激しくオススメ。旨さが突き動かしますので楽に食えます。
＜チャーシュー＞ 分厚くとろとろ大ぶり豚ばら肉！タレの濃厚甘味に絡める！肉と脂の旨味が蕩けて旨さ絶品！
なんだかんだ言って、バラ肉が一番旨いのかもしれません。だって脂の甘味とか全体の柔らかさなど、分かりやすい旨さなんですもの。ローストされてもその脂の甘味がよく伝わる。下味の浸透だってダイレクト肉脂に伝わるから、旨いに決まってる。分厚くとろとろ大ぶり豚ばら肉ですが、一度食らうと次へ次へと箸が進んでしまいます。そこを敢えて、タレの濃厚甘味に絡める！豚骨の旨味に魚介の甘味が加わった味が、染みるのです。その肉と脂の旨味が、口の中で蕩けて旨さ絶品！。やはり特製して肉増にしないとね！一枚だけだと食った後に寂しさが残りそう？。肉増激しくオススメ！。
＜メンマ＞ タレに絡みまくるメンマ！下味ナイスで作り込み丁寧な短冊タイプ！ふにゃこり歯応え心地よし！
このつけダレの質感だったら、フツーは極太材木メンマでしょ！と思ったんだけど、これはこれで良いのでした。いやね、メンマの仕上がりが良いのもあるが、ややスリムな短冊タイプだと、つけダレによく絡むような気がして、妙に旨く感じてしまった次第。下味ナイスで作り込み丁寧な短冊タイプ！ふにゃこり歯応え心地よし！。酒が飲める時に、これを当てたいかもしれません。
＜味玉にハズレなし＞ 卵黄は全体がねっとり！白身は内に向かうほどふるふる！タレに負けないマチュアな旨さ！
最近、私が好きな味玉の仕上がりは、白身で見分けます。白身の内側に深いところ・・・卵黄と接する部分なんだけど、ここがフルフルっと緩い状態が好き。大体この仕上がりだと、卵黄は全体にジュレっぽい仕上がりなんだけど、そんな卵黄ともマッチするし、全体の歯応えが赤ちゃんほっぺのように柔らかいのですわー。まさにそんな感じで実にナイス！。また薄出汁仕上げだったのも、この濃厚つけダレの中ではバランスいい感覚。卵自体の味わいも楽しめましたし、下味やつけダレと混じって一体化する濃厚でマチュア風な旨さも楽しめました！。
＜スープ割＞ ブーメラン方式！定番の淡いイリコ出汁割りでほっこり気分を誘う旨さ！
つけダレが旨すぎたし、よく麺や具材に絡むので、最終的には残り少なし。無理かと思ったが、一応コールしてスープ割を楽しみました。イメージしやすい、淡いイリコ出汁風で、温かみを感じる薄味が、それまで濃厚な旨さに支配されていた心をほっこりさせるねぇ〜。あまり他客はスープ割コールしてなかったんだけど、やっぱりそのまま飲み干す・絡め過ぎて残らない人が多いみたいです・
総じまして「豚魚礼賛！南武沿線いきなりトップクラスの濃厚豚骨魚介つけ麺！激しくオススメ！」
・・・と言う感動の嵐！。２年に及ぶコロナ禍ですっかり神奈川の新店舗開拓も疎かにしてたらこんないい店できてた！南武線平間駅界隈では他を寄せ付けぬ１強状態！ハイレベルと感じましたので、南武線ご利用機会には激しくオススメ！。旨し！なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います！。
お粗末！と言うことで家族にも感謝しながら合掌！！今日も本当にごちそうさまでした！！！
