ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン4420】 KEN軒 (東京・JR三鷹) 特製濃厚魚介つけ麺 + アサヒプレミアム 熟撰 小瓶 + 純米吟醸ささら 愛宕の松 〜豚骨魚介に新たな息吹を吹き込む旨さ!名店奢らず新たな一歩のサードブランド!激しく応援!

名店「麺屋 さくら井」の3rdブランド? 何とかOPEN夜の部に潜り込む

 

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 2ndブランドなのか、3rdブランドなのかよう分からん。ともあれ「麺屋 さくら井」が発展して次に展開したのが、「三鷹らーめん酒場SAL」。そして今回、「麺屋さくら井」の休業日に限り裏ブランド的に営業を開始したのが「KEN軒」であります。素直に読めば「ケンケン」・・・あらら、さくら井の有力スタフのこと!?。SALで頑張っておられると思ってたら、また更に勢いを感じますね!。激しく応援モード!。
 

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 だから本当は、開店当日にシャッター待ちで突撃したいところなのですが、これでも一応、会社員な訳で水曜日午前中はどうしても外せないのよ・・・。しかも蜜避けつつも出社してる。嗚呼、もうがっかりだぜと泣いていたんですが、なんとTwitterを眺めると夜営業もやってるとか!。時短営業だけど。おおお!そうなのか!と喜び勇んで夜の部に突撃した次第です。久しぶりに夜の拉麺活動。今日は晩飯要らんと電話で伝えるのも久しぶり。
 

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<酒① > アサヒプレミアム熟撰!スーパードライにはない軽やか苦味に確かな旨味!スッキリ淡麗感ある極上麦酒!

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 思い起こせば、夜のさくら井で飲むシーンも実に久しぶり。だったら食らう前に飲むぜ!だって仕事終わったもん!。ビールか日本酒かどちらにしようか迷った挙句、両方飲んでしまえ!と言う結論に至りましたー。でも少しばかりセーブしてビールは小瓶。小瓶だとここでは「アサヒプレイアム熟撰」となります。
 

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 これはこれで旨いよね!アサヒと言えばスーパードライが全盛の時、ビール業界に新たにプレミアム系の風が吹き始めた頃に出てきたのが「熟撰」だった記憶。ただ各社プレミアム路線だと、「重厚感」「ズシリ感」「華やかさ」など特徴を前に出すものの、一般的には「熟撰」はインパクトが薄いかも。だいたいコンビニやスーパーで見かけないから。販路戦略もあったんでしょうが、私個人的には、熟撰は「軽やか」。スーパードライにはない軽やか苦味に確かな旨味!と感じています。
 
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 なので料理の味よりでしゃばらないようなイメージ。ライトな感覚が実はあって、スッキリ淡麗感ある極上麦酒!と言うイメージなのです。これから展開される濃厚つけ麺の前に、あまり重い味わいは欲しくないのにはピッタリかと。
 

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<酒②> 純米吟醸ささら 愛宕の松!ほんのりと濁りながらも果実感ある清涼淡麗!辛口のキレに甘口の余韻あり!

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 久しぶりにこの店箱で冷酒。いつも2本出してくれて選ばせてくれる。そしていつも「辛口はどっち?」って聞くのが私のルーティーン。そうやって選んだのがこちら「純米吟醸ささら」です。丁度私に注いでもらったところで一升瓶が切れた・・・。後の客は否応なくもう片方の酒になってしまいます。そしたら、桜井店主が店から出てゆき、慌てて酒の調達に出かけたのだとか・・・。入店時に挨拶してから、急に顔見ないなと思ったらそう言うこと。
 

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 これは旨い!濁り酒の分類になりましょうか。とは言えその濁りは半透明です。霞がかっておりグラスに注いだだけで幻想的な気分にさせてくれます。そして味わいは、飲み始めと飲み終えた後では少しイメージが違うかも。飲み始めは、確かに辛口!ってなイメージがある淡くチリチリとした刺激に辛口感のイメージが重なるようです。そして辛口なのに香りはほの甘い。肴なしでもぐいぐいと飲める酒って感覚。ところが慣れてくると辛口感より、芳醇とした全体の甘口旨味の方がより印象に残ると行った感覚。それはまるで果実のような淡麗とした甘味を連想してしまうほど。この一杯のグラスだけで、とても味わいにストーリーを感じる旨さでした。
 
 

 

 
 
<全体> 落着きの豚魚つけダレと瑞々しい中太麺!今までにない肉感覚!常連としては興味が尽きない!

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 小瓶とは言えビール、として日本酒。つけ麺の配膳後、せめて日本酒は少し残しておこうと思っていたのに、配膳までに両方空いてしまいました。旨すぎて早く飲み過ぎ・・・。ほろ酔い加減でいい塩梅な頃に、丁度配膳が完了!それはこんな麺顔です!。
 

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 おおお!これまた原点回帰のようなオーソドックスさが滲む豚魚つけ麺!昨2020年にはゲリラ的につけ麺期間があったものですから、その淡麗なイメージをしてましたが、真逆の濃厚つけダレに中太麺と言う展開。穿った見方をすればマタオマ豚魚なれど、そうとは言い切れない思いはエコ贔屓か先入観か?。
 

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 まず目を引くのは肉!肉のスペシャリスト「麺屋 さくら井」は低温調理の肉が絶品で東京トップクラス!。豚鶏2種のはずだが豚豚構成で、しかも鶏の代わりにロースト感ある豚バラ肉に入れ替わっとる!。そして麺は細麺ではなく、中太麺に変更しており、これはセカンドブランド「SAL」のイメージに近いかと。そしてつけダレだが、魚粉がかかってるとは言え、全体的にはポタポタ感があって粒子のきめ細やかさが見ただけで伝わる。従来の「さくら井」から、かなりイメージ変更路線と思うね!。しかし同じ店箱で食っていると、やっぱりどこか共通するとこ探して見たくなる(笑)。
 
 

 

 
 
<つけダレ> 片口鰯がかなり抑え目で自然な甘味が上品な魚介感!濃厚なれど滑らかで微妙に張り付くコラーゲン感?ナチュラルマイルド濃厚豚魚!

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 まずつけダレ。濃厚魚介と銘打つからどれだけドロドロ・・・ドロンジョかと思うと、意外にクリーミーなイメージ。ちょうど食べやすい濃密さ!ほどほど感ある濃厚感と言えましょう。煮干の甘味がしっかりと感じ取れ、往年の豚骨魚介ブームを彷彿とせん部分もありなむ? そして甘すぎないのがいい感じ。実は個人的に、片口鰯系の苦味と香りが少しばかり滲んでいると思うのだが、煮干!って言うアイデンティティも少しは感じるかと思ってます。また魚介に上品さを感じる部分はアゴ出汁なのかは不明。さくら井人気の「煮干らぁ麺」をより濃いめにしてもこうにはならんと思うが、でも似た煮干の香りありか?。同じ材料だったらそうなるのも当然か・・・。
 

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 動物系もしっかりしており、後の食べ応えはいい感じ。豚骨をかなり煮出していると思うけど嫌味が全くありません。むしろコラーゲン感覚が、ストレスなく煮出されており分厚い旨さを醸し出すイメージ。そんなこともあってか、口元に微妙にペトペトと張り付くような感覚があります。名古屋コーチンや、大山鶏も使う店ですから、ひょっとしたらそれらのモミジも溶けているかもしれませんね。いやはや・・・これはうまいぞ!ナチュラルマイルド濃厚豚魚!。
 

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<麺> 三河屋製麺!全粒配合で風味と甘味を感じる中太ストレート麺!噛み締める甘味はつけダレの甘味とシンクロする旨さ!味の一体感!

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 濃厚豚骨魚介だったら、やっぱりタレが太麺に絡まるところが楽しいところ。ど濃厚とまでは行かない上品さを保つ濃厚感には、中太系がすごく似合うと思います。更に全粒配合と言うことで風味の良さも期待できる!。実際に素で2本ほど手繰って食らってみると、瑞々しい麺の歯応えを過ぎれば、ふわっとした小麦の風合いが鼻腔に流れるイメージです。藻塩をふってそのまま食っても旨いかも。
 

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 表面がツルツルしてるように光って見えるが、しっとりしてる部分も多く、つけダレをよく吸着させます。太くてもプツプツと小気味よく千切れた後に奥歯へ運んで潰すと、つけダレの魚介の甘さに麺の仄かな甘味が実にマッチ!。豚骨系のコラーゲン系のコクもプラスされますから、旨味が一段と昇華するようです。噛み締める甘味はつけダレの甘味とシンクロする旨さ!味の一体感!
 

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<チャーシュー> 相変わらずの旨さテッパンの低温調理肩ロース!更にニューカマー!燻しの雰囲気ある豚バラ肉旨し!

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 実は、最初は「味玉つけ麺」のオーダーでした。他客に超常連さんか同業者と思しき方がおられて、ケンケンさんと話しているのが耳に入り、今回の肉のために窯を購入したとのことだ。そして別の他客の麺顔に目を移すと、確かに今までにこの店では見たことのない肉が入ってる!。こりゃ楽しみだと思ってワクワクしながら、スマホいじってラーメンデータベースのレビュー見てると、味玉つけ麺にはその楽しみな肉が乗ってないのが判明!。これはいかん!と普段本業仕事では見せない早さで、特製への変更を伝える!。丁度配膳準備に入ろうとしていたタイミングだったとのとで、何とか間に合ったと言う・・・そんな一悶着があったのでした。
 

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 さてそのお目当ての肉は豚バラ肉。脂身と赤身の折り重なりが美しく、外側は皮に近い部分も残る感じで、若干飴色な雰囲気もある脂身が印象的。吊るしの様な脂身の仕上がりもうかがえるかと。バラ肉と言えばトロトロなのがイメージだが、引き締まりのある感覚と、シンプルな塩胡椒な味付けに、仄かに香る燻しの雰囲気が実に旨い!。脂身は甘いだけはなく香る旨さです。スモーキーと言う強いレベルではないが、仄かなだけに味わいが上品。この時点ですでに酒を飲み干してしまっているのが悔やまれる。
 

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 あとはご存知の低温調理の肩ロース。要所要所に細かい切れ目が入っているのかとても全体的に柔らかく、しっとりした歯応えに肉味が優しく広がります。さすが特製だけあって肉の枚数が多く、少し豚骨魚介だれにディップして食してみますが、それもまた悪くないね!。相変わらずの旨さテッパンの低温調理肩ロース!。さすが東京トップクラスの肉!。
 

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<味玉にハズレなし!> 那須御養卵!ナチュラルな薄出汁浸透で濃密に甘味深い卵黄!つけダレの甘味にバランスよくマッチ!

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 これもこれまで通り、上品に楽しませていただきました。那須御養卵と言う卵黄が濃密なブランド卵。卵かけご飯に最適らしいのですが、これを薄出汁で丁寧に漬け込んでいる様子。そしてキレイな形と仕上がりですね。この店で変形した味玉を見たことがない。ちょっと崩れたりするB級は、たまにサービスしてくれることはあるが。ともあれ兎に角、形は味わいもしっかりしている!。
 

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 卵黄がまるで飴の様でもあり、ソースの様でもあり、濃密なコクに出汁に染まって熟した様な甘味あり!。仄かな出汁に香る白身と合わせて食らうのもいいけど、濃厚豚骨つけダレに合わせて食らうもいい感じです。何だかつけダレの甘味にバランスよくマッチしてる感覚!。旨さ一層濃厚です!。やはりつけ麺でも味玉は外せない!。
 

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<スープ割り> ほんのりと柚子と葱が香る淡い魚介出汁!温もりと優しい旨さでほっこり締めくくり!

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 最後はスープ割にて〆・・・器を返すブーメラン方式です。ベースは淡い魚介出汁で割られるので、大きな味変化は見られませんが、温もりと優しい旨さでほっこり締めくくりとなります。そして、仄かに柚子が入っており、薬味のネギも追加でちょっとした清涼感も味わえると言う展開。濃厚な味わいの最後は、さっぱりとさせてくれるエンディングです。
 

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 そうそう、スープ割を堪能し切った頃合いに、やっと桜井店主が日本酒調達したようで帰ってきたよ。今年もよろしくお願いいたしますとお互い挨拶を交わし、気持ちよく店を後にいたしました。
 

 

 
 
 
総じまして「豚骨魚介に新たな息吹を吹き込む旨さ!名店奢らず新たな一歩のサードブランド!激しく応援!」

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 ・・・と言う感動の嵐!。単なる裏ブランドと言うでもなく、後進育成の場としての展開とのこと。人を育成してこその発展と本業を通しても強く感じるところですし、色々普段のメインブランドでは出来ないことを、どしどしやって欲しいと思います。どこかの自動車会社じゃないですが・・・・やっちゃえKEN軒!激しく応援!激しくオススメ!旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
 
 

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 旨し!なのでとっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!
 

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