ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン4046】 ねいろ屋 豊洲店 (東京・市場前) 特製背脂煮干ラーメン 〜朝から食える本格派!スマート背脂煮干し!

豊洲市場に新たな朝ラー スポット
 

 


ねいろ屋 豊洲店 (東京・市場前) 特製背脂煮干ラーメン 〜ラーメン食べて詠います

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 豊洲市場にまた新たなグルメスポット誕生。その名も「江戸前場下町」。豊洲市場の管理棟内にもそこそこ飲食店が入っているが、すこから少し離れたところにあります。市場関係者の胃袋を満たすというより、観光客目当てのような作り。寿司やうどんなども有名店が入り、場所柄朝から営業しているという状態になっとります。こんなところに「ねいろ屋」が入居しておりましたので、自称「朝ラー・ハンター」として見過ごせずやってまいりました。
 

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 因みに過去記事をピックアップ

 

  
 お!「おにやんま」の隣?朝ならやっぱりうどんが恋しいと後ろ髪を引かれつつ、初志貫徹で足を踏み出したところ、先客は3名。ま、開店したばかりのタイミングとしては入っている方でしょう。どうせ休暇ならビールもという誘惑もありましたが、そもそも券売機にそのボタンがないので平常心を保てました。そしてこの店らしい、「かき氷」のボタンを発見。まだ中止意味する「×」が点灯してましたが、もう少し暖かくなって新型コロナも収まりだすと、きっとこれ食うインバウンド客が溢れかえっていることでしょう。天気よくてもこうも寒いと、やっぱり建物全体が殺風景に感じるね・・・。
 

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<全体> どこかやっぱり上品に洗練された・・・ねいろ屋風背脂煮干感覚!

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 メニューは醤油・鯛塩・背脂煮干の3本柱。このうち醤油は荻窪で食ってるので今回スルー決定。そして鯛塩にしようとしたところ「濃厚」という冠が付いておりました。背脂煮干しと同等にヘビーじゃん・・・と考えだすと、背脂煮干しの方が50円だけお安い。そんなケチな心が働き、また食いたいモードもあって今回は「特製背脂煮干し」のボタンを押しました。それはこんな麺顔です。
 

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 おおお!燕三条!?と言いたいがやっぱり洗練された感がありあり!。東京センスというかお上品さも香る背脂煮干し・・・ギトギト感というワイルドさより全体的まとまり感がキッチリ。ねいろ屋風ハイセンスと言ってもよろしかろうか。青ネギや紫玉ねぎといった薬味が美しい上に、トッピングのチャーシューが王者感丸出しで質感迫る勢いだから、素朴な背脂感が比較的大人しく思えるね。岩海苔じゃなくて板海苔であるのもそう感じさせるか・・・でもこれはこれでアリ。
 

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<スープ> 背脂のコク増しもいいが、すっきり感の中に塩気と酸味を感じる醤油のキレがいいね!

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 実はベースはサッパリしているのが朝の胃袋には嬉しかったかも。豚骨のエキス抽出が丁寧というか、清湯風がいい感じです。そこに醤油ダレで濃ゆく色づき、更に煮干のエッセンスが滲んで軽く霞んだような面持ちです。背脂が足されるとプカプカと浮遊する感じで、上から降り注いだような「ちゃっちゃ感」とは無縁ですな。そんな感じでどこかしらスマートなエキス感です。
 

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 しかし塩気と酸味は割と輪郭しっかりしてたかと。これは明らかに濃口醤油をボディとする味わいで、ひょっとして後から水分欲するタイプか。塩気は動物系よりも煮干しの旨味を引き出すのに重要で、同時に煮干味も感じるのですが、酸味が後味に残るのは醤油ならではの醸造風味か?。実はこの酸味あってこその醤油味とも思え、好きな味わいの一つです。
 

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 煮干し風合いは比較的ライト。甘味も感じるし苦味も少々。ただ苦味というかニボ感というか・・・とてもライトでどちらかと言うと味というより香りといった感覚か?。そして背脂だが薬味とそう変わらない分量なので考えようによってはヘルシーといったところでしょう。おそらく岩海苔でも入っていれば、あの独特の磯風味が加わり感じ方も違ったかも。ライト煮干でOKという方には大オススメ!。
 
 

 

 
 
<麺> 三河屋製麺:緩くボコつく捩れ麺!膨れてオーバルにも感じる多加水モチモチ麺!

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 祝花が届いておりましたのでおそらく三河屋製麺かと。背脂煮干と言えば、麺は多加水・うねうね・太麺。と相場は決まったようなもの。こちらも忠実にそれらを踏襲という感じです。縮れと言うには少し緩やかなボコボコしたフォルム。それがまたどこかスマートな印象にもつながります。極太というほどでもなく、やや平型?膨れたオーバルな印象は中々好みですし、やっぱり食らうとモチモチさが分かりやすいほど明るいですね!。
 

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 この手のタイプだとスープの持ち上げは不得手。その分、背脂を表面に貼りつかせたり、または汁の吸い込みが良かったりします。スパスパとキレも良いし、滑らかな地肌だから啜り上げも抵抗感なし。特に奥歯でっクチリと潰すタイミングは、麺の旨味と汁の塩気・・・そして脂が一体となり、背脂煮干し独特の旨味へと昇華!。大盛+50円も今思えば良心的だったかと思われます。麺量は140g前後?。満足の域。中盤以降は、海苔巻いて食ったり、メンマ絡めたり乗せたりして食らい遊びました。
 

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<チャーシュー> 近年王道の低温調理の鶏豚2種肉!肩ロースの大判サイズが圧巻!

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 このチャーシューあればこそ、特製でこの価格って感じですかね。やはりチャーシューの満足感ってのは平成以降のラーメンではとても重要だと思うのです。そして近年とくに幅を利かせているのが「低温調理」系。鶏胸肉の淡麗な旨味なんて昔は知らなかったもの!。これはどんな出汁とも相性がよろしく、煮干しの風味が移っても妙に旨いから不思議。肉類で淡麗と言える旨さはこれだよね。
 

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 また豚の肩ロースは、注文を受けてスライサーで切り分ける。大判だからカットしてストックしておけば風味が飛びますからね・・・スライサーのデカさが肉の大判ぶりを示します。もう麺顔にセットしたところから、熱をジワジワと受けてピンク色が薄くなってゆきます。また少しスープの影響も受けますが、薄い下味でも肉の脂身の旨味が染みるので実に旨い!どんな酒でも合う旨さ!。これが2枚入っていたのが朝から妙に興奮いたしました。
 

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<味玉にハズレなし!> 出汁の浸透深く味わいしっかり!熱々に近いトロミ加減が最高に旨いぜ!

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 おいおい・・・これ旨いじゃない!。何が驚いたかというと温度感。中まで熱々な半熟状態。やはり熱さも味の内!。ベースも出汁がじっくりと浸透しており、白身も薄く褐色に染まりフルフルと震える柔らかさ。そして卵黄は出汁に染まって飴色にも感じます。茹で上げ加減が絶妙でトロトロ状態。なので深い味でトロトロと蕩ける熱々ソース状態だったのです。これは久しぶりに興奮する味玉・・・わざわざ朝早く来た甲斐があったと言ったものですよホント・・・。旨し!嗚呼、やっぱり今回も味玉最高!味玉にハズレなし!。
 
 

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総じまして「朝から食える本格派!スマート背脂煮干し!」と言う感覚
 
・・・まだ新しく知られてなかったり、平日朝だったりしたので、ゆったりした雰囲気でしたが、観光シーズンやオリンピックなど始まるときっと混雑するのでしょう。そんな感じで気になるのなら、早めに訪問して実食しておくことオススメでございます。次はかき氷をテイクアウトするつもり。旨し!応援と今後の発展を感じながら、とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。

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 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!
 

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