ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン3543】 ラーメン 健やか (東京・三鷹駅) 特製貝と塩のラーメン 〜まさに滋味のコンチェルト!貝出汁深み!タルトゥファータの広がり!更にバージョンアップ!

こんなに疲れ果てた仕事納めはねぇ〜!近場で癒されたくて「健やか」へ
 激動の1年が過ぎてゆく・・・。仕事納めの日の帰り道にサクッと立ち寄ってみました。それにしても何とも言えない年でして、終わったら納会とか、軽く飲みに行こうなどそんな空気感がない・・・。皆今年は思い思いにふけり、パラパラと自然に消えてゆくように退散して行きました。本当にこんな年も珍しいね。で、この後誰も誘う気も起こらず、軽く立ち飲み屋で喉を潤し家路へと急ぐ。遠征してまでラーメン食う元気がなかったのでした。
 

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 それでもいいもん食いたい!嗚呼やっぱりいいラーメンが食いたい!。久しぶりに三鷹で食おうと降り立ったものの、目指す店はもう年内営業終了とのこと。「みたか」か「健やか」かで悩んだ挙句、駅の反対側へ向かうのが面倒くさくなって、結局北口界隈の「健やか」さんへ流れました。それにしても、三鷹でどう転んでもいいラーメンが食えるよう選択肢が増えたのだから、本当に逞しい街になったものだね。
 

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 店に着くとちょうど満席になる手前って感じで、寂しくもなく気兼ねなく食える状態。厨房は3人オペレーションで、ご店主の厳しい指示の下、ビシッと乱れない動作感と細かい確認連携がいい感じ。心地よい緊張が店内に漲ってます。仕事場ってのは元来こういう緊張感があるもんだ。それがないなんて死んだ職場も同然だ。ふとそんなことを思ったのは、この日の職場の雰囲気をひきづっていたからか・・・・。ああもうネガティヴな考え事はやめやめ!!この年末年始連休に、おおいに気分も身体もリフレッシュして、新たな意識で仕事を開始したいもんであります。
 

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相変わらず貝の滋味が沁みる〜!妙に今夜の出汁は塩も貝も鶏も優しく感じるぜ!
 
 本当に暗いムードを払拭したかったから、酒で溺れるよりはいいよね。思いっきり痛快に旨味にハマりたいから、この店一番の看板メニュー!そして年忘れじゃないがケチケチせずに特製とさせてもらいましょう。券売機のポジションから、分かりやすい選択肢として、今回は「特製貝と塩」とさせてもらいましょう!。以前に食った覚えありだが、それだけに安心感もあるしね!。とまあそんな憂鬱を蹴散らす一杯はこんな感じです。
 

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 おおお!やはりきっちりとお盆に乗せられて、しかも崇高なオーラすら感じる雰囲気ある一杯はいいね。スープが霞んで見えるのだが、それがしっとりな味わいを予感させる上に、香味油がほんのりと色づき、そして表層をゆっくりと漂っていかにも美味そう!。チャーシューのレアっぷりもなかなかナイスで上質感そのもの!。そして何と言っても、タルトゥファータが傍に控えて、味変するのがすでに待ち遠しい。
 

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 まずはゆっくりスープを味わうが、嗚呼・・・やはりこの味!貝類の滋味がいきなり深いね!。醤油も旨いが塩の方が貝の場合はストレートに響いてくるようなイメージ。ホンビノスの旨味がジワジワと味輪郭を形成しております。鶏ガラのあっさりした上湯も当然効いいており、何を加えてもうまくさせるプラットフォームのよう。あさりだって、昆布だって椎茸等の乾物も、ほのかに乗せているようです。
 

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 香味油がギトらないのがいいね。これも鶏エキスと思いますが、バターのような濃密感ある鶏油とは別格のイメージ。グラマスなイメージはないけれど、貝類との一体感が期待できるほどの淡麗なレベルがいいんですな。嗚呼抵抗なくどんどんと飲んでしまうので、麺より先に減っていくようです。
 

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定番!名物!味変と言えば「タルトゥファータ」、妙に今夜は馴染む一体感だぜ!
 
 ちょうど一番若いスタフさんが、タルトゥファータの仕込みをされてました。オリーブが座席まで香ってくるようなフライパンから、ミキサーへと流し込んでました。黒オリーブや、ブラウンマッシュルームがゴロゴロと感じられ、また香味野菜がオリーブ油で炒められたようなのが、ドバドバと入ってた記憶。ミキシングした後は、仕上げのトリュフオイルに絡ませる???。なんだか自宅でもできそうな気がしてきた!。
 

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 早速スープに溶かしてみると、これが以前にもまして味変化がゆったりと感じられるのには驚いた。以前は洋風に転じるとか、味ベクトルが変化したような感覚でした。しかし食べ慣れてしまったせいか、もしくはスープ自体のバランスが以前とは違うのか?変わったのか?。妙に全体的にまったりとした一体感が深くて・・・正直唸りそうでした。トリュフの香りよりも、元のスープの円やかさが一段と、オリーブ&マッシュルームの香りと深く結びついたか?というイメージ。
 

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パツパツの低加水ストレート角細麺!カタメ好きなら期待を絶対裏切らない!
 
 麺の好みは十人十色。その中でも割と「カタメ好き&どちらかというと・・・」という派なら、こちらの麺は絶対にオススメ!。自家製麺。博多麺のような極低ではないけれど、「香り」と「歯ごたえ」が鮮烈と感じます。最近、七彩@八丁堀のように打ち立て麺を出してくる店もパラパラとありそうだけど、フレッシュな麺という感覚に近いな・・・と個人的に何の根拠もなく感じてます。カタメ好きなら期待は裏切りませんから、激しくオススメの店です。
 

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 粉の素性を素直に感じます。全粒とか無配合で、精製された粉だけを打ち込んだような白さが印象的。それに角が立っているようなメリハリが感じられ、ストレートさが美しく映える。ある程度ゆっくり食って汁を吸い込んでいるはずなのに、それでもパツパツさが残っているような気がするほど(妄想、イメージ、観念的な話)。噛むことが喜び。スープと汁が一体化して糖化旨味に転化する前に、まるで粉の味を感じてるような気にさせます。
 

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 まあ腰つきがしっかりしてるから、すすりあげると口当たりから、舌触り・・・そして喉奥へ落ち込むまで、そのシルエット感がとてもクリアー。ハキハキしてますな。細麺なんだけどあまりスープの持ち上げは低く、最初は濡れただけで食うって感じかな。この低加水系だと、大盛り嫌って替玉制の店が多い中、こちらは大盛ができる。あまり汁とのバランスを考え過ぎなくても良い個性だからだと思いました。
 
 

 

 
 
2種の低温調理チャーシュー!しっとり感の豚肩ロースに浸透液の妙が生きる鶏胸肉!
 
 特製だと「豚が2枚、鶏が2枚、味玉追加」です。デフォルトで後から、あれもこれも・・・と追加するよりお得みたいですよ。さてこちらも近年王道の「2種の肉」「低温調理」のタイプです。この手の肉でハズレなイメージがあまりないんだが、案外ブレることの少ない料理法なのか???まず王道の半レアチャースーとくれば、豚の肩ロース。なぜこの部位がいいかというと、肉身と脂身のバランスがとてもいいからですかね。豚肉は脂身が美味いと気づけばこれは外せない肉部位です。低温でゆっくりと味が浸透し脂身甘さと、タレ塩気で染まった旨さですね。
 

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 一方の鶏肉が美味い!。胸肉と思われますが、こちらも浸透液がしっかりと滲んでます。それは塩気を含んでいるようですが、実はあっさりと熟成したような甘みがある。またペッパーの下味がしっかりと浸透しているので、和洋折衷のような旨味がいい感じです。肉厚でどこから噛んでも、容易にちぎれる。これは辛口の白ワインに合わせてみたい気にさせます。
 

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 それはそうと・・・年末年始用に、こちらのチャーシューを買って行く人を私の食べている短時間の中で二人も見かけました。おお!すでにこんなコアなファンまで確保しているのか!そしてそれもいいね!!。正月休みで帰省しなかったら、それやってみたいんだが・・・・。
 
 

 

 
 
味玉にハズレなし!玉子本来味で勝負の塩ダレ系!味が深いようでフレッシュなうまさ!
 
 味玉も印象的。タレは「塩だれ(もしくは白だし)」。半熟卵のど真ん中の仕上がりで、カスっとした乾いた部分と、ねっとりした部分両方あるグラデーションが見事です。そして味わいはマチュアな甘みが少なくて、塩気で卵をいただくような本体の味わいを楽しみたいタイプ。白身は文字通り純白でふるふると震えるようです。嗚呼、やっぱり今回も味玉にハズレなし!。
 

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総じまして「まさに滋味のコンチェルト!貝出汁深み!タルトゥファータの広がり!更にバージョンアップ!」
 
 ・・・と言う感覚でしてまた明日にでも食いたくなるほど。これは食べ飽きず食える!。炊き込みご飯が逸品なんだが、これなら白飯を出汁茶漬けにしても良い!。うまし!興奮がなかなか治りませんが、このままとっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。 

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 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 
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