ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン3542】 らーめん迂直 (東京・荻窪) 味玉醤油らぁめん 〜今後の荻窪新時代を感じさせる・・・淡麗崇高中華そば現る!

昭和レトロな店の跡地に期待のネオ中華そば現る!
 関西オリジンの私にとっては、 昔ながらの東京中華そばと言えば、ここ荻窪も凄く思いついてしまう。就職で上京し、本格的なラーメンヲタク(ラヲタ) になってから本当に荻窪でもラーメンを食い始めたのでした。その中で一番印象に残っている店の一つは「三益」。
 

f:id:TOMASSOON:20181229120529j:plain

 出会った頃には相当高齢なおやっさんが仕切ってたけど、いかにも明るく気さくで、ラーメン一本で生きてきたって方だった。300円でラーメン食えたその激安ぶりにお礼と激励を、おやっさんに伝えると「だってよ、オレのラーメン不味いからしょうがねぇ〜」って切り返された(笑)。そしてその後10分程度、他客が居なかったからその話し相手として身柄拘束されたのだった(爆)。とにかく人と話すのが好き!そしてラーメンが好き!そんな方が引退された店の跡地に入ったのが、「らーめん迂直」さん。
 

f:id:TOMASSOON:20181229123723j:plain

 
 
 いい店が入ればいいなと思っててたんだけど、開店祝いの贈花には、荻窪とは無縁ながらも超有名な店から届いたものが!それは「飯田商店」「麦苗」。なぬ!関係ある方なのか!。これは期待できる。三益の後にはいい店が入ってほしいものだと思ってたから、これは美味くてい店の予感がプンプンです。そんなオーラが呼び起こすのか、開店時には20人程度の待ち客が溢れておりました。
 
f:id:TOMASSOON:20181229124202j:plain
f:id:TOMASSOON:20181229124205j:plain
f:id:TOMASSOON:20181229124206j:plain
f:id:TOMASSOON:20181229124203j:plain
 


 
  
王道のネオ中華そばにして隙なし!バランス感あり!鶏ガラエキスと乾物旨味が色濃く!平衡を保つ旨さなのだ!
 
 実は、営業日が安定しないのを見計らって、かなり早い目に一度店前で稼働状況を確認しようと足を運んだのでした。ところがおそらく1時間前くらいから並んでいるのであろう雰囲気プンプンの複数客がいたものだから、急遽行列連結した流れでした。ネットで一度いい評判が流れればやはり反応する人は多いな(オレもか?)。驚くべきは、行列ポールポジションは女性の方でした。とても普通に見える方でラヲタとはかけ離れた感じだったので驚いた・・・・。因みに店内は料理以外撮影ご遠慮とのことなので、一応抑え気味にアップさえていただきす。今回は、まず基本的に攻めてみようと思い、味玉醤油らぁめんとオーソドックスにさせてもらいました。それはこんな麺顔でした。
 

f:id:TOMASSOON:20181229120436j:plain

 
 
 おおお!まさしく王道の淡麗系醤油清油のラーメン!。近年のラーメン本の表紙にこのような雰囲気の顔を何度見たことか。しかしながら一切凡庸な雰囲気はなく、質感が迫力として迫ってくる感じ。スープの透明度と霞具合。そして香味油の揺らめきがとても色っぽいんだが、色気より落ち着き感が高い雰囲気で醤油が香ってくるデアないか。
 

f:id:TOMASSOON:20181229120437j:plain

 
 
 だいたい味予想はできる系統だなと思いつつまずは一口スープをすする。私の場合、最初は醤油の輪郭が気持ちよかった!。とても醤油の香ばしさを感じさせます。生醤油や生揚げ醤油のような軽やかさと優しさもありそうで、たまり醤油のしっかり感もあるようで、正直醤油として強いのか淡いのか分からん(爆)。ただそんなブレンド感のようないいとこ取りって感じもずるいようで、実は嬉しい味わいです。
 

f:id:TOMASSOON:20181229120438j:plain


 
 出汁はどこぞのブランド鶏の鶏ガラに出汁か。とてもスッキリと透明感のある鶏エキスで、風味が濃ゆいわりには重いところは一切ありません。鶏油に通じる色気も探してみると、それは着実に感じましょうか。醤油のカエシによく結びついて、くっきりとした旨味を感じさせます。
 

f:id:TOMASSOON:20181229120454j:plain

 
 
 だたこれを鶏醤油とは安易に分類したくないわけだわ。明るい鶏コクだけに止まらない落ち着きあって深いうまさ。魚介と乾物の旨味を感じざるを得ません。ここまでくるときっと節系や昆布、椎茸系のあらゆる天然アミノ酸の旨味が忍ばされていることでしょう。その中でも私が個人的にピンときたのは干し椎茸。鶏油があるので甘みが映えるのかなと思ってたけど、どうもここに干し椎茸の甘みも溶けている気がしてならない。単に明るいだけでなく、滋味深い甘さと感じさせると・・・・オレには思わせてくれるんですが・・・・。
 
 

 

 
 
香りの高さとしなやかさが実に印象的!風味と感触にキレすら感じる自家製麺
 
 厨房に麺箱があるとつい確認してしまうのはラヲタ(ラーメンヲタク)の証。すると側面には「迂直」と書いてありまして、店内を見渡すと奥に製麺室が設置されてました。確か三益も自家製麺で、おやっさんの使ってる年季の入った製麺機が奥にあったっけ。こちらは麺も実に質実さが伝わって美味いのだ!。とてもナチュラルな小麦白さを感じさせて、パツパツさはないけれど、風合いが実にいいストレート細麺です。最近はフレッシュ感を表す細麺が増えてきたイメージで、区別つきにくくなってるんだけど、差別化を語るとするとこちらの麺はとっても「しなやか」。
 

f:id:TOMASSOON:20181229120456j:plain

 
 
 食べ始めた時には風味を感じさえる中に、しっかりと麺風合いを感じさせます。ただ汁の浸透を許す性格なので、みるみるうちに吸い込み切ってしまいますが、実はそこからがイメージが図太い。汁吸ってからが旨さの本領発揮ってなところがあって、旨味を吸い込んだグルテンの強さを感じます。奥歯で噛み潰すのがいちいち楽しくてならない。唾液が絡み合って糖化で旨味が爆発的に感じますよ。
 

f:id:TOMASSOON:20181229120457j:plain

 
 
 
 
王道の炙り香ばしさが実に食欲刺激!しっとり感と炙り感の融合する豚肉!
 
 この店の旨さはまだ終わらない。実はチャーシューの出来栄えが素晴らしい。しっとりしているのに炙り芳ばしい・・・その不可思議なようで懐かしさを感じさせる仕上がり。最近で言うと「飛粋@蒲田」のもも肉を連想してしまいます。
 

f:id:TOMASSOON:20181229120455j:plain

 
 
 実は「肩ロース肉」と「モモ肉」の2種部位で分けられてます。その2種とも甲乙つけがたく、炙り?燻し?のような香ばしさがいいね。吊るしの叉焼では容易に理解できる味わいですが、しっとりした水分豊富な肉が、こうも香ばしさあるのが嬉しくてならないんです!。モモ肉はフカフカで、その柔らかさと歯切れの良さは、鶏胸肉に匹敵しまっせ。それに肩ロースは、さらに緩い柔らかさの中に脂身の甘さが広がり、芳ばしいのやら甘いのやらで思わず笑ってしまいそう。因みに他客の様子を見ると肉増しのオーダーも多いです。別皿に出てきたりして、ビールと合わせてるところを見ると、すでに通い始めた人のようですな・・・・次回、絶対真似したい。
 

f:id:TOMASSOON:20181229120453j:plain

 
 
 
 
味玉にハズレなし!ふわふわとろとろ〜な味玉は、出汁注入したかの如く味が濃ゆい!
 
 ここまでくると感動しすぎて頭が疲れてくるんだけど、味玉が私を離してくれませんでした。この味玉も面白いな・・・・。とても柔らかさをキープしており、茹で時間も短めにコントロールしているようです。しかし出汁の浸透は、固茹でと変わりないほどにしっかりしている。そのため、最初は柔らかいのでゆっくり歯を当てるが、弾けるように卵黄が口の中に攻め込んでくる。そしてそれが緩々なのにハードな熟成旨味を伝えてくるからたまらない旨さ。出汁をスポイトで卵黄に注入したって味玉も体験済みだが、これはこれで柔らかさと味わいのギャップがむしろ斬新でたのしい!。嗚呼、やっぱり今回も味玉にハズレがないことが証明された!。
 

f:id:TOMASSOON:20181229120511j:plain


 
 
総じまして「今後の荻窪新時代を感じさせる・・・淡麗崇高中華そば現る!」
 
 ・・・と言う感覚でしょうか。実に個性豊かな荻窪のラーメンエリアですが、かぶりそうでかぶらない質感かも。ちょっとまた荻窪がラーメン的に賑やかに面白くなってきましたよ!。夜訪問開始が今から期待高まります。目指せ荻窪ラーメンの新しい星!。ちょっと応援気分が冷めやらぬまま、とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。 

f:id:TOMASSOON:20181229122343p:plain

 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 
YouTubeにまとめてみました!

関連ランキング:ラーメン | 荻窪駅