ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン4451】 中華そば やま福 (東京・蒲田) 特製中華そば[しお]+ 和え玉[半玉]+ キリン一番搾り 小瓶 〜優しい旨味の広がりは玄人好み!肉肉しい迫力はまさに今風のまとまり!激しく期待の蒲田エリアのニューカマー!

やきとんのお店のセカンドブランド!異種参入なれど既に本格派!

 

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 健康診断で会社指定の場所に外出した帰りに寄らせていただきました。この日は、早朝勤務開始の早退社の予定。そこに健康診断をぶち込んだから、結局昼飯を食らう時間がなく、朝から何も食わない状態で突撃です。川崎エリアで業務から解放されたが、当然、昼の部閉店間際に滑り込む形になりました。・・・それでも店外に8名ほど並んでいるのには驚いた!。すでに注目されてるのか?開店フィーバーなのか!?。
 

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 事前の予習だと、やきとんのお店が母体のお店だとか。屋号と暖簾がとても渋いから、どこかの店から独立したのかと思ったのですが、近年そんな異種参入が多くなりましたね。とは言え、いきなり旨いってのが多くなったのも最近の傾向かと感じいるところ。ここもそうなのかと期待が高まります。
 

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<酒> キリン一番搾り!健康診断後のビールはまた格別!いつも以上にクリアな麦汁発酵感が気持ちよく染み渡る!

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 春が近いから日が長くなったのもありまだ明るい。でも飲むぜ。だって仕事終えたばかりだし。今回はキリン一番搾り!。480円で小瓶ってのが個人的にはちょっと考えさせるのだが、前日は健康診断前とあって一滴も飲んでないから、いくら金を積んでも飲むつもりでした。
 

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 働いた後だったし、水分補給も不足気味だったのか・・・最初の一口が甘く感じたよ。36時間アルコール抜いたっだけで、こんなにビールがうまく感じるのか。いや多くは麒麟麦酒さんの開発と製造の努力の賜物でありましょう。一番搾汁のクリアな味わいと深みのある麦芽の苦味。内心で唸りながら一気に飲み続けてしまいました・・・。軌道に乗り始めたら、中瓶も準備してくれい・・・と願うばかり。
 

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<全体> 明るく柔らかくピカピカなスープに浮かぶ肉の迫力!白地の味玉に漆黒の海苔と言うコントラストもまた見事なる麺顔!

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 さて、日頃懇意にしていただいているレビュアー諸兄や、ネット情報で醤油は大体どんな味風景か想像ができたしたので、私としては情報を広めるために「しお」の方をチョイスさせていただきました。それはこんな麺顔です!。
 

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 おおお!これは久々に感じる明るいスープ感!電球で言えば100Wは確実!実に透明度が高い清湯じゃないか!。それに薄く黄色みがかった色合いが実に優しく、まさに旨味が溶けていると言う印象。しかし肉の窪みに浮かび上がるスープは、少し霞みがあるような見栄えで、これもまたエキスを感じて実に旨そう!。香味油の漂いもまた美しく、よくよく見れば色合いが微妙に違うのは気のせいか?。まさか2種の香味を使っているとも思えんのだが・・・。それにさすが肉得意な店のセカンドブランドと言う感じで、チャーシューの存在がまた圧巻!。ひょっとして特製でなく、デフォルトでも十分に満足出来たのではないか?と思える大判ぶりと質感高そうな低温調理がまさに上品で旨そう!。
 

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 また妙に眩しく思える麺顔の謎は、コントラストの演出かも?。海苔の色合いが漆黒のようで健康的な深緑色をたたえ、そばにある味玉がまるで純白。この明暗くっきり感が実にいい気分。有機ELのモニターで見るともっと色合いの鮮やかさが伝わるはずなのだが、スマホの画面コピペ画像でどこまで伝わるか心配。
 
 

 

 
 
<スープ> 鶏の旨味がじんわり響く!貝の滋味が意外と円やか!しかも乾物も溶けてあっさりと言うより芳醇!上品なる鶏清湯!

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 さて期待のスープ。鶏と貝出汁とのこと。実は貝出出汁がとても好きなので、ストレートに味わうなら塩系!と言う思惑もあって味わうわけだが、おお?意外と貝感覚は、塩でも大人しめでありました。貝出汁は最近のちょっとした流行だと勝手に思うのですが、それだけ出汁に貝を謳うところでは、貝のアピールが強いのが流れ。されど敢えてなのか抑え目ってのが、むしろ趣深いと言う味印象です。蛤より、浅利より、インパクト強めなホンビノスを使っているとの情報ですが・・・それでこの上品で円やかな味展開とは!。個人的には玄人好みと感じるところ。自分が玄人って宣言してるみたいになっちゃうがね・・・。
 

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 それだけに鶏の旨味がのびのびとしているようです。鶏皮を煮詰めるとか、丸鶏を煮た時の上澄み油で見られるような、濃密でバターのような鶏油感はありません。ガラと肉を丁寧に煮出したような、ナチュラルな旨味と言うイメージ。浮いている油は、太白なのか?大豆白絞のか?。ともあれ上品な鶏清湯なので、泣かせます。
 

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 やっぱり他に魚介も溶けているんでしょうね〜。鶏以外はほとんど貝のイメージなのだけど、他にあるのなら昆布の旨味?。また仄かに甘さを演出するのに煮干を使っているのかもしれませんが、そこまで明確な感覚はありませんでした。それより時間経過で染み出す麺の風合いの方に意識が行ってしまいました。
 
 

 

 
 
<麺> 蒲田と言えば菅野製麺所!クスクスとした歯切れ良さに風味が香る!出汁の浸透もじわじわ許すほどに甘味を感じる展開!

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 蒲田の製麺所なら菅野製麺所!地元愛って感覚なのでしょうか。淡麗系塩に割とキッパリとしたストレート角細麺は、割と今風なスタンダードだけどそれだけにハズレがない旨さ!一体感がいい感じです。
 

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 序盤は歯切れと共に微かな麺の風合いが漂う感じは、いつもの通り。加水やや低めに感じるけど、3クチめあたりから出汁の吸い込みがバクバクと始まっているようで、中盤では腰つきはしなやかさに拍車がかかる様子。歯応えもクツクツとした感じから、クチクチとした柔らかさをゆっくりと覚えます。その頃合いから甘味が引き立つようなイメージ。
 

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 優しい淡麗感あるスープだから、麺の甘味がそのまま映えるような味風景がナイス!。そのまま味わうのもいいですが、具材と絡めるのも一興です。今回もいつもの通り海苔を巻きましたが、これがまた海苔も旨いし出汁との相性が良いのか、とても海苔風合いと麺甘味の一体感も素晴らし!。
 

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<チャーシュー> 鶏豚低温調理の2種肉!肉繊維の噛み心地が気持ち良い鶏胸肉!優しい塩出汁に相性抜群で一体感素晴らしい豚肩ロース!

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 今風にまとまった低温調理の鶏豚2種肉。やきとんの店のセカンドとあって、豚は当然旨い。割と脂身が多めに差した豚肩ロースですが、下味がとても淡白淡麗なのか塩気がとても低くて、赤身から来る肉本来の味わいがダイレクト。そこに絡むのが脂身の甘味。双方を一気に齧るのが楽しくなる旨さです。肉の本来味+脂の甘味・・・そして鶏貝出汁を吸い込んで、そして滲んで吐き出します。まさに渾然一体となった旨さ!。肉なのに上品な味わい!。
 

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 とても食べ慣れたはずの、コンフィタイプの鶏胸肉。今回これが美味かったので印象的です。胸肉らしい淡白な滋味に、ソミュール液の旨味が混じって旨いのは当たり前ですが・・・歯応えがナイス!。フツーならパフパフとした、まるで化粧パフのようなふわふわ感が楽しめるのですが、これは肉繊維を噛みちぎるような、ブツブツっとした歯応えが痛快!。見栄えの上品さに反して、肉を食ってる!って気分にさせます。当然旨し!。特製にすると肉が多すぎと冒頭で思ったけど、それは撤回。特製にして上品な肉を大いに食らうべし。
 

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<味玉にハズレなし!> 優しい出汁にジャストフィット!白出汁風味玉!玉子本来のナチュラル感がかなり高まる旨さ!

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 こんなに上品なスープの味風景だと、味玉卵黄の濃密感は浮くかなぁ・・・なんて危惧していたのですが、心配ご無用。とてもあっさり仕立てで全体的には玉子本来の旨味でグイグイと食わせるタイプでした!。色合いは見た通りとても白い。塩味玉かと思いきや、全体的には塩気はとても低い。では白出汁のような出汁旨味が濃ゆいのだろうと思いきや、そんなマチュアな甘味とはまた違う。白出汁とは思うがもっと淡白な出汁浸透です。
 

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 卵黄を見えば一目瞭然。ナチュラルな黄色。オレンジ色なのは鶏に与える餌による影響と聞いたが、出汁と一体化して熟したような深い甘味の色合いではないみたい。もっとナチュラルに玉子本来の味わいが広がります。そこをまた塩スープに沈めて絡めたりして遊んで食らうのですが、卵の力を知る旨さって言う感覚が少し新鮮かも。嗚呼、味玉ってやっぱりどれもハズレがない旨さ!。
 

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<他具材> 材木メンマも素材の旨さが光る逸品!海苔は絶品!肉厚!風味高し!

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 メンマの画像メモをしっかりと撮るのを失念したのですが、材木状でかなり質感の高いものでした。これも味玉同様に、薄味に仕立てられており、素材感が実に全面にでてるイメージ。コリっとした歯応えで繊維質が締まっている割には歯応えが痛快です。
 

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 そして、麺と絡めて食らう旨さも語りましたが、海苔そのものがかなり旨い!。肉厚で香りがとても高く、これだけで日本酒のつまみに十分になりうると言う質感の高さ!。大判4枚もあるって言うところに、少し心意気も感じたりします。海苔も激しくオススメアイテム!。
 
 

 

 
 
<和え玉> 半玉サイズ!優しい塩ダレが少し強く!魚粉の甘味と絡む!麺の甘味と交わってコク深く感じる!半玉と言わず是非ともフルサイズでいこう!

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 隣客が和え玉を注文したのを横目で見てて、とても旨そうに見えた!。じゃそれを真似しようと思ったのだが、1玉だと器が小さいがとても多そうに見えてしまい、腹パンになりすぎるのを嫌い「半玉」とさせてもらいました。
 

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 これも拉麺食べ歩いている方なら分かると思うが、かなりオーソドックスなタイプ。いわゆる味付け済の替え玉と言うスタイルで、そのままでも旨いし、残ったスープに入れても、それでつけ麺風に食らっても旨いと言うことです。この手であるのが香味で鶏油を入れ、魚粉の甘味とまぜこぜする味風景だが、鶏油ではないのか、とても低いのか、あっさりしておりその分、麺の旨味がしっかり伝わるという感覚です。
 

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 タレも醤油と塩を分けているようで、醤油を食った人には醤油系。塩ならば塩系と言う使い分けの様子。なので塩ダレの和え玉って言うあっさりスタイルが、実に心地よかったのかもしれません。結局、半玉では旨さ言え物足りなく、もっと食いたいと感じてしまいます。食らうなら、1玉フルサイズでお召し上がりいただいた方が、潔いし、十分に楽しめるかと!。
 

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総じまして「優しい旨味の広がりは玄人好み!肉肉しい迫力はまさに今風のまとまり!激しく期待の蒲田エリアのニューカマー!」

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 ・・・と言う感動の嵐!。蒲田も東京トップクラスの拉麺激戦区で入れ替わり激しいですが、この上品さは他にあるようでない味わいかと。次は早いうちに醤油を狙いたいと考えながら帰途につきました。蒲田でしみじみ上品に味わう拉麺ならこちら激しくオススメ!旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
 
 

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 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 
 

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