ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン5250】蛤麺しちり(東京・荻窪)特製中華そば 醤油 〜牛白湯!鶏清油!貝出汁!円やかな醤油ダレ!渾然一体の旨さとはこのこと!

鬼門を克服!?

 
 午前中に片付けるはずの仕事が思いのほか時間がかかり、すっかりランチを過ぎて遅ればせながらの拉麺です。せっかくランチのピークタイムをずらせたのだから、行列店行ってみよう!と思えど・・・迂直跡地は休業日。荻窪で最古参の店はしばらく休業。近くの人気家系は相変わらず行列。近くのいつもの店に行くと必ずビール飲んでしまうに違いないので、色々考えて今回はこちら「しちり」さんへと落ち着きました。
 

 
 それにしてもこのテナントは、実は入れ替わりが激しいのだった。今回は根付いて欲しいと、地下に続く階段を下るとこんな時間帯なのにそこそこ客が入っとる。小売・サービス業が多い荻窪だからこそ、時間ずらしの休憩輩が多いのか?。何となく今回は、この鬼門の場所を克服しそうな感じがして、このまま突き進めよと偉そうに上から目線で応援です。この日はとても彼岸過ぎとは思えぬ暑さで、冷やし系と悩んだにですが、未食の「醤油系」とさせてもらいましょう。
 

 
 
 
<全体> 穏やかな微乳白色!やや艶めきを感じる出汁感!肉感もしっかり!さすが特製中華そば!

 
 見た目は今風の醤油清湯系。表層の油の艶めきがとても印象的でやはろ上品さが広がるようです。そして何といっても特製!海苔はないけど、薬味の紫玉葱微塵の散らばりが美しく感じさせるじゃないか。更にチャーシューが3種6枚という迫力も伝わります。
 

 
 こちら蛤出汁を推してる店ですが、個人的には、主張的にベースが牛骨白湯のイメージ。香味油にも貝エキスを封じ込めてる様子ですが、香味油の下には淡い白湯が浸っており、全体的には艶めきと柔らかさを感じる麺顔です。
 

 
 
 
<出汁> 牛骨白湯と鶏清湯!更に蛤出汁のトリプル!醤油は円やか!正しく滋味!

 
 おいおい・・・以前食した「塩」より「貝出汁」を感じるのは私だけだろうか?。貝エキスをストレートに味わうには塩が定番だと思うけど、駄舌な私が言うのも何ですが、醤油の方がむしろ貝出汁を浮かび上がらせるようにすら思えてしまいます。蘊蓄書によると、醤油ダレは塩ダレとは一転し牛鶏エキスを重厚に加えたとのことですが、むしろ貝がくっきりしたような印象・・・。豚を排除してるように感じますが、それだけでも随分と他とは印象の違いを感じます。
 

 
 牛骨&鶏の旨味で割ってもしっかりと貝出汁・蛤エキスが芳醇と感じられます。ひとくち啜るだけで、蛤の旨味が冒頭から明るく優しくじわじわと響く?。むしろ「芳醇」であります。
 

 
 食らい進めてゆくうちに、麺の炭水化物も溶け出して円やかに変化してゆきますが、牛&鶏&蛤を引き立てつつ、穏やかでゆったりとした旨味が広がるではありませんか。
 

 
 
 
<麺> 出汁を吸い込む甘味が実に上品な甘味!品やかさと滑らかさが極まるストレート麺!

 

 

 あゝ滑らか!そしてしっとり!優しい多加水ストレート麺です。以前食した麺はこうだったのかと・・・回想してしまいそう?。淡い白濁な出汁に透けて見える素地の白さが美しい。歯応えで弾力をアピールするタイプでないけれど、嫋やかと思わせる風貌と感覚です。そして滑らかさが上品!。口当たりもソフトで、品やかな腰つきにより、啜り上げがとても平打ちにしてはシルキーとすら感じます。

 

 
 出汁を吸い込んでからの甘味がいいね!。クチリと噛み潰すと、出汁の旨味の奥に麺素地の甘味が広がる様子。出汁を持ち上げて絡むところを味わいつつ感じるが、序盤ではやっぱり出汁を受け止めた後の風合いが見事!。早い段階で出汁と完全一体化しますが、蛤エキスと炭水化物の一体感の、楽しさは高まるようです。へへへ・・・この出汁を吸い切った旨さが素敵で、今回も徹底的に肉に巻き付けて全部楽しませていただきませう!。
 

 
 
 
<チャーシュー> 鶏豚3種肉!出汁をマスキングせず吸って共鳴する旨さ!淡麗で上品な味わい!

 
 貝出汁を謳う店ですが肉も得意か?まず豚肩ロース!低温調理で薄めのスライスなので熱でほてったような仕上がりになります。それは薄味に出汁が浸透するバランス感で上品な仕上がりかと!。また赤身の肉味に貝出汁が滲んで味わいが高まります。脂身は溶けるが若干出汁にも影響与えている様子で、蛤出汁と脂身の甘味の合体が旨い!。
 

 
 次に鶏胸肉!鶏肉の淡麗な滋味に、牛鶏蛤の出汁感の中でも特に蛤と敏感に反応するようです。元から淡白な肉!。パフパフな優しい歯応えで、細かい肉繊維の隙間という隙間に、出汁が浸透しまくりです。噛み締めるとスポンジのように出汁を吐き出して、鶏胸肉の滋味と貝出汁の旨味を口の中に広がるわ!。
 

 
 最後に豚バラ肉!出汁の熱で蕩けんとする脂身!そこに醤油ダレとローストの風味を感じさせます!。周囲のロースト部分には醤油系の出汁を感じるとともに、焦げが香ばしさを醸し出す。ところが脂身の旨さで貝出汁をマスキングすることはないです。
 

 
 
 
<味玉> 優しい甘味!白身柔らかく卵黄は崩れる柔らか仕立て!蛤ベースとは思えぬ円やかな下味!

 
 まず白身が柔らかく、ふわふわぷるぷるとした食感。均一に出汁が浸透しております。とてもソフトな食感で味わいをしっかりと感じる白身の質感がとてもグッド!。
 

 
 卵黄はほぼ全体がジュレっぽい仕上がりとなり、少し緩さも残ってる仕上がりが好きな感覚です。当然ながらしっかりと出汁を含んだ旨さだが、ナチュラルな甘さでそこがまた上品さを感じる!。
 

 
 
 
総じまして「牛白湯!鶏清油!貝出汁!円やかな醤油ダレ!渾然一体の旨さとはこのこと!一回食っとけ!」

 
 ・・・と言う感動の嵐!。蛤麺が看板の店でその日限定のご飯物サイドメニューも絶品みたい。牛鶏蛤の出汁コラボがとても素晴らしき一杯でした。また荻窪駅南口すぐ側っていうロケーションも見事!。フラッと下車した一杯啜るにはもってこいかと!。貝好きなら特に激しくオススメ!旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
 
 

 
 
 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にご馳走様でした!!!
 

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