ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン3519】 ラーメン二郎 西台駅前店 (東京・西台) ラーメン半分(ニンニクアブラカラメ)+うずら 〜たとえジジイなっても食い続けたい二郎の世界・・・もし迷ったら西台かもよ!?

せめて意地だけ通したくて・・・西台へ
 ラーメンデータベースのイケズ・・・。登録している店が移転すると、未訪問扱いに格下げされていまいます。これはイケズな対応ですよ(笑)。ま、その道理は分かるのですがね。しかし、西台二郎が目と鼻の先に移転(半分元通り?)しただけでこの扱いですから・・・。ちょっと意地を通したくて、私用で午前休暇取った日のついでに、無理矢理突撃してみました。もう冬へとまっしぐらな季節で、わざわざガード下の影で行列だなんて考えただけでも寒気が走りますが、ラーメンヲタク、通称ラヲタの業の深さを感じます。
 

f:id:TOMASSOON:20181207111407j:plain

 
 
 それにしても今年一年もう終わろうとしてますが、今年ほど以前のように食えなくなったと感じ入るのは初めて。連食しようとは全く思えず、遠征しても1杯だけ食って帰ることばかり。大盛りもあまりしなくなった。その分、これはイカンとトッピングは増やしているのですが・・・・。そんな感じで「もう二郎は卒業だろうか?」なんて頭をよりぎます。それもやっぱり、神田神保町二郎で遭難しかけたことが、いまだにトラウマ。どのサイズを食おうかと、本当に西台に着くまで考えに考え続けた次第です。結果として、食べ物を粗末にしてはイケない・残してはイケないと強く教え込まれた世代ですから、今回は「麺半分」とさせていただきました。ずいぶん大人になったでしょ・・・・今更だけど。それでもちょっと久しぶりの直系二郎だったので、「ニンニク・アブラ・カラメ」はコールさせてもらいました。
 

f:id:TOMASSOON:20181207111408j:plain

f:id:TOMASSOON:20181207205642j:plain

 
 
 実はこの日、開店30分前に行ったのですが、余裕だと思ってたら甘かった。すでに結構並んでおりその列は折れ曲がってうねっている・・・。平日でも油断なりませんのでご注意を。ただご店主が気を利かせてくれたのか、随分と定刻前なのに開店を前倒してくれまして、実はそんなに店前で寒さに震えながら待つことはありませんでした!。ご店主の機転がナイスだぜ!!
 
f:id:TOMASSOON:20181207111410j:plain
f:id:TOMASSOON:20181207111411j:plain

 
 
 
ジリジリ迫るニンニクと白い粉の塩気旨味の合体迫力!カエシとアブラ補強で食えば気合い入る!
 
 なるほど・・・先人のレビューにもあったとおり、厨房の中からの店主の行列オペは、機敏で鋭いものがありますね。店内に背後霊で並ぶにしても、各スペースには定員があるようで、券売機前には1名、入口マットの上には1名・・・などと規律があるみたい。しかし全体的には明るくハキハキと応対されており、既に店の中にいる客も、そとで寒そうに待っている客も、できるだけ均衡保って多くの方にリラックスを届けたいとの思いなのね。言葉と表情をよく見るとわかる。そんな思いも受け止めて、何となくリラックスしてしまい、がらにもなく「うずら」を追加してしまったではないか・・・。数分後、それはこんな感じでご店主自ら運ばれやってきた。
 

f:id:TOMASSOON:20181207105626j:plain


 
 おおお!丼が大き目で肉厚だからとてもフツーに見えてしまうが、麺半分とは言えとても迫力アリアリですよ!。ヤサイの量は麺量と比例する感じがありますが、その他はコテコテ脂感に醤油が色をさし、その下にはガッツリ肉が塊となって埋まっている。そして刻んだニンニクが、スープに溶かす前だというのに、プンプンと湯気をとおして香って来るではないか。スープは表層を覆うラードのコーティングでやけに輝いて見えるし、薄っすらと乳化も伺える。まるで褐色の悪魔のように見ているだけで誘い掛けます。
 

f:id:TOMASSOON:20181207105635j:plain

 
 
 久しぶりだぜーってな感覚でまずは、箸でニンニクを溶かしながら、そして半分だけ天地返しをして、汁と麺と具材を軽く混ぜ合わせ、そして一気にかっ喰らうように味わう。今日はブレスケアを持ってきたから、存分にニンニクを楽しめるがそれだけに、ジリジリと来る刺激が痛快で、辛さのようで香りを感じ、ニンニクマゾヒスト気分に陥る〜。特にカラメとしただけにカエシの結びつきが強く感じられ、豚のエキスもろとも香ばしく感じる。そうなのだ、アブラとニンニクが妙にマッチングが激しい。攻めたつもりが激しく責めたてられる。
 

f:id:TOMASSOON:20181207111452j:plain

 
 
 コロコロとした形状でふりかかる背脂。これが箸ですくえそうでフルには捕まえられず、途中で崩れる。そしてカエシが濃い出汁に染まるが、それが褐色にそまり、まるでトパーズのように光っているではないか!。それをスープもろとも啜って食らうのだが、カエシの塩気と白い粉の塩気、そしてニンニクの辛味が一度に受け止め、背脂の甘味にもろともダイブしてくるような味わい。塩気と辛味がズドンとプッシュしてくる!。
 

f:id:TOMASSOON:20181207111528j:plain


 
 これをもう少し別角度から引きづり込もうとするのがヤサイの役割!?。ヤサイの汁気で少しマイルドに仕立てても見たいものだが、如何せん今回はボリューム不足なので、ヤサイ旨みにプルしてくる力がやや弱い。こんなプッシュ&プルのバランスなので、どうしてカラメに傾く味風景なのだが、二郎としてはもともと全体的にはその傾向が強い食べ物だったんだ。だから妙に違和感が少なく、旨い旨いこの味なのだと、不思議と納得してしまうのですわ・・・。
 

f:id:TOMASSOON:20181207111512j:plain

 
 
 
 
デロデロし過ぎない程度の淡いクッシリ感!汁吸い込んでからのゆったり感!ワシワシっと一気食い!
 
 結論から言えば、旨すぎてこんなことなら、もう一段上でも良かったボリューム感でした。直系でもいろいろ麺のカタサには特徴があるみたいだけど、私の一杯ならややカタメ程度のナイスバランスだったかと!。最初の天地返しの瞬間から、あ!麺風味が香る!と感じます。日清製粉オーションらしい素朴で朴訥とした色合いの地肌感。そこにかん水の影響をやや感じる薄く白めな黄色が全体にさす。ご存知平打ち系でやや縮れとは言えない程度のボコボコなウネリ・捩れがある。これが麺と麺の間に隙間を生み、スープを持ち上げない代わりに、ヤサイやらを引っ掛けて来るという優れものです。
 

f:id:TOMASSOON:20181207111513j:plain

 
 
 チュルチュルとは絶対に食えそうにない麺で、短くズボッ!スボッ!ズコッ!っと啜る。その後は、ハフハフと引きずりながらバキュームし、続けてワシワシと奥歯で潰して味わうのみだ。計算通りにモヤシとキャベツを引っ掛けて、またカエシに染まった背脂の粒も隙間で溶けだしている。そこをもろともくらい味わうのが、この系統の醍醐味ですな・・・・。
 

f:id:TOMASSOON:20181207105729j:plain


 
 途中で割とデカめの背脂を発見したもんだから、こいつを麺の上に乗せ換えて食らってみたけど、カネシの塩気と脂のコクが一気に炭水化物に染み込み、一体化するから妙に旨いではないか!。もしも背脂の醤油漬けってのがもしあったら、ご飯にも合うのかしらん・・・。麻薬的な旨さと言いたいが、じゃあ麻薬やったことあるのかと、くれぐれも警察にたれこまないでいただきたい。
 
 

 

 
 
うずら:口休めと言うよりも二郎のアイドルと言った可愛い存在感!
 
 玉子に比べたら割高感がアリアリ。だがどうしても「うずら」があるとわざわざボタンを押してみたくなる。二郎系のパンチに合う合わないの問題じゃなく、粗野やワイルドに思える麺顔にもしコロッと姿があったら、素直に可愛いなと思う。だからスープに浸してどうのではなく、口休めとしてもナイスな存在感です。機能的よりも視覚的に効果があるトッピング。存分に楽しませていただきました。個人的に、これは西台に来るたびに合せる必要がでてきました。
 

f:id:TOMASSOON:20181207111453j:plain


 
 
 
 
ロースとバラのガッツリ肉塊!質感嬉しくボリューム満足!もっと食えたかも!
 
 二郎を数々回っていると、ときどき「ネ申 月豕」に遭遇することってありませんか?。どの店の豚も柔らかくて旨いのだけど、タイミングというヤツでものすごい上振れした豚肉に出会うことが数回あるはず。それが、数年前、再々移転前の西台二郎で遭遇したのが私。あのころは、小サイズだったら楽に食えてたもんでしたが、その神豚で衝撃を覚えたもんです。それ以来、なんとなく西台が二郎各店舗の中でも見逃せない。
 

f:id:TOMASSOON:20181207111511j:plain

 
 
 いや〜2種部位の豚は今回も格別。ロース部位と思われるのは、サイズがハンパなく分厚さもかなりのもの。引き上げて確認すると、軽く一昔前のスマホと大きさサイズですよ。しかも身が柔らかでスポンジのようにフカフカ。またスープ生成にも貢献したようで、スカスカとした赤身部分も旨し。そこを今度は汁に漬け込んで汁を吸わせてから味わい倒します。肉を食うと麺の炭水化物が恋しくなるし、絶好の麺とのコンビネーションですな。
 

f:id:TOMASSOON:20181207105900j:plain


 
 またばら肉の方は、少し歯ごたえがあって肉を食ってる!!って感じがありありです。脂身も含んでますから噛み千切ると脂がスポンジのように滲み出ます。カネシの塩気も同じくにじみ出るようなニュアンスで、すでに脂と塩気の一体感が生まれてます・・・これは、麺でなく実は白飯で食いたい味わいじゃないか!。
 
 
 
 
総じまして「たとえジジイなっても食い続けたい二郎の世界・・・もし迷ったら西台かもよ!?」
 
 ・・・と一応私見でおススメします。麺サイズと肉トッピングのボリューム案内と、その日の体調を慮って組み合わせ自由。見栄なく楽しく適量を食べるなら、こんな二郎がベストと申せましょう。ミニラーメンもここでは堂々と頼める雰囲気。もっと女性進出もありそうな気もしますー。そんな余裕を感じる珍しい二郎体験を感じつつ、とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
 

f:id:TOMASSOON:20181207152709p:plain

 
 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 
YouTubeにまとめてみました!
 
ラーメン二郎にまなぶ経営学 ―大行列をつくる26(ジロー)の秘訣

ラーメン二郎にまなぶ経営学 ―大行列をつくる26(ジロー)の秘訣

 
人生で大切なことはラーメン二郎に学んだ (光文社新書)

人生で大切なことはラーメン二郎に学んだ (光文社新書)

 
新版 ラーメン ガイドブック《英語対訳つき》 the RAMEN BOOK[新版]

新版 ラーメン ガイドブック《英語対訳つき》 the RAMEN BOOK[新版]

 
ラーメン二郎ニュースまとめ -簡単!二郎のまとめリーダー-

ラーメン二郎ニュースまとめ -簡単!二郎のまとめリーダー-

 
私の好きな二郎

私の好きな二郎