ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン3476】 神田 勝本 (東京・神田神保町) 特製清湯つけそば 〜味・店箱・接客全てがハイエンドなるつけそば屋!神田一択ならここ店か!?

いつ来ても行列すごくて・・・もう休日に行くしかねぇだろうよ!
 神田神保町界隈で昼飯となると、とてもウキウキして来る!。何でも旨い店が集まってるからね。ラーメン以外にも、カレーや天ぷら、中華屋など凄いことになっている。しかしそんな中で、ラーメンとうどんが好きな私は、いつも食いたいと思っても、行列のすごさで食えない店がある・・・・。それは、ラーメン二郎と、うどんの丸香、そして「神田 勝本」。これらはもう午後休暇でも取得しなけりゃ食えないような気がします。
 

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 先日、職場のラーメン好きと会話してて、そんな話題で盛り上がってたんですが、勝本の話の中で「●●●さん(オレのこと)勝本でつけそば外すとはどうかしてますよ!」と言われてしまった。私はここでは汁系しか食ってないのだが、そいつに言わせれば、ここでつけそば食わなきゃもったいな過ぎるとのこと・・・・。くそーと内心思ってた訳で、こうなったら意地でも早々食ってやるという流れ。
 

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 訪問に息巻き過ぎて、来る時間が早過ぎた・・・。まだ30分以上もあるし、さすがに土曜日の朝は並びはなし。ちょうど近くに、QBハウスがあり空いていたため、丁度短い時間つぶしにもってこいだと、いきなり散髪を始める。これが実に痛かった。先客のおば様が意外と時間かかったため、結局15分ばかりかかってしまった。慌てて勝本に向かうが、結局出遅れてしまった・・・・。やっぱりアホだなオレは。
 
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まさにジャストフィット!円やか清湯醤油ダレに塩気と酸味が程よ過ぎるよ!
 
 しかし店箱が割とでかいので救われて、そう待つことなく入店を果たしました。こちらは接客が非常によろしい。ナチュラルな丁寧さがあり凛々しくもある応対が素晴らし。おしぼりもしっかりとしていて、一人一人手渡しで迎えてくれる。紙エプロンの確認とかお水のお代わりなど、さりげなくて丁寧。さすが東京のお店でありますなーなんて、未だに地方出身者の引け目が抜けないオレです。優しくされると嬉しくなる単細胞なんですー。そんなこれまでの一連のことを思い浮かべていて、配膳されたのがこの麺顔です。
 

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 おおお!これはいきなりすげーオーラを感じる!旨そうというよりキレイ。醤油ブラウンの透明度と動物エキスのさっぱり感がそそる上に、チャーシューですでに心踊る。そして何よりも麺だ!。なんだこれは2種類じゃないか!細麺と中細麺、そして低加水と多加水、そんな取り合わせ方で2倍4倍とアミューズメントが広がる。しかも大盛りでもないのにこの量はすげー。ヤツが言ってた意味が、ここでようやく分かった気がしました。
 

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 まずはつけダレから味わうと、これが実にほっこりとする円やかな味わい。醤油の明るい熟成感が生き生きと感じられ風味深い。その塩気はというと実は出汁のエキス感に完全に溶け込んで、甘みに結びついて吸収されてる感覚です。ベースのメインエキスは、鶏ガラと思いますがその豊かなコクがじっとりと溶けている感覚。でもこの甘味には鶏エキスだけでなく、節系、昆布、椎茸等の乾物がバランスよく溶けている感じました。濃度はゴクゴク完全に飲みほせるレベル。三つ葉の風味もキッパリと感じるレベルで、これは万人ウケ間違いない。
 

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 あまりにもつけダレに没頭し過ぎて、黒山椒など味変化をさせるのを全く忘れてしまいました。そんなにも夢中にさせたのは、酸味の作用。微妙に酸っぱい味わいが、余計に旨さを引っ張り上げていくようなイメージ。テーブルセットには、追加する酢も醤油タレもありますから、お好みでチューニング可能です。
 

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デフォルトで驚く!2種の麺!!そしてこのボリューム感!!!更にこの質感!!!!
 
 つけそばで、このように2種類で出す店はあまり見かけません。しかしこれはとっても私の印象に残ります。まず美しく並べ揃っているのが評価高いですが、「低加水と多加水」「細麺と中細麺」という組み合わせで、単に2種類出すだけでなく、それぞれお違いを楽しむことを意図しているような・・・。それにしても、並でこの量が凄い。ハーフ&ハーフではありません。これは2玉に相当しそう。
 

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 最初は「細麺」から食べ始めた方がいいと思います。時間がたつと麺同士が張り付くから。これはつけそばでは珍しく、芯をしっかりと表現しています。流水締めの麺ですが、粗熱が取られたためにグルテンの乾き感じる風味。それがとても強く感じられます。つけダレにつけて、麺が汁浸透しようとする前にズボボボっと啜り切ります。クツクツとした歯ごたえを楽しみながら、粉風合いと出汁エキスを咀嚼で一体化させてゆく・・・・。そんな旨味が非常にフレッシュに感じ楽しめるつけそばは、ありそうでない気がします。
 

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 細麺だけでも完成してると思うが、中細の多加水も捨てがたいねー。こちらはモチモチ麺。汁に入れて濡れる様が褐色めいて旨そうだし、ズボボボボーーーっと啜りやすい。歯でプツプツちぎって行くとと、すぐに唾液が溢れて糖化するような旨味が生まれます。そこには出汁エキスが深く滲む。一度試しで、細麺と中細麺を一緒にして啜り食って見たけど、何もいいことはありませんでした(笑)。これはセパレートで食うべしです。
 

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周囲の炙り焦げ目縁取りが、頼もしくも美しい豚バラ肉!ふわふわトロトロの旨さ!
 
 この豚バラ肉は高品質!周囲の焦げ目が美しいから、思わず鴨肉かと勘違いしてしまいそう。豚って皮に一番近い部分の脂が一番甘い。ここを丸ごと炙りを入れて旨味を高めて封じたような感覚。そして焦げ目以下は肉身と脂身が柔らかく重なり、すでにつけダレを十分に吸収し、とろとろになっております。
 

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 タレの淡い酸味と肉の脂身甘さの相性もよく、仄かに甘酸っぱい味わいを残すのもいいね。これは1枚だけだったらきっと未練が残ったでありましょう。特製にしといて本当に良かった。
 

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味玉にハズレなし!出汁浸透の円やかさに塩気の淡いキリリ感が滲む!
 
 味玉はどこでも同じようで、同じものはないと思ってる。例えばこの味玉の場合、卵黄はトロトロ〜なジェル状態から、外に向かってグラデーションを効かせてスカスカになってゆく。そのどの部分もそれぞれ旨いんだけど、丸ごとガブリと齧り食うとそれらが渾然一体となって、ペットリと舌に絡む。そこが非常に旨いです。タレが円やかさな甘辛で酸味が淡い一方、味玉の方はこれにやや塩気を感じたイメージで、全体として旨さが埋没しないね。淡くきりりとしたイメージを印象に残します。旨し!嗚呼、今回も味玉にハズレなし。
 

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ぜひスープ割していこうよ!三つ葉スダチを添えてグッジョブ!
 
 このつけそばは、意外と量が多いためか、他客はあまりスープ割りもせず帰って行かれました。いえいえもったいないっすよ。このスープ割は別腹で入っていきますから。告げると器ごと持っていってくれるブーメラン方式。帰ってきたら、そこには出汁で割られた透明感と浮かぶ三つ葉。そしてスダチが添えられます。醤油が効いた円やかお出汁のような優しい穏やかさが実に旨い。三つ葉がまたここでイキイキと風味立ちます。後半にはスダチを入れましょう。これはそう酸っぱくありません。むしろ円やかさに清涼感を呼び込むような味わい変化。これが実に旨い!いやー、グッジョブっすよ!
 

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総じまして「味・店箱・接客全てがハイエンドなるつけそば屋!神田一択ならここ店か!?」
 
 ・・・と言う感覚でして、完全に言い切れないのは、神田のラーメン層が分厚いから。それぞれ意向する店があると思うけど、ぜひ比べて欲しいと思います。遠方より友来るなら、ここはテッパンでしょうね。そんな今日の感動を忘れぬうちに、とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
  

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 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 
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神田神保町古本屋散歩 (毎日ムック)

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