TRY煮干し部門新人賞の味を確かめに〜
- グイグイと煮干しの旨味を引き出す心地よき塩気!そして香り!カエシと煮干しのハーモニー!
- 素朴さの中に透明感すら覚えるきらめき!多加水ピロピロ平打ちが素晴らしすぎる!
- まさに叉焼!昔ながらの香ばしさとテイストが一周回った斬新さを覚える旨さ!
- 味玉にハズレなし!出汁をゆっくり深く吸い込んだ甘さが汁の塩気と合う!
- 総じまして「まさしくハートフルな煮干しの風!今風レトロが眩しく感じるピロピロ煮干麺!」
この季節、一応ラヲタ(ラーメンヲタク)としては心ざわつくのは、TRY受賞とランキング発表。これは応援している店のランキングが気になる一方で、食い逃している名店名品がないかのチェックになるからです。東京の西エリア拠点に住んでいる私としては、全部カバーしておきたいのよ・・・例え見栄っ張りとか言われようとも。そんな感じで、ペラペラと本屋でめくってたら(買わない:汗)、煮干しの新人賞の1ページ目に「中華そば 麦萬」が載ってるじゃないか!。なかなかハードルが高い営業時間なので、随分と放置してたらなんと1位とは恐れ入る!。これは絶対に急がねばとやってきた富士見台駅です。
それにしても、長閑な駅前だ・・・。中村橋にも近いロケーション。各駅停車駅のいい感じのゆるい空気感がナイスなエリア。タバコの吸い殻とかゴミも見かけず、エリア住民の民意の高さすら覚えます。ちょっと気合が入って早くきすぎたため、電子タバコをドトールでゆっくり吹かしながら時間つぶし。
受賞すると注目集めるから、あまりゆっくりし過ぎると行列が伸びるだろう・・・。そんな気がして早めに行ってみたところ、20分前ですんなりとポールポジションをゲット。しかし肩透かしを感じていたのは束の間。なんとこの1分後には続々と集まりたちまち行列が発生いたしましたよ。この1分はデカいね。だってこの日は一人オペだったので回転が気になっちゃうし。少し時間を繰り上げて開店してくれたのにも感謝です。
グイグイと煮干しの旨味を引き出す心地よき塩気!そして香り!カエシと煮干しのハーモニー!
非常にシンプルで使い古された居抜きの店箱。そしてご店主がお若い。お若いのにしっかりとしつつ、しかも非常に丁寧な接客姿勢が素晴らしい。やはり美味いラーメンを作れる人は、心も美しいのか。オレは一生ラーメン屋になれんと確信してしまうね。また地元客のハートはしっかりゲットしているらしく、3人連れ4人連れのファミリーが続々とやってきますよ。確かにご年配の方にも通じるような麺顔だもの。それはこんな感じでした。
おおお!まさにレトロな印象を与える食紅浸透する炙り叉焼がいい!味玉の色合いは艶かしい!器はサイズこそ違えどラーショをイメージする大衆さも感じさせる。しかし何処と無く全体に漂うのは、今風の中華そば、ネオレトロとでも言いたくなるような新しさも漂う。そんなこと考えているのはオレだけだろうか。
まずは偏見を取り払ってスープから味わおう。適度な熱さが好印象でたちまち鼻孔をくすぐる湯気。そこには清湯煮干しの香ばしさが滲んでおり、とても第一印象が良いね。そして味わうが、見た目はとてもクリアな醤油ブラウンなのだが、すっきりした塩気が立ちます。煮干そばの風格すら感じるきっぱりさ。この塩気でおそらく煮干しエキスをグイグイと引っ張っているのだろうと思ってしまいます。とても凛としつつ、ふわっとした煮干し感がナイス!。
叉焼が目につくからどうしてもそのエキス感を味わいに探してしまうけど、実はアニマルオフらしい。とてもすっきりしてたので、豚の柔らかさも鶏の明るさもなく、ただ澄み切った感覚はまさしく淡麗清湯と言っていいのではないでしょうか。いやー、これは旨くてグビグビと一気に飲み干してしましたよ!。
素朴さの中に透明感すら覚えるきらめき!多加水ピロピロ平打ちが素晴らしすぎる!
さすが七彩ご出身。多加水ピロピロ平打ち太麺が、見慣れたようでまた眩しい。ツルツルした表面がありありと伺える上に、非常に柔らかい小麦色。どこをみても素朴さの塊。汁を吸い込んでいるのかスープカラーとの一体感あるね。引き上げるとこれがまたボコボコさが和ませる。ハンドメイド感丸出しですねー。注文を受けてから腰入れて麺を落ち潰しては揉んでいくんだから、自家製麺の中でも特に手間がかかる。だから魂を感じざるを得ません。
思った通り、とても柔らかい。押し付け潰した密度感があるのに、腰つきがとても滑らかでしなやか。汁の浸透をここでも感じ、口当たりの良さを楽しみます。ズボボっと啜り出すと暴れながら口の中へと入り込む。その際のタッチ感がボコボコとして楽しいからやめられんのだわ、手打ち縮れ麺ってやつは!。前歯の当たりと縮れはすごくスパスパと容易にちぎれるから、リズミカルは歯切れ。そして奥歯へと運んで潰しにかかるけど、そんなに圧力を入れなくともクチリと潰れ、汁の旨味と麺の風合いの一体感ある甘みを楽しめます。
まさに叉焼!昔ながらの香ばしさとテイストが一周回った斬新さを覚える旨さ!
吊るし豚をイメージしやすい叉焼。チャーシューと書かず「叉焼」と表現したいね。レトロを感じる食紅も懐かしさを感じさせます。最近のチャーシューは、低温調理が浸透して、ジューシーな肉が全盛なんだけど、このように真逆な肉もまた斬新に感じます。まるで乾いたような、そして引き締まりの強さを感じるような肉。よくよく厨房を眺めていると、盛り付ける前に麺釜上のスペースに置いて、湯気を軽く当てているのが伺えます。
決して固くはありません。歯ごたえがあるという表現が正しく、噛むことで肉味が引き出されるからずっと噛んでいたくなる。チャーシューご飯がサブメニューであるんだけど、これは個人的には酒と合わせたい肉。紹興酒中だったらベストでしょうか。チャーシューちょい増しは、現金精算で150円。ぜひレトロと炙り香ばしさを感じる一品を試していただきたい!。
味玉にハズレなし!出汁をゆっくり深く吸い込んだ甘さが汁の塩気と合う!
緩やかなオレンジ色の卵黄は、ジェル状のねっとりさと、芋餡のようなペットリさがあり、内側から外側へグラデーションしております。白身は淡くカフェオレカラーに染まったか。薄味出汁がゆっくりと時間をかけて浸透したのがよくわかる甘みのあるタイプ。もちろん卵本来の旨味もキープされた感じで、煮干しを感じる塩気と卵黄の甘みが真逆のようで、バランス良い相性を感じさせます。塩気と甘みは合うんだね。嗚呼、今回も味玉にハズレなし!。
総じまして「まさしくハートフルな煮干しの風!今風レトロが眩しく感じるピロピロ煮干麺!」
・・・と言う感覚かしらん。中華そば一本のシンプルなメニュー構成ですが、素晴らしき快進撃ですね。いつまでも続くことを願う!。ちょっと訪問ハードル高くても、平日限定のつけ麺も非常に気になるし!。これは応援気分が高まる一方・・・そんな興奮感じつつ、とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
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