ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン3468】 鶏そば 山もと (東京・JR三鷹駅) 鶏そば 塩 + 生ビール 〜シンプルのようでカオス!味風景に芸術感じる崇高鶏塩ラーメン!

三鷹駅界隈のラーメン事情がまたすごいことになってきた?
 休日土曜日に三鷹駅界隈へ〜。ここ2年でこのエリアのラーメン事情が急速に変化しております。ひと段落ついたかと思ってたら、気になる焼鳥店が二毛作営業を始めたという噂あり。これは追随せねばと思っても、限られた平日と土曜日の昼だけ営業でしたので、機会を失っておりました。ようやく訪問が叶いましたが、正直言って店前まで来たとき、このまま「健やか」だったり「さくら井」だったりに流れてしまおうかと、考えがよぎったり・・・。それほど三鷹界隈はラーメン誘惑が大きいのです。
 

f:id:TOMASSOON:20181027115547j:plain

 
 
 ところが開店時に合わせて行きましたところ、待ちの行列が発生。その列は地下の入り口から溢れて階段から地上にまで伸びております。こうなると逆に期待が高まる訳で、おとなしく行列に並びます。開店して順に流れてゆくと、なかなか場所に似合わず高級そうな雰囲気。そして店内は、大きなオープンキッチン形式でL字カウンターがでかくてかっこいい。そして店奥には日本酒のカーヴがあって、その品揃えと量が半端ない。若かったらデートに使えそうな雰囲気で、客層も若夫婦が多かった感じです。
 

f:id:TOMASSOON:20181027115647j:plain

f:id:TOMASSOON:20181027115646j:plain

 

 
 ここは夜だと結構美味いんだろうなー、高いんだろうなー、なんてすっかり庶民的なセンスしか持ち合わせてない。なので、ハイソな空気感だと何だか落ち着かないオレ。町中華なら元気いいのに、ここでは借りてきた猫のようにおとなしく過ごします。一人一人口頭で注文取りに店員さんが問いかけて来ますが、思いっきり注文時に噛んでしまった(爆)。「鶏そば 塩」と言うところが「鶏そばちょ」だってさオレが言ったのは・・・(瀧汗)。二郎のコールじゃあるまいに、落ち着けオレ、そんな感じで他客の心内の失笑を買う・・・。
 

f:id:TOMASSOON:20181027115549j:plain

 
 
 
 
高そうな店で飲むようなビール感覚!グラスも泡もキレが違うね〜
 
 そんな感じでビールをまずは味わって心の動揺を落ち着けましょう。400円で安いね!と思ってたらグラスだったー。しかし夜の料理屋らしく、うすはりのグラスだから心憎いね。グラスの口当たりだけでも味が変わるもん。また泡もいい感じで、多すぎず、薄からずでナイス!ググッと味わうと、この泡がすごく滑らか!クリーミィーで驚いた。さすが料理屋のグラスビールだよ!。クラフトビールのように円やかな味わいを感じました。夏だったら3分で3杯飲んでいたかもしれない。
 

f:id:TOMASSOON:20181027115609j:plain

 
 
 
 
鶏出汁のみならず色んな味の集合体!和風にも洋風にも感じる見事なフレグランス!
 
 酒飲むと心が大きくなると言うか、だんだんと緊張もほぐれて来て、お代わりするか酒を切り替えるか考え出す。しかし、誰もそんな飲み客気分な雰囲気がなく、注文を躊躇していたところで、店員さんがこっちへやって来た!。ハイボールでも追加しようかと思ったら、オレへの鶏そば配膳だったので、大人しく麺活動に頭を切り替えました。それがこんな麺顔との遭遇です。
 

f:id:TOMASSOON:20181027115611j:plain


 
 おおお!鶏そばといえば「シンプル」と思いきや、かなり凝った薬味の配合。トマトと柑橘、そして柚子胡椒という和洋折衷の薬味の中に、菊まで散らばる。もはやラーメン店というより料理屋気分の一杯に感じます。器は現代風に鋭角に切り立った丼で、店の落ち着いた空間にも映える。何とも作品!と思えるようなプレゼンスです。
 

f:id:TOMASSOON:20181027115612j:plain

 
 
 まずはスープを。焼鳥屋がくりなす鶏そばだから、相当鶏エキスのアピールが強いかと思いきや、それがとてもあっさりすっきり系の鶏コクでまた驚きました。しかししっかりと感じる鶏エキスは確かで、ブランド鶏と思しき重くない鶏煮出し脂に鶏油のコクが広がります。ふわっと甘さを感じる風味は鴨なのか・・・。それに全体的に円やかで分厚く明るい味わいには、丸鶏の芳醇さを想像させます。
 

f:id:TOMASSOON:20181027115613j:plain


 
 鶏塩と言っても「塩気をイメージさせない」のが特徴で、塩気を探していくと結局旨味と区別がつかなくなります。何かが結びついて甘さへ変換させているとすれば、魚介エキスなのか???。この味風景の中には、煮干し系の甘味は感じず、節系とか昆布系のアミノ酸イメージ。しかしそれだけでない・・・どこか滋味と感じる何かがあるだが、それが分からん。分からんけど美味い。美味いけど分からん。
 

f:id:TOMASSOON:20181027115629j:plain

 
 
 
 しかし個人的に一番感心したのは「柑橘」と「乾燥実山椒」の薬味。「柑橘」については名前を聞き逃したけど、これをレンゲの下側で潰して汁を出すことをお勧めします。これにより明るい酸味が華やかに広がり、ドライプチトマトの甘味の混じって、ほんのり洋風な雰囲気で味わえます。これで終わらず「柚子胡椒」を溶かす!。すると一気に和の雰囲気に引き戻され、スープの香りが「フレグランス」から「風味」変化するような味風景です。すげーぞ、この一杯の味設計は・・・・。
 

f:id:TOMASSOON:20181027115628j:plain

 
 
 だんだん五感を使いながら味わうのに疲れてくるねー。確か店員さんが「乾燥実山椒もよろしければお試しください」なんて言ってたなと思い出します。一応やってみるかと実食進捗度70%の時点で、ミルで挽いてみる。これがまた少しづつしか落ちてこないのだけどそれで十分。和山椒の美しく淡き痺れ!その香ばしさがささーっと広がり、何と菊の花びらの苦味!そして白ごまの甘味に結びついていくーーーー。これら一連のほんわかとした味風景の変遷が、鶏出汁のプラットフォームで一気に展開されてゆく。そんな素晴らしいラーメンなのです。
 

f:id:TOMASSOON:20181027115610j:plain


 
 
 
風味豊かで上品!スープのバランスを全くマスキングしない優雅さ!
 
 焼鳥屋さんの二毛作ですから、自家製麺なんてありえないと思うのですが、単に合いそうなのを仕入れて来ましたーってな軽いもんじゃない。このスープとの相性が完璧すぎて泣ける。この時点ですっかりと緊張が消えて来ました。絶対にブランド小麦でしょこれは。最初の一口は、風味の良さとその香りの柔らかさが実に感動もので、咀嚼で潰して汁と合わせる旨さが格別でした。
 

f:id:TOMASSOON:20181027115630j:plain

 
 
 ゆっくりと確実に汁浸透してゆく麺です。中盤あたりからグルテンの風味に香りから甘味に変わるのを感じますし、後半にはすっかりと汁と一体化した旨味そのものを感じます。奥歯で潰すと既に旨さが完成していて、唾液が慌てて後追いで吹き出してくる。両顎の脇がそれで痛くなる感覚は久しぶり。
 

f:id:TOMASSOON:20181027115643j:plain

 
 
 スープの持ち上げは良さそうで、意外と汁で濡れる程度で外れる感覚。なのでチュルチュルとすすり上げるのではなく、ズボボボボ〜っと豪快に啜り食うのが快感。この時点ですっかりとハメ外してしまい、隣のカップル客の視線を軽く感じますが、全然気にしなくもなってしまったオレでした。
 
 

 

 
 
さすが肉を扱わせるとプロと感じ入るハンパない柔らか表現!
 
 高級焼鳥店がくりなす鶏チャーシューですよ!これが美味いどころではない。このタイプの鶏胸肉はこれまでいいものをたくさん食って来て、よくパフパフ感覚などと形容して来ました。しかし、この肉には湿り気?しっとり感がプラスされたような柔らかさがあって、女性の物腰の柔らかさすら覚える。素晴らしき!。
 

f:id:TOMASSOON:20181027115627j:plain


 
 そしてとうとうバカになってしまったオレ・・・、豚肉食って牛肉か?と感じてしまった(汗)。いやね、それほど柔らかさにそのレア感に近いものを感じたし、肉質の上品さを感じたわけでして。上に乗ってるのはエシャロットの刻み?。これが残ってたので合わせて食ったわけだが、歯ごたえが天国のようで泣いた。
 

f:id:TOMASSOON:20181027115626j:plain

 
 
 
 
総じまして「シンプルのようでカオス!味風景に芸術感じる崇高鶏塩ラーメン!」
 
 ・・・と言う感覚かしらん。これはもう少し早く行くべきでした。こうなると本業である夜の部のすごさがとても気になる。絶対に一人で行くのが勿体無いね。久しぶりに嫁さんでも誘って、再訪問してみようと思います。最近一緒に行動してくれなくなったのですがねー。ちょっと訪問ハードル高いけど、タイミングが合いそうなら是非。ちょこっと店の宣伝に協力したところで、とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
 

f:id:TOMASSOON:20181027175931p:plain

 
f:id:TOMASSOON:20181027115645j:plain
f:id:TOMASSOON:20181027115644j:plain
 
 
 
 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 
 
 
YouTubeにまとめてみました!

関連ランキング:ラーメン | 三鷹駅

 

松徳硝子 うすはり グラス タンブラー 2個 セット L 木箱

松徳硝子 うすはり グラス タンブラー 2個 セット L 木箱

 
うすはりグラス オールドM 木箱2個セット

うすはりグラス オールドM 木箱2個セット

 
松徳硝子 うすはり タンブラーL&柿ピー 小鉢セット

松徳硝子 うすはり タンブラーL&柿ピー 小鉢セット

 
うすはりグラス 葡萄酒器ボルドーペアセット木箱入り

うすはりグラス 葡萄酒器ボルドーペアセット木箱入り

 
うすはり 大吟醸 単品 250ml

うすはり 大吟醸 単品 250ml

 
松徳硝子 うすはり グラス 葡萄酒器 ボルドー 単品 330ml

松徳硝子 うすはり グラス 葡萄酒器 ボルドー 単品 330ml