ラーメン食べて詠います

仕事の合間に悩んで食って詠います・・・

【今週のラーメン3373】 麺処 富士松 (東京・尾久) 特製塩らーめん 〜お江戸風円やか魚介極まる円やか塩そば!

東京23区で一番長閑な・・・尾久駅
 
 初めて降り立ちました、東北本線尾久駅」。上野〜赤羽の間にあって凄く地味過ぎて・・・一生利用することがないだろうと思ってましたが、ラーメン探索で利用するとは想定外でした。車両基地の都合上必要不可欠な駅なのでしょうか。関東の鉄道事情は疎くて、いずれ駅ができた経緯は調べておくこととしましょう。それにしても長閑!。タクシー待ちが一切なく、駅舎全体が写真一枚に普通に収まる。
 

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 てくてくと都電荒川線方向に向かって歩きますが、住宅地が続きコンビニ2件、東武ストアがあるくらいでこれまた長閑。また都電荒川線の沿線ってのもいい雰囲気を醸し出します。そんな線路沿いにひっそりとあるのが、こちら「麺処 富士松」さん。あの「中村屋」出身ということで訪問するつもりが長々と放置してましたので、長い夏季休暇最後の日に、ようやく念願叶って伺って参りました。
 

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 昼飯ピークになってしまい、少し焦ったのですが客入り8割弱といった感じで、余裕で座れます。客層は、絶対に地元民と思われる・・・気軽で気だるい雰囲気(笑)。厨房内は打って変わって、ご家族営業っぽくて、ハキハキと元気いっぱいな接客姿勢です。何食おうか・・・中村屋だったら塩だっけと思いききや、店前メニュー表のポールポジションは「醤油」。
 
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いかにも和風ハートフルな塩ダレ感!あっさり動物系エキスに魚介の甘さが優しく響く
 
 結局、券売機ではやっぱり「塩」がイチオシ雰囲気だったので、当初の狙い通りに「塩」とさせていただきました。また今回は休日昼ビールは控えることとしたので、余った資金で「特製」とさせてもらいましょう!。この夏の休みは長すぎて・・・飲み過ぎ食い過ぎ使いすぎ。今から世間に戻れるようリハビリ始めないといけないようだったので。そんな不安を少し感じていたところで、ニコニコとご店主が自ら配膳してくれたのが、こんな麺顔の一杯でした。
 

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 おおお!見るからにハートフル!「やさしさ」というフィルターを覗いているのかと思うほどに、全体的に霞がかった柔らかさを感じる。都会的・現代的な色気はない!と言いたいが、しっかり半レアの低温調理肉が入っている。一見ぼやけそうな見栄えのようで、漆黒の海苔がアクセントとなって全体が引き締まって見えますよ!。こりゃ、見た瞬間に「イケるヤツやん!」と直感的に旨さがわかりますね。
 

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 レンゲをとってゆっくりとスープを引き上げて、味わい始めますが・・・・想定通り「穏やか」そのものです。スープ表層に少し鶏系の旨味オイルが浮かびますが、動物感はそこそこ下支え的な存在。図太いバディ感はありませんが、上質なしみこみ方をしてきます。二日酔いや、体調極悪の胃袋であってもスルスルと浸透してゆくような、あっさりした所作が見事。やはりこの落ち着いた味わいには、煮干エキスも溶け込むか?
 

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 それにつけても、やはり塩ダレの味わいが見事としか言いようなしです。尖った塩気のエッジングは一切なくて円やか。塩気を追い求めて味わうと、結局甘みにぶつかるといったアンチテーゼな塩ダレ?。いや王道の塩ダレ!。魚介感が実に深く感じられるが重くない。魚介独特の苦味などは皆無で、香ばしい甘さが塩ダレに結び付いている・・・・それはエビか?。この複雑な魚介の甘さには、他にもいろんな乾物の溶け込みがあるような気がする。貝類などの表示はありますが、昆布ももちろん!?。また優しさには野菜?。
 

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 パンチがある塩系ではありません。これは和風ハートフル塩系!?とでもまとめておきましょうか・・・。
 
 
 
 
いかにもツルツル感が明るいストレート細麺!しなやかに汁が浸透してなお旨し!
 
 パツパツとした麺か?と想像しましたが、こちらもハートフルなスープに寄り添う、おとなしさを感じさせる麺です。ストレートさがきっぱりしている上に、角切りのエッジがしっかりと見て取れるので、麺線が綺麗です。なので風合い感じるモチモチさ?を想像しましたが、クチクチスパスパと小気味好く切れ込むタイプ。表面がとてもツルツルしているため、口当たりはライト。麺も引き寄せやすいので、スープの持ち上げも良さそう。なので一気にズボボボボボっと蕎麦ライクに啜りあげて食うにも楽です。
 

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 しかし後半の方が美味いかも。スープを完全に吸い込んでも伸びた感じはしません。スープを吸い込んだ炭水化物の味わいというか・・・・クチリと奥歯で潰し味わえば、旨味と糖分の合体が瞬時で、噛まなくとも旨さですぐに飲み込もうとしてしまう・・・。ずるいぞ!喉奥に落ち込む前に、もっとオレを楽しませてくれと意識しつつ、ゆっくり味わおうと咀嚼を始めるのだが・・・。やっぱり飲み込んで次へ次へと食おう食おうと本能が叫ぶのですー。
 

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半レアチャーシューの肉厚さ!旨味芳醇な鶏腿巻肉!塩気よりも出汁感滲む円やかさ!
 
 特製にしては肉が一枚か・・・と思うこと勿れ。この低温調理チャーシューは、実は肉厚なのでとても食べ応えがあります。薄味でスープを浸透させても違和感なし。しかもゆっくりと汁を吸い込んでピンク色が桜色に変わるところを食するのがいいでしょう。肉質の柔らかくもしっかりした歯ごたえが見事で、自分の奥歯で優しく噛みちぎると、ジュワーっと本来の肉味とスープの旨味が混じり合います。これは飯よりも酒に合うタイプの肉。
 

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 また丸い鶏肉も印象的。味付けした腿肉を丸くロールして固めたもの。ソーセージをカットしたような仕上がりです。これも久々の味わい・・・。◯政@平井で食って以来かも?。これは肉も美味いが鶏肉の脂がとろけるようで美味い。やや甘めの味付けが見事で、スープより少し味が濃ゆいので、いい味のアクセントとなっております。
 

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味玉にハズレなし!和菓子のような華やかな甘み!
 
 味玉がすごかった・・・・うまし!。出汁が全体的に甘みあるニュアンスなのですが、この味玉への浸透と調和が見事。白身はふわふわで均一に深く染み込んでいるため、舌のまとわりつきで卵黄と上手に絡む。そして卵黄は・・・・珠玉の芳醇さで「甘みある熟成」が深い。その甘いまとまり方は、まるで和菓子とすら覚えてしまう。ネットリした部分とスカスカした部分がそれぞれ混じり合って、餡を食っているようなイメージにもなります。単に後半になって、いつもの妄想が止まらないだけなのでしょうが・・。
 

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総じまして、「お江戸風円やか魚介極まる円やか塩そば!」と言う感覚!
 
 これは本当に飽きずに食える質実さがナイスです。流行や人気、そして最先端などを追い求めても疲れるし、結局こういう落ち着いた一杯に帰ってくると思う。そしてそれだけでなく、安心とハートフルに包まれるような味わい。定期的に通いたいけど・・・この駅ロケーションは、今の私には辛い・・・。季節の移り変わりには、ちょっと再訪を考えさせてもらいます。寛げる一杯ならここ!。そんな応援気分で、とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
 
 
   盆過ぎて
   夏の終わりも
   匂う哉
 
 
   涼しい風
   魚介が香る
 
 
 
 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 
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