ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン3374】 柴崎亭 (東京・つつじヶ丘) 中華そば + キリンラガービール中瓶 〜基本を見直したくなる美しさ!東京究極ネオ・スタンダード中華そば!

ラーメン遠征活動で疲れたから・・・これを食う
 
 サクッと近場で今回は済ませましょう。でも我ながらわがままというか、ちょっとでもいつもより、離れたところでいいのを食いたい。そんなことから今回は、適度に疲れない程度に移動できる範囲で、お気に入りの「柴崎亭」さんへと向かいました。
 

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 実際に訪問して見ると、お!今回は、久しぶりにご店主がおられるタイミングに遭遇!だったら、まだ柴崎駅エリアにあった当時を思い出して、スタンダードメニューを味わうか!?・・・・という事で、今回は「中華そば」とさせてもらいました。私がこの店に出会った当時は、確かこれワンコインの500円だったっけ。そこから信じられまいほどに、有名人気店になってしまった。そんな今でも550円でご提供なのだから、頭が下がる。
 

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 さてこのこの店基本の「中華そば」。開店当時は、「あっさり」と「こってり」から選べるメニューでした。さらに大盛対応無料で、しかも価格はワンコイン。だから印象に深く残っているんです。何と無くこれは人気出るな・・・・と思っていたんだけど、これほどまでに美味い店になるとは、想像もできませんでした。
 
 
 
スタンダードな中華そばには、スタンダードなビール!
 
 瓶ビールはここではこれだった。キリンラガービールの全盛期を知っているだけで、年齢がバレますな。このラベルに隠された「キ・リ・ン」の文字のことなど、今は亡き実父から何度も聞かされましたっけ。あまり会話しない関係だったから、毎回知らないふりして聞いてましたよ。今年も夏の帰省で墓参り。お盆に手を合わせました。親子で時を超えて同じラベルのビールを味わう・・・。
 

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醤油の明るさとピントの合ったベースのエキス感!塩気が甘味と感じるハイセンス
 
 配膳された数十秒後に、席を移動してくれと・・・。女子が3人でどうしても並んで食したいとの事ですが、いきなりでもご店主から朗らかに懇願されると、もう笑うしかないよね。一切の呵責なく素直にズレて実食にかかります。足元の鞄をずらすのを他忘れてて、他客に指摘される。お礼を述べたが、いいラーメンの前だと、オレも本当に素直にいい人になってしまうな。LOVE & PEACE, LOVE & RAMEN. 柴崎亭のTシャツにプリントしてくれないか・・・。
 

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 さて配膳されたこの麺顔。眩しいと思えるスタンダードさですが、これで550円と思ってもう一度眺めると、さらに眩しく思えませんか?。いつもは、もっと麺線のローリング強調でゾクゾクするほど美しのですが、今回はたまたま伝えきれない。そんな引き算でもこの美しさとコスパなのですから、寒気が走る感動です。
 

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 スープを味わい始めると、かなりライトなラードのような香味油が広がるイメージ。あまりにもキレがいいので、植物油かと思ったりして。でも実際は鶏の旨味が存分に溢れます。ベースの鶏ガラ煮出しは、ストレスない感じで透明感に溢れつつ、すっきりした味わい。味の化粧は醤油ダレに託したという潔さすら感じます。
 

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 そのタレですが・・・改めて味わうと、かなり円やか。醤油系のカエシによる塩気は、マスキングされたかのように大人しめ。もっと言うと甘みがある。節系?煮干系?の甘み???。昆布エキスの中和感???・・・などと色々感じたけど、椎茸系の甘みが含まれてたなら、ちょっと個人的に嬉しいかも。実は、昆布と椎茸のバックアップを妄想してるんだけど、もし醤油だけの円やかさだけだったら、むしろ感動アップですー。
 

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麺線の美しさもずいいちか!?ストレート細麺は芯を感じさせるのにしなやか!
 
 いつものシルキーな細麺です。綺麗に折りたたまれた麺線は、東京トップクラス。「たんたん亭」系列もうかうかとしておれません。タイミングの妙ってあるとしたら、前回の山椒そばよりは、やや柔らかい芯の存在感。麺の風味は熟成したかのように滑らかな感じで、「しなやかさ」については別格の高さ。
 

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 口当たりの優しさ、前歯の千切りの軽やかさ、啜り上げる抵抗の少なさ。奥歯で潰した感じの呆気なさ・・・。そしてスープとの一体感が素晴らしい!。食った後からでも、走馬灯の如く感動が駆け巡り蘇ります。ビールを飲まなければ、当然ここは大盛で行くところでした!。
 

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さり気ない高品質で必要十分!なトッピング!
 
 肩ロースの薄切りチャーシューと、メンマ。少しばかりの薬味ネギといったところです。本来的な中華そばのスタンダードはここにあり。ただ、質感はトラディショナル系中華そばからは、飛躍的に進化しています。それでいて物価指数的には昔をキープしている。素晴らしい一杯です。
 

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 薄切りですから、放置しておくとあっという間にピンク色が変質してしまいます。でもほぼピンク色が失われかけた手前で、一気に一枚丸ごと口の中へ放り込む・・・・と言う楽しみ方はいいですね。肉本来的な味わいと、スープが浸透した味わい、それに熱の影響受けた肉の旨味が渾然一体となって美味い!。歯ごたえは言うに及ばず柔らかい。脂身の部分は完全にとろけているところが、旨さを高めます。
 
 
 メンマの質感も素晴らしい。ひと昔前の業務用のがぱらっと浮いているのとは、質感が如実に違います。メンマにも何か技術革新があったのかは知りませんが、ともあれ美味い。
 
 
 
 
総じまして、「基本を見直したくなる美しさ!東京究極ネオ・スタンダード中華そば!」と言うそのまま、何の捻りもない感想
 
 しかし、この質感で550円ってのは、安易に太刀打ちできませんな・・・。しかも、このお店は毎週、限定メニューをくりなしてヒット連発させてますから、東の「一燈」に太刀打ちできるのは、この店かも?。ま、そんな妄想込みで楽しめる店です。当然並びますが、回転は悪い方ではありません。近くにご縁があれば是非・・・と宣伝したところで、とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
 
 
 
   朗らかに
   奢らぬ姿勢
   揺るぎなし
 
 
   変わらぬ気合い
   質実拉麵
 
 
 
 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 
YouTubeにまとめてみました!

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