<田町・三田にこんなにオヤジ達が多いと再認識・・・オレもか!>
年明けに久しぶりに東京都港区へとやってまいりました。クライアントの入居するデカいビルでの会議だったのですが、いやはや実に見渡しが良く、東京タワーがキレイに見えます。本当は写真メモなど撮りたいところですが、こんな環境で毎日お仕事している人たちもいると思えば実に羨ましい。お手洗いをお借りしても普通に、洗面所でお湯がでるし、エアタオルも性能いい最新型が備わってる・・・。なんだろうねー、戦後まれに見る好景気の日本を体現しているような環境でして、ちっともそんなのにタッチしていない私が寂しい限りです。会議でのそれぞれお持ちになってるノートPCも薄型のモバイルタイプだし、スーツしてててもノーネクタイで、何だかカッケ―・・・。ま、そんなので怯んでいる私ではありませんが。
などと強がりを述べましたが、そんな美しい環境ではきっと肩身が狭いと思われ、そのビルを出たとたんせいせいした気分になりました。こういうタイミングの昼飯は、ぐぐっと路地裏の町中華屋になんかで、潜みながら食らうのが気楽でいい!。そんな流れでわざわざ浅草線三田駅で下車して、創業100年を以上謳う店へと向かうのですが、なんと珍しく満席。次なる候補もちゃと考えておりまして、それが今回訪問の「楽喜亭」さんです。ロケットみたいなビルと東京タワーの中間地点にあるようなロケーションですから、今回はまっすぐたどり着けました。
しっかし、着いてみると満席以上で行列が発生しております。もうここでしか食う気ないと言う覚悟でしたので、連結しますが意外にするするとハケていきまして着席完了。ぞろぞろと先客が一気に退転してゆきますが、すべて40歳以上のオヤジたち。田町・三田エリアのオヤジたちがこんな狭いところに、密集していると思うとちょっと怖くなるかも。全面喫煙OKなこの店ですからねー・・・オヤジ達も気楽なのでしょう。私も一本タバコを燻らしながら、その一杯を待つ。私も完全なオヤジの端くれなのです。
<もやし餡かけじゃなく、「もやしうま煮」とこだわりたい!>
本当は、「ピリ辛ゴマダレ担々麺」というものを狙っていたのです。しかしメニュー表に載ってないので聞いてみたら、日替わりメニューの一つで、時々しかやってないとのこと。「ごめんなさいねー」とご店主の奥さんらしき方が非常に恐縮されてました。それならとこの日の日替わりとして発見したのが、こちら「もやし旨煮麺」なる一品です。ふつうに「もやしラーメン」というメニューも別にあるわけで、価格は「タンメン」と同等。どんな一品かとワクワクしてて、配膳されたのがこんな麺顔です。
うん!・・・ほぼ一般的な「もやしラーメン」のそれじゃないのか!。隣客がたまたま「ピリ辛もやしラーメン」を頼んでて、それを覗いてみたら餡かけではありませんでした。つまり、「餡かけ」+「具材補強」されたのが「もやし旨煮」なのであって、この店ではスペシャリティを高めているという、この一杯の要件定義であります。トレードマークのように固ゆで玉子ハーフがトッピング。モヤシラーメンとしては珍しくメンマもトッピされてるのが、差別化を高めています。
たしかに旨煮のニュアンスですね。豚肉・キクラゲ・タケノコの補強ぶりは、もやしラーメンでは及びませんかな。結構具だくさんで、このままライスの上に載せて中華丼でも通用しそうです。また餡かけは醤油味が染みこんでいるようではありますが、カエシのエッジよりは円やかな甘みの方が楽しめるタイプで、人によってはコショウか酢を投入するとベリーグッドでありましょう。餡は比較的カタメな粘度で、これが楽喜亭基準といったところか。スープに溶けるのを計算にいれているのでしょうね。
<醤油系の餡かけに支配されつつ円やかなカエシのエッジングは優しく!>
そのベーススープのほうですが、前回はカレーラーメン食ったため、まだ完全なデフォルトスープを、実は味わったことがないのです。今回も、一気に旨煮餡かけに支配されてしまったために、その素顔は不明です。ただ、旨煮餡かけというベールを脱いだスープを妄想するに、カエシは色合いの割には抑え目で、鶏がらスープとマッチして円やかな味わいと思えます。また味の濃ゆい旨煮餡かけを鑑みると、すごくあっさり仕立てなスープなのだろうと感じた次第です。
冒頭でレンゲを沈めてみたところで、すでに餡かけが窪みに流れ込むーーー。
<町中華らしいイエローボディのクッシリストレート細麺が異様に餡に絡んで旨し!>
キッパリとした中華麺らしいイエローボディ。いかにも玉子麺という風合いが気持ち良いほどです。ストレートの麺線が流れるさまも、大衆中華としてはキレイな感じで、捩れなどが一切ない風貌が見事。ねり水の影響もあってか、引き締まり度合がやや高いのが印象的で、ほんのりとクツクツという歯ごたえが楽しめました。餡かけの緩さとのコントラスト感が高まり、余計に旨く思える構図ですね。奥歯ではしっかりとキャッチしてクッシリと感じさせる風味もあり、ここも餡かけに負けない強さを感じます。
次第に時間経過でコシがしなやかになり、餡との絡み合いも大胆になってゆきます。熱々なところを調子にのってっにゅるるるるるるるるるーーーーーーすすり上げると快感である一方で、口の中の上側に軽い火傷を負ってしまいました。注意いたしましょう。
総じまして、「ちょっと背伸びの大衆町中華的日替わりランチもやし麺」と言った感覚でして、これなら毎日通って、日替わり推移を定点観測してみたいかも!地元じゃないから無理なんだがねー。やっぱ高層ビルのレストランで食うより、私としてはビルの足元でこういう一杯を食ってる方が好きだわー。既に次回はピリ辛ネギラーメンなんか食おうかと狙いも定めたりしてます。あ、もう昨年みたいに「辛ネギ」連食再開なんていう気はさらさらないので、予め断っておきます。ごちそうさまと言って、きっちり小銭で支払をすますと、「ご協力ありがとうございます」とニコニコと答えてくれる接客もいいね。すでにファンになってます。そんあこんなですが、とりあえずいつもの通り、最後に詠って締めたいと思いますー。
巨大ビル
見上げる空に
くっきりと
足元路地は
しっとり拉麺
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!

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