【今週のラーメン２９５０】生姜醤油専門我武者羅代々木店（東京・代々木）生姜醤油ラーメン

＜新潟長岡は遠いので〜〜近場で堪能＞

　今年は色々法事等で帰省が多いので・・・少しでも交通費節約のため「新宿バスタ」へ。バスターミナルも小洒落てきたねー。しかし、そんなところでお金を落としては意味がないので、時間があるためちょこっと新店舗開拓へとラー活を実施です。狙いは「生姜醤油専門我武者羅代々木店」さん。味噌の店が入れ替わったのね・・・・結構気に入ってたのに。しかし、今度は「長岡系の生姜醤油」と言うことで、本場の味は未体験の私ですが、結構好きなジャンル！。晩飯ついでと言うことで、ちょうど開店時間に訪問させていただきました。

　しっかし私と同じような匂いや気配を漂わせる方々が店先にちらほら・・・。旅の前にちょっと一杯食って帰る気分で、コロコロを引きながらの来店客あり。ご苦労様です。バスの運転手さんも、仕事前にこんな気分で旅の始まりにガッツを注入・・・しておられるのかねー（ニヤリ）。

＜生姜のエキス煮出しと言うより、すりおろしフレッシュ感覚が痛快な醤油感＞

　開店時間ピッタリに店がオープン。これだけで気持ちよい。明るい店内と元気の良いスタフさんの案内で、見慣れた店箱の奥へと陣取ります。おしぼりもセットされていて、うーん！オヤジには嬉しいサービス。早速に顔一面やら、額やら、首筋やらを、拭き拭きしてしまいましたー（きゃー嫌われるー）。最近、普段から仕事で損な役回りで、嫌われ慣れてきたためか、こういう行為が気にならなくなってしまったぞ・・・・。

　しっかし、開店間なしで一巡目にしては、ちょっと時間が経ったかな〜の１８分後に配膳が完了。すっかりニュース番組が後半の佳境に移ってしまいましたがな。一応、ニュース報道への意識を断ち切ってその一杯と対峙となります。しかし・・・・！！！私の好みとしては、温度が足りないかなと冒頭で感じてしまった。手こずったのはこのせいなのか？？。惜しい、実に惜しい！！。しかし味が熱で飛ばないのだと考え直して、冷静さを取り戻しましょう。

　生姜醤油の世界観としては、本場の味を知らないものの、よくできていると確かに感じます。醤油の色合いは結構濃ゆいのだけど、塩気でショッパーな感じではなく、きりりと引き締まった醸造感のニュアンスもある。濃口醤油の素晴らしさってこれだよね。そしてその後にはちゃんとほのかな醸造由来と思われる酸味を、ふわっと感じさせて喉奥へと落ちてゆく。この一連の過程の中で、生姜の淡いジリジリ感覚と、きっぱりとした清涼感が広がって、鼻腔を駆け抜けてゆくわけです。加えてベースの鶏ガラの煮出しはとても美しい。すっきりさと円やかさ、そして濃厚がほんのりと加わり、食べ応え感をかなりアップさせている感じです。

　今回、ちょっと気になったのは、生姜感覚のポイントが「すりおろし生姜」の存在感が高めなところ。スープストックに、生姜をゴロッと投入し、じわじわと煮出すようなイメージもあるんでしょうが、トッピングに添えられたすりおろしの生姜が、結構に味と風味を占めている感覚です。悪くはないけど、「THE 生姜」と言うアピール感が、私のイメージしているのとは少し違っていたかも・・・。ま、何せ本場の新潟県長岡市で食った経験ないから、戯言として処理してくんなましー。

＜モッチリヌツヌツ〜〜としたグラマスな中細ストレート麺＞

　麺はさすがに温くは無なかったけど、スープに熱を取られたような気がしてならない。フーフーしなくともよい。しかし文句ばかり言っているようだが、確かにうまい。モッチリした部分がある一方、適度な密度感があって意外に密度感がある。前歯でプツリと千切った後、奥歯でプレスするとヌツヌツッとした低反発感があって、麺自体の旨味を感じるし、グルテンの風味も微かに香るかも・・・。

　そして表層に薄く一枚、塗るつく層があってここが口当たりに滑らかさを感じさせるようです。スープの浸透を一番受けている部分であり、ここからスープに麺の風合いと交換している部分かな・・・。ズボボボボボーーーっと一気に啜って快感！。熱くないからより一層、啜り上げは高速であったに違いないー。ほんと、２分も経たないうちに、全部平らげてしまった。

＜ペラくとも、ミルフィーユ感覚で重ね食いがナイスな肉＞

　これから向かう京都のラーメンは、ペラいチャーシューの積み重ねがよくあるパターン。だから、このチャーシューはすごく自分には合うかも。半レアな薄いピンクが印象的で、薄味だけどしっかりと肉味と塩気のバランスが良い。単品で食ってビールで流し込むのが楽しそうだが・・・これから酒を買い込むので、今回も酒はセーブ。

　折りたたんで食うのもよし。麺を肉で巻いて一緒に食うのもよし。一気に肉ミルフィーユ状態で食らいつくのもよし。個人的には非常に楽しめるのですー。

　総じまして、「マイルド生姜のジリジリヌードル」と言う何だかよく分からない表現でごめんちゃい。温度による全体の生姜感でそう感じてしまった。ちょっと未練が残るので、代々木なら通勤経路でもあるので、いずれ復讐でなく「復習」のために再訪問するつもり。塩生姜ってのも限定であるみたいだし、それもいいかなと思ってます。それにしても、ラーメン食ってもまだ発車までに時間がありすぎ・・・・。ゆっくり新宿へ戻ってハンズで時間つぶししてそのまま帰省。結論・・・やっぱりそれなりに疲れました（笑）。そんな感じで、まー適当にいつもの調子で最後の締めで詠います！。

　　　発車まで
　　　遠距離バスの
　　　ひとときを

　　　長旅前の
　　　長岡ラーメン

　お粗末！と言うことで家族にも感謝しながら合掌！！今日も本当にごちそうさまでした！！！