ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン2951】 中華そば あの小宮 (東京・都立大学) 中華そば

<帰って来た小宮氏〜〜表裏一体経営>

「あの小宮」と聞いて、RDB社長も述べてたが「三四郎のボケ役」しか頭に浮かばなかったっす(笑)。「あの」という接頭語が、どこかしらバカにしているような響きも含むためですが、小宮は小宮でも年配なら「コント赤信号」を連想するかもしれません。いずれにせよ、気持ち良いくらいに裏切ってくれたー。TETSU立ち上げの「あの小宮」氏だったわけですから。しかも、二店舗同じような場所で新規開店でしたから、自分の中では相当に頭が混乱していましたよ。








 券売機を見て「何のこっちゃ?」と思うのは「隣のチャーハン」なるメニューボタン。裏メニューではなく、隣のってところがミソで、他客の状況を見て状況を納得。隣の「豚骨麺あの小宮」で調理したものを、オカモチ出前で運んでくるというシステムですわ。何となく間抜けなタイミングで配膳されるチャーハンに、ちょっと驚いてしまうのでした・・・。















<程よい魚介の煮出し感覚に醤油のさっぱりさ・・・仄かに柚子の余韻>


 小さい店舗ながら回転が早く、あっという間に配膳。その麺顔はいかにも王道風の中華そばです。じっとりした醤油ブラウンの表層には鶏がら系の煮出し旨みが軽やかに漂う。しかしよく見ると魚介のエキスがうごめいているような感じを受けます。そして深いようで実は明るい色合いも印象的です。








 味わうと・・・なるほど小宮氏の求める定番の汁そばって味わいがします。TETSU、ねかせ屋でも似たような感覚を記憶してますが、軽やかな動物系の味わいの中に、しっかりとした魚介のエキス感が広がります。節系やその他昆布系乾物のみならず、どちらかと言うと煮干系のふくよかな味わいと香りが好印象。そしてわざとらしくない醤油の酸味がじわじわっと広がり、後味には何気に塩気を残すという余韻が楽しい。背脂など余計に旨み化粧をしなかったのが功を奏しているのかもしれません。







 さらに、遥か彼方にしっかりと存在を感じさせる柚子感がいいですねー。ほんの少しなので柚子嫌いでも気にならない程度に。薬味はネギではなくカイワレ菜。王道の味わいだと思っていたが細かいところでは、いろいろ変化を付けているのね・・・。












<気持ち良いほどにスベリが心地よい中加水中細麺>


 見慣れたストレート細麺。玉子麺らしいぷよぷよ感が生き生きとして感じられる見栄えがナイス。いかにも安心して食える質感と意識しながら最初のひと啜りをしてみます。するとこれが意外なほどにツルツルとしてて滑らかで快感!。細麺でも多少マッシブな反発が感じ取れ、啜り上げること自体が楽しいという感覚に魅了です。








 前歯で千切るとプッツリと淡い弾力を伝えつつ、ちょっとした風味もありなむ。また奥歯でのプレスでも同様な弾力感で、表面の滑りが横ずれを起こしつつ、整列して端から潰れていくような気持ち良さです。密度感がそれほど高くないのも功を奏していると思われ、重たくないでつーーーっと啜り食える感じがたまらんです。












<スープとバランスがよいあっさりロース肉!メンマの割けるコリコリ感もナイス!>


 チャーシューは肩ロースを思わせる脂身の少ないタイプで、意外とふかふかな食感。繊維の隙間にスープを浸透させて、肉自体は薄味淡泊なのがかえって良いです。少し薬味を乗せて食っても旨いと思われる上質なもの。それが二枚投入されておりますから、まあ・・・800円というデフォルト価格としては納得の出来です。メンマは短めながらも材木をイメージさせる形状で、これも薄味。繊維質が裂けるようにシャクリ!っと切れ込み、歯ごたえとしてはナイス。スープに浸って熱々状態で食うメンマもオツなものだと感じ、ただ黙々と一気に食切ってしまいました。













 総じまして、「奇を衒らわない質実な作り込み感じる王道魚介醤油中華そば」という感覚でしょうか。今回も何の捻りもなくそのままの感想でごめんちゃい。小宮氏復活で渾身の一杯という質感は感じますので、これは今後も楽しみ。隣というか裏手の「豚骨麺あの小宮」も気になるところだし、また「つけそば」が同一価格なのでこちらも気になります。いやいや・・・やっぱり、出前のチャーハンが先かな(笑)。てな感じで個人的には大変満足でした。やはり、納得のいく一杯を食った日は、やり遂げた感がどこかであって一日が気持ち良い。明日もそんな一杯の出会いがありますようにと願いつつ、いつもの通り最後の締めくくりとして、ちょろっと詠ってから、もう寝ますー。


   空高く
   強い陽射しに
   いわし雲



   湯気に仄かな
   いわしの香り



 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!

     




コント赤信号のゴールドラッシュ [VHS]

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