ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン4413】 あはれ (東京・下北沢) 生姜醤油らーめんネオ [まろやか] 〜漆黒さと透明感が突き抜ける風合い!更に響く生姜の清涼感!まろやか旨し!コンテンポラリー生姜醤そば!

年始早々また来てしまった

 

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 昨年末頃、新たにオープンした「あはれ」。読みは「あわれ」。これからフツーに連想するのは「哀れ」という感じで、「かわいそう」「不憫に思う」など。面白いネーミングだなとは思っていたのですが、古文でいう「あはれ」は「じわじわと感じる」と言う意味だそうですね。なるほど・・・確かに旨さがじわじわと迫るような一杯!。そのイメージが年を越えても記憶に深いため・・・、年始早々にまた来てしまいました!。
 

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 狙いは「生姜醤油らーめんネオ」。「生姜醤油」だけでもそそるのに、「ネオ」って意味深な接尾語が付くもんだから気になって仕方がない!。今回もピークを避けて来たので、全く同じ席に座って実食してまいりました!。
 

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 さて今回は、リアルな実食としては前回からあまり日にちが経ってないので、前回レビューの引用補足という形式でごめんちゃい。あしからずですー。
 

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<全体> 漆黒さと透明感!そして艶めき感じる崇高な醤油出汁!相対してコントラストと如く中央に鎮座する鮮やかな生姜!

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 今回は単純!前回は「きりっと」だったので、今回は「まろやか」にした次第!。つまりこれをしたくてやって来た!待望の麺顔はこんな感じ!
 

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 おおお!相変わらず緊張感すら湛える漆黒感極まる醤油スープ!煌めく香味油が漂うだけで屏風絵図で言う「やすり雲」のようではないか!。また一方で美しく折り畳まれた麺線もそれに匹敵いたします。とは言えやっぱり今風ラーメンって感覚はキープ!。トッピングの一点集中型の分厚いバラ一枚肉は相変わらず。しかし今回は、目にも鮮やかにフレッシュイエローの生姜がトッピングされております。スープの色合い感覚とはまさにコントラスト!。シンプルなようでミスマッチな面白さがありますね。やっぱりこれも実に旨そう!。
 

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<スープ> 緩やかなカエシのエッジ!滑らかに広がる鶏油のコク!深い乾物の溶け込み!そして「あはれ」に展開される生姜の清涼感!

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【前回引用】
 確かにきりりと言う感覚で、凛としたものも感じます。塩気と言う感覚のきりり感ではなく、実は穏やかなもの。醤油の風合いを素直に感じるタイプで、むしろ騙しがきかない直球勝負です。生揚げタイプのような優しい芳醇さがありありとしており、これは醤そば好きならドストライクってな感覚。
 
 =>今回「まろやか」にしたので微妙に修正すると「醤油感覚」にあまり変わりはない様子ですが、少し淡麗に感じ以前よりサラサラしたカエシのニュアンスです。個人的には醤油だけに特化すれば、円やかというより「すっきり」と言った味風景。
 
 

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【前回引用】
 鶏油も効いております。しかしバターのような濃厚さはなく、もっとスッキリしたイメージ。大豆油のような円やかさも妄想してしまいますが、なまの醤油感覚としっかり結びついてます。これによってベースの動物系・・・鶏豚の旨味が肉厚に仕上がったような感覚でしょうか?。
 
 =>これはそのまんまでしょうか。1点だけ補足すると鶏油主体の香味油は、今回の方がダイレクトに伝わる印象。醤油がすっきりしたためかも?。香味油まで含めて考えると、やっぱりこれは「まろやか」表現ですね。
 

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【前回引用】
 昆布の風合いがしっかりと溶けているかと。きりりとしつつ、どこか甘みを感じるのは昆布以外だと椎茸が過りますが、醤油のキッパリさが主体的なのでそれも妄想の範囲です。更に薬味がいいね。フライドオニオンの香ばしさと甘みは、この醤油ベースに素晴らしくマッチ・・・
 
 =>これはほぼこのまんま!。一点だけ修正すると「フライド・エシャロット」とのことでした。
 

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 =>この上に「生姜」が響き渡ります。意外とジリジリといたしません。穏やかに溶けてチョイと清涼感をただよわせる程度の味変化。ゆえに長岡系の生姜醤油をイメージすると的外れに感じてしまうかもです。ただこの一杯については、上品にまとまっているので、この少し仄かなレベルの生姜感が一番うまい状態とも感じます。ただしどうしても、ジリジリと生姜を効かせたいと言う方は、生姜追加を申請すれば対応してくれるそうです。お試しあれ。
 

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<麺> 汁が絡んで浸透!褐色のストレート細麺!序盤から出汁がじわじわ浸透!生姜等薬味と絡むと更に味わい深し!

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【前回引用】 
 序盤から醤油出汁に染まるような褐色の色合いです。プツプツと前歯でリズミカルに千切っては奥歯へ運んで潰しますが、一気に出汁と麺の旨味が昇華したイメージ。そこにフライドオニオンやら三つ葉が絡みます。どちらも噛み締めて潰すと旨味と香りを放つので、出汁を含んだ麺にジャストフィットな味展開!。
 
 =>これもそのまんまです。今回はスープを持ち上げる際に、擂りおろし生姜も上がってくるので、麺に貼りついたり隙間に挟まったりします。この味わいがプラスされた分、絡んだ旨さ楽しさアップという印象です。
 

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<チャーシュー> 淡麗な麺顔の中でダイナミックにバラ肉一枚!甘味の脂身!肉味の赤身!共に出汁を吸い込む旨さ格別!

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【前回引用】
 脂は皮に近い部分をしっかりと残しており、赤身と重なる断層が綺麗です。脂は皮に近いほど溶け易くて甘みがさらりとしているもの。少しとろんとした部分には下味が少し濃ゆく浸透しているのも旨いポイントでしょう。赤身がいいね。スポンジのように繊維の隙間や割れ目に出汁を吸い込みますし、噛み締めて吐き出される肉味との旨さはさすがです。また意外と歯応えもいい程度感で楽しめるのも好印象。
 
 =>これも上述イメージ通り。補足すると今回の方が少し歯応えがあり、赤身部位が多めでした。なので噛み締める旨さがありましたし、生姜が滲んだ出汁と絡むとすごく旨し!豚肉と生姜ってテッパンな相性の良さ!。
 

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<他具材> 生姜が滲んだ出汁にポリポリと小気味良い歯応えメンマ!出汁を吸い込み甘味を感じさせる青菜!

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【前回引用】
 優しい茶褐色の色合いで柔らかそうに見えて、実はポリポリと歯応えが小気味よくて快感!。固いと言うのとは別で、噛みちぎる瞬間の痛快さの中に優しい出汁の旨味とスッキリした後味がいい感じです。青菜は、ほうれん草でクタらずも柔らかい仕上がり。とっても出汁を吸い込み易く、そして噛み締めると青菜独特の甘みに醤油出汁の旨味が浸透します。
 
 =>同見解。補足なし。
 
 =>因みに、他客とご店主の会話が耳に入ったんですが、味玉等の具材追加や、スープの別展開はこれからゆっくり考えたいような感じでした。やはり「間借り営業」ってのもいろいろ制約あるみたい。素材を全部置きっぱなしとはできなかったりすると、メニューも増やしにくい?  
 

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総じまして「漆黒さと透明感が突き抜ける風合い!更に響く生姜の清涼感!まろやか旨し!コンテンポラリー生姜醤そば!」

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 ・・・と言う感動!。ちょっと醤油が変わるだけで、ちょっと生姜が乗るだけで、味風景はどんどん移りゆく。今後のメニュー展開に激しく期待!そして高まる応援気分です!。下北沢で一杯食らうなら、今激しくここオススメ!旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
  

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 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 
 

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