今週末も妻子の友達が自宅に遊びに来ると言うことで、居場所を無くする私です。付近の茶店やラ活で時間を潰すのも限りがありますので、ここは思い切って遠征ラ活をせんと欲して、今回は「丸孫商店@青梅」まで来てしまいました。いつまでこんなバカやってるのでしょうか(ー ー;)。などと考えておりましたが、駐車場には、すでに3台の車が開店前にあって、シャッター待ちが発生しているではありませんか!なんだか自分と同じ匂いを感じますね。
【店:和むアットホーム的な暖かさとスペース感!】
さて店内に誘導されますが、なかなか家族的な雰囲気を醸し出してますね〜〜。お店の女の子が店の片隅で遊んでますね^_^。それにカウンターや壁面に、女の子が描いたと思われるパステルの絵がお出迎え。いや〜、うちのは男だけど、娘も欲しかったなとシミジミ感じます。そんなこんなで、待っていると、焼きサザエのいい匂いが漂ってきて・・・配膳が完了! この日の限定「活サザエの炭火焼焦がし醤油らーめん」をいただきます。ここでは、限定のことを部活と言うそうで!
【スープ:炭火焼きサザエの滋味と醤油が焦げる香ばしさが合う!しかもスープ割がマジック!】
配膳の瞬間、焼きサザエがデデン!と中央に配して、「ハイデン・コッコ」というロゴと前後してなかなかアートポップな麺顔です。これだけでいつもとは違う感が味わえますが、さていつサザエをやっつけるかと思案しながらスープをすすります。するとゴロンとサザエが転がったりして、スープに汁がじわじわと広がったりして・・・日頃ない味わいの洗礼を受ける気分。これがまた・・・淡麗好きで、最近塩より醤油に傾倒している私には、魂を震わせるに十分なエキス感でありました。しかし、サザエだけではない驚きにも注目したいです。
<サザエの殻やら身やら、炙りと醤油の焦げとエキスのミスマッチ感最高!>
サザエのエキスが柔らかく広がる・・・。まず殻から香りを移すようでもありです。炭火で炙ってある殻が部分的に焦げて、その炭の風合いもほのかに・・・ほのかに〜感じるか感じないか程度。でも炭火焼きの嬉しさをどこかで感じる。そして身から滲み出るサザエのエキスには、醤油の風味が染み渡り、しかも炭火での焦げが生じて焦がし醤油感もちらほら。それらが出過ぎることなく上品に広がりますから、泣けてくるほどじんわりと楽しめる。オヤジの休日ラーメンとしては、この上ない趣向だな〜っと感じ入って次から次へとレンゲをすくい上げて止まらない。ベースのスープも相当しなやかで淡麗。魚介と昆布の淡い出汁加減と、醤油タレの風合いで「和」に落ち着く感覚。春霞のように淡い色合いがまた似合う。
<生姜が品良く滲んだスープでサザエエキスを割る!これはハマる!>
「いつでもスープ割りをおっしゃってください」とご丁寧な若い女将さんのお言葉。汁系でスープ割りとはなかなかない趣向なので、当然ながらいただくことに。これがなんと「生姜風」になっていて、サザエのエキス感と喧嘩しないかとふと思ったけれど、真逆にとても合う!すごく合う!これには唸りますな・・・・。優しい味わいに滋味とした質実とした風合いが広がります。胃袋に負担なくスルスルとどこまでも飲み干せてしまいそう。一気に啜り上げようとしたところ、なんとシジミも出汁として投入されてたのね・・・・。黒く小さい殻が5〜6粒ほど発掘されて、身をいただき一気にフィニッシュ!
【麺:アルデンテ少し越えのクチクチ歯応えに、後半の汁の吸い込みあってナイス!】
具とスープ感に圧倒されて、あまり印象が残っていないのですが、なかなか上品な質感を漂わす白めあ地肌でして、いい感じでした。麺を半分くらい平らげたところで、具のサザエと格闘してしまったので後半まで少し間が空きましたが、これがまた良い方向へと変化しています。やはり、麺は汁との合わせ技で可能性がいくらでも広がりますね〜。
<品の良い角細ストレート麺、いい塩梅の歯応え感からスタート>
最初は、大人しい淡麗な麺だな〜というシンプルな印象。細麺で綺麗な角ストレートで少し汁すって角が丸まっている感があり、アルデンテは少し超えたかな〜と思える程度。だから前歯でスパスパと小気味よくちぎれ、表現もきめ細かいため内頬から舌触り・・・・そして喉落ちのシルエットまで上品と感じます。
歯ごたえと風味がいい感じ
<後半のサザエエキスをの吸い込みで更にまた淡麗でうまし>
サザエと格闘しているうちに、ややスープを吸い込んだようでして、これがまた美味いエキスと麺の風合いが交差して、また別格の旨さに変化しとります。汁すって尚旨しな麺です。これはスープの側に立っても同じようなことが言えるかもでして、サザエエキスに麺の風合いがプラスされて、よりまろやかになるという次第。
汁を吸い始めた頃・・・
【具:焼きサザエ!ハンパでない存在感!】
ここは、もう「炭火焼きサザエ」しか語ることないですね〜(笑)。こんなにシンプルで迫力あるトッピングというのも相当珍しいかも・・・。
<絶妙の焼きバランス!かなり本格的仕上がり感>
ラーメン店のなんちゃってサザエつぼ焼きでは、決してありません。焼き具合が非常によろしい。まず身が柔らかく焼きすぎない程度の微妙なタイミングである見極め方と火の調整が上手。最初はサザエのフタを開けるのに少し手間取るかもしれませんが、できそうになかったらご店主に申告すれば上手に外してくれるようです。しかし、これは火の通しすぎではない証拠のようだと思っていまして、お箸を端っこに詰めて梃子の容量でやれば、パカッと外れます。あとは、身にお箸を間を空けて深く差し込み、左手で殻側を回しながら、右は反対方向に緩めに回しながら引くと綺麗に抜けますね〜。一部、殻からの熱で身や尾の部分が内側に焦げ付いているかもしれませんが、そこは諦めが肝心か・・・・。
この焼き具合は絶妙で、柔らかく火が通っていて、旨味の逃げるとか壊れるというところが一切ない。醤油も適量で焦げていて、香ばしさと塩気のバランス感最高。
総じまして、「アットホームに頂く料亭の如しなシンプル海鮮なる一杯」に尽きますな。これは、個人的に相当ハマりました。ここはつけ麺メインだとは思いますが、こういう崇高で冒険的な汁系もなかなかいいですね〜。青梅な少し遠すぎるけど、こんな「部活」なる限定が随時くりなされるなら、定点観測しても相当面白そうだと感じました。暑くならないうちにもう一回・・・・定番のも食いたいし・・・また楽しい悩みが増えたような気持ち。ともあれ、ここは思えば青梅なんだな。青梅で絶品なサザエをいただいたわけだ(笑)。なんだかじわじわとまた面白く思えてきた。なので詠います!
内陸で
和み味わう
海産に
連休余韻の
気分が抜けずに
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
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