ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン1910】 麺創 樹咲 KIZAKI (東京・沼袋) 樹咲そば

 先日の家族サービスで少々体が疲れてしまったようで、大型連休真ん中のある日、一人静かにさせてとプチ遠征させてもらいました。とは言っても30分行動範囲の中野区エリアですがね。たまりたまった心の中のブックマーク店を1件訪ねてみることに。沼袋の「樹咲」さんに突撃させていただきました。連休中の都内ってどこか落ち着いた感じがありまして、道もスイスイ〜。店もそこそこ空いているところが多いのでいいですよね。などと思って少し迷ったものの目的の店へと到着しましたが、先客ゼロには驚きました。ちょっと路地に入るだけなんですが、目立たないのかな・・・。












【店:軽く啜ってお酒を静かに嗜む・・・という好みな雰囲気】


 それにしても、扉を開けた瞬間から、静かで落ち着いた雰囲気は気に入る次第。BGMに軽いクラシックが流れてたのも効果的なのかもしれませんが、カウンター席ばかりであるものの、渋い黒めのランチョンマットと箸置きと箸がちゃんとカウンターで整列しているだけでも気持ちが良い。そしてカウンターの高台がすこし壁みたいに高くて、パーソナルスペースも感じる作りになっているのが、人見知りの私にはちょうど良い。ご店主も女将さんもお若い感じですが、真面目な仕事ぶりでとてもいいし・・・・このカウンターなら、酒を欲するな・・・・。


  











【スープ:たまり醤油のようなまろやかな醤油にカエシ、じっとりしつつもやさしい上質鶏コク】


 まずは看板の「樹咲そば」にさせていただきました。恭しく配膳されたそれは、今風の鋭角的な丼ですこし小ぶり。そこにぎゅっと詰まったような質感のスープが待ち受けるという構図です。すこし濃ゆい醤油ダレを感じる濁りを感じますが、それとなく明るさを感じる醤油感。これはカエシがすこし聞いた味わいかな〜と感じていると思わぬ味わいの方向だったのがとても印象的でした。意外にも、「まろやかさ」と「すっきりした甘味」が支配するんですよね〜。甘ったるいのではないしっとり感ある旨味という感覚でした。







<カエシをほぼ感じない?たまり醤油と思えるほどのまろやか感!>

 レンゲですくってみると、その醤油感の深さが伺えますが・・・実は「カエシ」の感覚がすごくまろやかで、かつ動物系の出汁に一体化してるため、まろやかさこの上なしな感覚。なので「塩気」という作用をあまり感じない。いや、ほぼ感じないかも?でもたまり醤油かと思えるほどの醤油ダレのまろやかさが広がり、これがまたナイス。さらに、「玉ねぎ微塵」の作用が働いていて、甘味旨味にフレッシュかつナチュラルな味わいが加わり、一段と食べやすくさせるから参ってしまう。おそらく色々な節系やその他の仕掛けもあるのでしょうが、ベーススープとの一体感が半端なく、最後まで抵抗なくグビグビと飲み干してしまい、後での喉の渇きも一切なし。


<鶏コクが深く滲むのも感じる上質感>

 動物系の出汁がとてもしみる・・・。甘めのタレに鶏の芳醇なエキスがとても合う。それにしては「重くない」のがとても印象的で、動物系の甘味か醤油ダレの甘味かも判別つくまえにグビグビとこれまた飲み干せてしまう。つまり、脂が上質なんでしょうね〜。味が濃ゆいのに味蕾に深くしみるね〜。なぜかスープを飲んだあとでも、舌の上に酒を流してみたい気にさせる(笑)。













【麺:細麺平縮れが素朴さと粉風味感が抜群!汁に吸い込ませて更に旨くなるタイプ】


 この麺の質感がとてもいい!小ぶりの丼でこの詰まった感じの質感なら食べ応えありでして、細麺のしなやかさ、縮れ麺の楽しさ、風味を深くかじる密度さなど、プレゼンス高い一品と感じます。それに・・・・麺を箸でリフトしてボコッとサルベージされたそれは、どこか全体的には「脳みそのシワ」を思わせる視覚(軽く頭の片隅によぎった)。








<スープに負けない質感!粉の密度感がとても風味よく、後半汁吸いから性能発揮>

 マイクロ・ピロピロ麺といった風貌で潰しこみが高いのが印象的。前歯で千切る段階から風味を発するような質感で、奥歯ではモチモチ度合いより、クシリとしたややカタメの沈み込みが特徴。形状からスープの絡みがよいのですが、後半にはだんだんと汁を吸いだしてきて、また別の風合いが生まれるみたい。粉のグルテン感とスープの旨味が合わさると麺自体の味わいあ一段と増すような感覚。サイズ感としては、小腹が落ち着く程度ですので、他のご飯ものと合わせたいです(ご飯ものもなかなか美味そう)。


<細麺平打ち縮れというあまりないフォルムだから?啜り上げと舌触りがいちいち楽しい>

 マイクロ・ピロピロ〜なフォルムから、その啜り上げる感覚もまた独特で、小刻みにズボボボと刺激を与える短周期な快感。特に舌触りが印象的で、一般的な縮れ麺と似ているようで、待ったく違うような、ボコボコっと感じる触感がいちいち楽しい。なんだかいつも以上に考えながら食べ続けてしまった麺ですが、それだけ今回は特に興味がそそられたということでありましょう。











【具:先付けのような上質さ、儚さ、そして一体感】


 派手さはありませんが、とても気を使っている感が十分伝わるトッピングたちかも。あまり沢山食べられなくとも、いいもの食いたいというそのときの気分の私にはベストでした。何気ないように見えますが、観察する価値ありでした。


<チャーシュー> 豚バラ肉一枚。デカいのをハーフカットしたかのサイズ感。肉脂層が綺麗で脂の甘さスッキリ
<ヤングコーン> 侮ることなかれ!しっかりと事前に炙りを入れてる!暖かくまた香ばしさと歯ごたえ抜群!
<メンマ> 均一的にフレッシュ感あって味わいも薄め。これなら日本酒にもよく合う
<ネギ> 言わずもがな。ただ立体的に盛り付けられているだけで妙に嬉しい
<玉ねぎ微塵> これは歯ごたえ感、そして滲み出る自然な甘味がいい!スープにも麺にも絡む、器用な存在。













 総じまして、「良い食事、良き酒、地元路地裏ハイセンスなる一杯」かと!こういう演出感と食べ物の質感は、私好みでありまして、静かな雰囲気がこれまた落ち着く。沼袋では通えないではないか・・・・と悔しい思いかも。仕事疲れに落ち着いて少しだけ啜って、いい日本酒を一合だけ嗜み、静かに一日を振り返る・・・なーーーんていう風に使いたなこのお店!と、頭の中で感じた次第。週末毎に来てもいいが、ここでは酒と合わせたいため、クルマで来るしかない私には辛いな・・・。とにかく、ここはまた来たいと思います。鶏の一品も食いたいし、小丼ものも質感十分なラインアップ。おまけに我が大好きなハートランンドビールもあるしね!ま、落ち着いたころにまた「止まり木」的に利用させてもらいます。なので詠います!



   昼下がり
   初夏を思わす
   照りつけに



   路地裏ひっそり
   可憐な止まり樹



 お粗末!ということで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!



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