ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン1913】 ぶぶか 吉祥寺北口店 (東京・吉祥寺) 新味 油そばライト・大盛り


 先日食ったカップ麺「ぶぶか油そば」が、妙に頭からはなれません。消化不良というのでもなく、ただ家族とシェアしたもんだから、2〜3口しか食えなくてね。だから「ぶぶかにまた会いたい」という衝動に駆られます。実は昨日、店の前まで行ったのだけど、大型連休中の吉祥寺はどこも混んでいて、飲食店はどの時間帯、どの店でもいいところは行列発生。なんだか疲れてしまった次第で退散してしまった・・・。ちょっと悔しいので残業で少しばかり遅くなった翌日に訪問。昨日とは打って変わった雰囲気です。


  











【店:大型連休の喧騒が通り過ぎて落ち着きを取り戻すような微睡み】


 連休直後というのもあってか、とても繁華街自体が落ち着いて見えます。人がいなと繁華街は寂しいもんですが、ピーク開け・喧騒の余韻というのが、一日経っても漂っているような感覚です。こういう吉祥寺も好きだな〜。などと感じながら「ぶぶか」へと歩を進めるのですが、今回は打って変わって余裕を感じる状態。長いカウンター両端に2人づつ客がいるだけで、淋しくもない好き具合で嬉しい。ゆるりと荷物と上着を座椅子に置いて、先にセルフサービスの水を汲み、メニューを時間をかけてゆっくりと眺める。そんな余裕があると「前から気になってたやつに挑戦するか?」という気分にもなります。今回は、「新味」と枕詞がつく「油そばライト」を注文しました。ついでに大盛りということで。先日みたいに家族とシェアすることなく、存分に食う気分です。


  











【タレ:パンチ抑えて、紅葉おろしの淡白さがマッチ!薬味入れ過ぎ注意】


 空いているから配膳が早いわ〜。ゆで時間考えても5分程度で配膳は早いね。さて配膳されたそれは、やはり「ライト」という感じが見た目だけでも分かりますね。









<紅葉おろしの淡泊さと淡雪表現が面白い>

 コテコテに近い褐色に染まるという感覚でなく、ナチュラルに濃い黄色を帯びているようなゴールデンを感じさせるタレ。こちらの油そばってタレが少し多めなのもお気に入りで、残ったらライスに投入してもナイス。特に今回のライトのタレは、動物系のコクが少し軽く、そして醤油も若干少な目でありますが、その一方で「紅葉おろし」がトッピングされるのが特徴。まぜまぜしているうちに、それが淡雪のようにタレに広がり、タレ自体を軽やかにするだけでなく、麺に張り付くのもあって、全体的にさっぱりと食わせるナイスな役割です。


<追加薬味は吟味が必要?・・・個人的にはブラックペッパーメインでいいかも>

 ただ、パンチは少ないね〜(当たり前か)。塩気も軽くなっていて、紅葉おろしも淡泊に作用しますから仕方ないのですが。後半少し頼りなく感じるというより、興味本位でいつもの「酢」と「辣油」の投入を試みましたが、辣油を入れる時点で手が滑ってドボドボと入ってしまい、いきなりオイリーな一杯になってしまったのが誤算(泣)。ライトにした意味がなくなる・・・・・。ただ、ライトなら何となく「ブラックペッパーの方が合うだろうな」と漠然と思ってしまった。塩気を少しだけアップするなら、ブラックペッパーだけで丁度よいかも。試しで後追いでやってみたけど、これなら合うかと。


  











【麺:タレあっさりなだけに風味が生きてどこか斬新】


 ゴールデンなタレに良く染まって、なかなか濃ゆい黄色で麺もゴールデンに見えなくもないかな。オイリーさがまた光沢感を秘めますから。ま、この店もそこそこ通って来たわけで、いつもの麺という安心を感じる良麺なのですが、今回はタレの薄さだけで麺自体も発見することもあったりします。








<風味はライトの方が強く感じる>

 元味(こってり味)の時は、そのタレのパンチとそれを受け止めるハードなグルテン、そしてしなやかな物腰に魅了されていた次第ですが、新味(あっさり味)になると、タレパンチと引き換えに、麺の風味を得ることができましょう。乾いた熟成のようなふんわりしたものではなく、多加水のグルテンでしか感じない、ヌチヌチっとした湿り気ある小麦感覚。これがライトタレと絶妙に合うのだなと再認識です。尚、歯ごたえのプツプツっとしながらも粘りのある感覚は相変わらず良好。すべりもタレが多めに入っていることから、ニュルニュルとよく滑ります。












【具:大判な海苔の代わりに紅葉おろし!随分と麺顔イメージが変わるもんだ】


 具(トッピング)に対する印象もずいぶんとアッサリに変化するもんです。変わったところは、大判の海苔(こってり:元味)から、紅葉おろし(あっさり:新味)に変わっただけですが・・・。


<チャーシュー> なぜだかこの仕上がり感とか塊感だと「ぶぶか!」と感じますね。ばら肉が多少ワイルドなローリング
<メンマ> いつもの柔らか保水高めのフレッシュタイプ。薄味がタレに良く馴染む。
<その他> ネギ・ナルトはいつものメンバー。カイワレが変化球といったところか。












 総じまして、「ライト・・・と言うより女版ぶぶか」な一杯。悪くないですね。こちらの方が、ネギ増しやキムチ追加などの、草食系トッピングとの相性の良さを感じますし。パンチを削いだところが「ぶぶか」らしくないとも言われるかもですが、それでもぶぶかポテンシャルは感じますので、あっさりの中にガッツリ感が両立します。個人的にはアリだな。ただ、この店に来る方は、少なからずインパクトを求めて来るわけだから、そこが難しいところかも。でも、またこれ食うと思う。なので詠います!




   休み明け
   はしゃいだ後に
   落ち着きて



   店舗まったり
   客はゆったり




お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!


  




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