ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン1833】 ぶぶか 吉祥寺北口店 (東京・吉祥寺) 油そば・大盛り 〜粗削りが取れて、今となっては落ち着き払った元ヤンチャ坊主

 この日は頭が朝から疲れ切っていて、何かをガッツリ食って憂さを晴らしたいような気分。かと言ってどこかへラ活遠征する程元気もないし・・・・。ウダウダ考えながら、夜の中央線で急ぐ帰宅途中、吉祥寺まできて「ぶぶか」を思い出して、急遽突撃してみることにしました。


 そう言えば、関西転勤時代のある日、東京への異動内々示があって、ドギマギしていた頃に、初めて吉祥寺ぶぶかに来たのでありました。なんだか夢から覚めてしまったような気持ちだったっけ。そんな気分がインパクトのあるのを食いたくさせて、やって来たようなかすかな記憶。あの頃は、まだ南口にあったんですよね。学生さんちの行列に一人並んで、妙に肩身が狭かったのも思い出しました。そんな遠い話ではないのだけど、懐かしさ半分、己の老化が半分、それぞれ感じますね〜。


 鉛のように重い体をひきづって歩くアーケード。角を折れれば、目的のぶぶかがある。何も考えられずに定番の油そば・・・・、憂さを晴らしたくて大盛りとさせていただきました。


  









【店:若いラーメンLOVERたちの汁無し系ランドマーク】


 訪問時、若い「学生さんと社会人」ばかりで8割方埋まる店内。スマホをいじる一人客か、晩飯気分で晩酌あわせのサラリーマンばかりで、男の世界です。私は財布と相談しますが、若い方はトッピング追加やビールなどでまったりしていててゴージャス&マイペース。私自身なぜか貧相に感じつつ、一番安いメニューの大盛りを注文を通します。やはり、吉祥寺とくれば、ぶぶかって方もおられるのか、リピーターっぽい方々の会話は自然と耳に入ってきます。まさに、ラーメン好きの匂いが立ち込めるような店内だったも。配膳も太麺にしては手際よく、あっという間に配膳です。


  











【タレ:濃ゆく、まったりと感じさせる豚骨醤油の香ばしさ!ラード感覚は意外とさっぱり!】


 お!丼変わった!? 配膳の瞬間に白地に青の器が、どこか一燈を彷彿とさせますが、おろらく流布しているもの。でも割と綺麗に見えるのは、ちゃんと麺とタレを混ぜかえす時に出たタレの付着は、拭い去っているのでしょう。そいうきめ細かい配慮は、私のような年寄りには嬉しいもんです。で、早速そのタレなのですが、正直に申して当初思っていたよりは大分に「さっぱり」としています。薄味とは言っておらず「濃ゆくてもさっぱりしている」と思わせる風合いが素晴らしい。そして丼の底を見てみようとしたら、汁なしの中では普通かちょいと上レベルの汁量の多さです。撮影に苦労しつつも撮り終えて早速いただくことに。







 すると「豚エキス」そのものが、あっさりとしているのがよく分かる。丼の内側は、グッチャグチャにしてタレと麺をかき回すと麺の風合いが少し移せられて、角が取れているような味わいに変化。ラードが良質なだけかもしれませんが、それにしても濃ゆい醤油というのはいいね!しかも、豚骨エキスがしっかりと下支え感じます。つまり、豚骨エキスとかは全面には出ないように思えている。












【麺:褐色の図太いアピール感!あつもりで中加水っぽいヌチリとした弾力感と大らかな伸びがナイス!】


 濃口醤油の色味が深く染まる中太いストレート麺が、まさしく褐色に輝いて存在感がアリアリな感じです。出来立ての熱々感も少し感じて湯気がたち、タレの香りとともに麺の息遣いが聞こえてきそう。麺にかぶりつくと、前歯に淡い弾力感を感じた直後に、プッツリプッツリと、固めでもなく柔らかくもなく、中庸なグルテンの圧の感じて千切れます。奥歯では、モチモチとした感覚よりもやや力強くヌチヌチっとした抵抗感がまたいい感じ。密度感あるのですが、あつもりのためか、縦に伸びるしなやかさがあるかも。体感的に大盛りにして300g弱といったところか?個人的には晩飯としてお腹にちょうどよいボリューム感。もっとはち切れたいなら、特大も面白いかもしれません。これならスルスルと食えそうな良質な麺です。 












【具:武蔵野系のオーディナリーを感じさせる落ち着いたコンビネーション】


 ワイルドなイメージを自分勝手に持っていたけど、トッピングだけ見ると、武蔵野系油そばそのものですね。ロールしたばら肉は薄味であることが、タレと馴染む点ではナイスですし、油と脂が交じり合う中に濃い醤油ダレが入っていく味わいはまた格別。自重で砕けそうな柔らかさも無視できません。







 そして極めて一般的なメンマが何故かここでは嬉しい。この麺顔では材木よりは短冊タイプだわ。タレに染まるのを見込んた薄味系であるのもいい。またクニャリとした柔らか系も、麺とグチャグチャかき回す点では一体化してこれも食べやすいし、複雑な歯ごたえもそれはそれで楽しい。










 総じまして、「粗削りが取れて、今となっては落ち着き払った元ヤンチャ坊主」油そば・・・と個人的には感じるこの頃。南口の再開発前頃の、あのゴチャゴチャした界隈の匂いも少し懐かしい気もします。北口移転で時間が経ち、少し大人の落ち着きが出てきたか?と言うような印象。悪くないですね〜。それに価格的にも、頑張りも見え隠れしますし。週末は混んでて、近くに寄ってもワザワザ食いに行こうとは思わないけれども、平日夜にゆったり気分で食うとなかなか今の私にはフィットする濃厚さです。何回も食ってきたけど、久しぶりに食うと妙に旨く感じるねー。いい気分発散が出来ました。モヤモヤが吹っ飛んだ気分。なので詠います!




   スケジュール
   詰め込み過ぎる
   決算期



   カリカ
   麺をマゼマゼ




お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!


  



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