ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン1476】 ぶぶか 吉祥寺北口店 (東京・吉祥寺) 油そば+生ビール

 この季節は、何を着て出かけるか迷ってしまいますな。朝方の私は、夜明け前に出勤し出しますので、さすがにまだまだ朝は肌寒い。ユニクロのライトダウンは4月になっても手放せないのであります。スプリングコートもあるにはあるのだが、どうも型が古いというか・・・気が引けるためですが、スーツにダウンというのも外回りするには情けない。何着て行こうか、ぐだぐだしているうちに、電車一本間に合わなくなるという優柔不断ぶりは相変わらずです。


  





 こんな優柔不断は、休日の昼間になっても同様でして、吉祥寺に買い物にでかけて、何を食おうかと真剣に悩み出す。今回は、ホープ軒と、大勝軒と、ぶぶかとで迷う。何を食いたいのか自分でも分からなくなる。結局は一番近場にある店になるのだが・・・。で、結論は、「ぶぶか」。やはり、近場で決めといて良かったと思うのは、最初の一口目が、びびっ!とくる瞬間であります。毎回、飽きもせず、心の中で叫ぶ中年オッサン。


  





 めさめさ旨いがな!吉祥寺でクドクドと何食おうと考える手間もったいないでっせ!迷ったらココかもしれまへんで!旨し!









【タレ:エキセントリックな豚骨醤油ダレに、どことなくスッキリ&シャープな味わい】


<ある意味、豚骨醤油にエキセントリックに傾斜した「武蔵野系」なのかもそれませぬな>


 「ぶぶか」は、再開発前の南口にあったころ、関西転勤中の東京出張途中に立ち寄ってから、実はファンでありました。私の幸運でもあり、不幸でもあるのが、つけ麺デビューが「松戸・とみ田」。そして、油そばデビューは、「松戸・兎に角」であったということ。当時の関西味覚中心な状態で、いきなりこれらに打ち当たったから、それ以後、どれ食ってお少し肩すかしな思いをして過ごしていたというのが、つい5〜6年前ほどのこと。振り返るとそこから、一気に食って食って食い続けた麺ライフ。その走り始めたころに、これぞ!と感じたのが、当時の南口のぶぶかでありました。


 なので今になって、改めて食するぶぶかの油そばは、当時の個人的心象とは随分と違って感じてしまう。ぶぶかの油そば、意外とサッパリしていて食いやすい!当時は、コテコテの油感がイメージにあったものの、今の感覚からすると、「非常に濃ゆい武蔵野系」のような落ち着きとライト感があると思えます。それに、何度も食っているはずだが、忘れていたのはCP。デフォルトで590円だったのですな。これは今のご時世とても貴重とも思える低価格であります。生ビールを追加で頼んでも、約千円ですから、財布にも嬉しい。


 そしてもう一つ改めて感じるのは、その麺顔と醤油タレ主体の味の構成は、このエリア発祥の武蔵野系油そばの系譜を感じて、ぶぶからしい味の濃さに濃口醤油の塩気と、豚系の濃厚な油のコラーゲンがしっとりとしている。そしてジャンキーな感じを上手くスッキリと表現していると思えます。加えて、ピッチリした醤油のエッジングが気持ちよい。濃い口のため、あまり醤油由来の酸味を感じず。また豚骨のマイルドエキスを纏いて、パンチと言うよりまったりとしたコクを十分に感じる。南口にあった当時とは店内が明るくなったのも、印象を変える一因かもしれませんが。








<濃厚感の中にどことなくシャープさを感じる醤油感が好きだ>


 つまりは、濃厚な部分と「シャープさ」が共存しているとも思える味わい。意外とスッキリ&シャープな味わいゆえに、この上に、マヨネーズやら、ネギのてんこ盛りやら、肉まみれにするやら、味の濃いものを加えても、何となく纏まりのあるクドさ程度に治まるのではないかなと・・・。最近、こちらの新しい味わいに「油そばライト」という商品が開発されたようだ。隣の親子客が並んでそれを食しておられたが、なんとなくこの界隈で非常によく見る麺顔。武蔵野系そのものといった感覚。なるほど、ぶぶかをライトにしたら普通の武蔵野系という訳かとこのとき、頭の中できっちりと整理がついたかもしれません。







【麺:定番で飴色/褐色に輝く中太クッチリストレート麺!】


<いまでこそ標準的な太麺なれど、基本を押さえた密度ある多加水麺に安定を感じる>


 このサイズを以前は、極太と感じたころもあった。今では見慣れた太麺であり、さらに馴染み深いサイズ感と歯応えと思えて、食してほっこりと感じる。多加水系にみられる豊かな弾力感を備えますが、モチモチ度はホドホド。むしろ密度感を少しばかり感じて、クチリと千切れる感覚は、もう何度感じたことか。こういうのは特性というより、基本型と感じます。


 そして安定度すら感じる。店前で少しばかり待ったときに、麺箱があの「三河製麺」でありましたが、そうだったっけ?と改めて記憶を整理。最近、汁なし系にハマるのは、ひょっとしたら「麺を食うこと」に目覚めたからかもしれない。やはり、食べるものを外したときの後悔は、嫌なものだ。だからこそ、いつ訪ねても旨しと思える安定した店をチョイスしてしまうこのごろ。少々・・・・台湾まぜそば連食の疲れがでてきたのかもしれません。



<タレを吸い込むように絡む褐色色!スルスル食わせるスベリ感であっという間に完食>


 気がつかなかったけど、意外と汁が多い汁なし系。なので麺もそれを纏いて絵に描いたような褐色に輝く。そればかりか、少しばかり染み込みすら感じる。麺のグルテン感と混じったタレの味わいが実に好印象。そして少し浸透したツルツル麺は、なお一層すべる。まさに高速にすべる油そばであり、意外と名称ほど重くなくてスルスルと食える逸品であります。







【具:醤油ベースの味わいにビールと白飯を余計に欲する】


<定番なるバラロール肉は、ビールより飯に合うかもな・・・>


 バラ肉のロールが実に醤油ダレにも合うし、香ばしくて旨しである。休日なので昼間から生ビールをあおるが、こいつに良く合う!しかし、この味わいならビールよりも白飯のほうが合うかもしれないという味わいかも。目の前の「ミニチャーシュー丼 180円」というポップが目を惹きます。ラーメン&汁なしレビューに疲れたら、生ビール440円とミニチャーシュー丼180円で、小腹を満たすのもいいかもね。







<無骨さの中に光る、お・も・て・な・し・・・おもてなしっ!>


 さて、実は通常の油そばとは、少し麺顔が違うのであります。答えは「海苔が3倍増し」。なぜかというと、後客の為に少し席をずらしたから、その御礼として海苔サービスをしていただいたという顛末(別に催促したわけではない)。ただでサービスしてもらったからではないが、こういう心配りってのは、とても嬉しいものだよね〜。譲り合いというのは日本人の美徳ではなかろうかなんて・・・、実は海苔の褒美に自己満足しているだけなのだが。ネギを多めにしてもらうよりは、海苔の方が価値を見いだしてしまうが、別に味玉でもよろしいぞよ。今度こちらに来たときには、どんどんと席をずらしてオペレーションに貢献してみようと言う気にさせるな(笑)。そのうち、生ビールをサービスしてもらうのが夢だ(爆)。








 総じまして、「買い物ついでの極上のおやつ」であり、また「わが心のぶぶか」という感じか。汁なしを食べ始めたころの新鮮さをいつまでも忘れたくないものであります。


 さて「ぶぶか」というと、どうしても頭の片隅で「セルゲイ」を連想するね。「ウクライナ鳥人」、セルゲイ・ブブカ笑い飯の「鳥人(とりじん)」ではありませぬ(古っ!)。クリミア半島もめとりますな・・・・。平和ボケな日本では想像もできませんが、国際問題の解決には考えが及びません。大前研一氏のメルマガを見て「やっぱりそうだよな〜・・・やはりロシア編入が歴史の流れか」と思えてしまいますが、軍事的に人の血が極力流れない解決がないものでしょうかね。平和な日本・吉祥寺付近で、黒海艦隊の基地常時敷設の重要性を鑑み、・・・・・なので詠います!



   春爛漫
   桜やや散り
   平和ボケ


   ウクライナにも
   春来るなりか



 お粗末!ということで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!






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BUBKA (ブブカ) 2014年05月号

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ミツカン 油そばのたれ 豚骨かつお 1100g

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