ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン1793】 バーン・イーサン 高円寺店 (東京・高円寺) クィティアオヘン /汁無しタイラーメン


 タイのラーメンにハマっているこの頃ですが、前々から気になっていたのが「バーンイーサン」。料理屋というより「居酒屋」みたいなノリなので、なんだか一人飲みには合わないかな〜・・・なんて思ってやり過ごしていたんです。しかし、妙に「飲みたい!」気分でありましたので、笑笑は白木屋にも一人で行ったことない男が、一人飲みと、ラーメン探訪を兼ねて決行です。


  







 妙な作りになっていて、ウナギの寝床見たいに細い店内。その入り口が裏と表にあって、どちらが玄関が分からん。商店街側から入って、奥のお姉さんに、「一人!OK?」とボディーランゲージをしてみると、こちらにどうぞとカウンターにご案内。【とりあえず生!ジョッキで!!】ということでお願いします。


  






 グビグビとやりながら・・・・一番安い麺料理に飛びつく。600円未満の汁なしタイラーメン。正式名称を発するのも恥ずかしいので、メニュー番号を伝えてと・・・・2杯目のビールが来た直後に、それが配膳完了です。その名も「クィティアオヘン」。












【タレ:ソース味が好きな方には、激しくおすすめしたい味】


<冒頭はその「甘さ」に驚く!>


 配膳のそれは、実に酒を飲みながら食うにはうってつけの面構え。濃いベージュ主体の色合いが実に香ばしそうに思えて、一方で干しエビの見事なまでのパッションピンク! そして、パクチーの落ち着いたフレッシュグリーン・・・・内心、完璧なエスニック汁なしラーメンです。最近、タイ系のラーメンを食べ続けてきたことだし、少々慣れてると思っていたのですが・・・。そんなこんなでまずはひと啜りしますと、これは、未体験の汁なし味わいでした。


 【甘さ】を感じます。むしろほのかに黒糖の感じすら覚えるかも・・・・。いかにも濃厚な醤油ダレっぽくて、カエシの雰囲気がありありなおに、辛甘半分半分という感覚。タイの料理には、「甘さ」も重要視するとは認識はしていましたが、塩気を期待したいた汁なし系で、まさかの甘みとは。しかし、悪い感じはしない。だけど、期待が大きかっただけに、冒頭は「やっちまった感」を認めてしまいます。








 ところが、ここからの盛り返しが凄かった。



<クルワンプルーンを発動!>


 まずこの甘さを何とかしたかったので、「ナンプラー2さじ」
 さらにアクセルを効かせるために、「トウガラシを・・・半分と言いたいが1さじ」
 これらの全体を酸っぱ味で馴染ませるのと、円やかさを期待して「酢を2さじ」







 十分にかき回せなかった時に食うと、味の魔宮に迷い込んだかのような感覚(汗)。徐々に馴染んできて、お!ちょっとづつだが、旨味が変わってきたぞ!! 漆黒と思えるそのタレを眺めていると、あるものを思い出してしまった。




<段々と関西風のソース味に近寄ってきて旨し!>


 関西のソースでは、大阪の「いかり」、神戸のオリバーが有名どころですが、焼きそばはもちろん、ライス等炭水化物にはソースがつきものという感覚。ちょっとトウガラシを入れすぎた感はあるが、ソースをからめて米麺を食っているような、緩めの焼きそば感覚に似ているような、似ていないような・・・不思議な感覚。


 後半三分の一には、丁度食べやすくなってきて極端な尻上がり評価へと変貌です。しかも・・・お通しの「えびせん」が余っていたので、少し細かく砕いて投入してやると、より面白い食感になってきて旨さのレベルも上がりますし・・・・。そういえば、トッピングの干しエビの香ばしさが、ここにきて効いているのかも。







【麺:ソースでにゅるにゅるした中太米麺が実によく合う!!】


 冒頭のタレの戸惑いで、全くもって麺自体の印象や感想を語れるまで、イメージが残っていないのだが(笑)。しかし、米麺というのも、汁なしや、焼きそば系でも大変旨いというのがわかっただけでも収穫であったかも。やはり汁麺のスパスパ感と滑らかさが印象にあったし、生だと春巻きの皮しかイメージできなかったしね・・・・・。ベトついたほどの米麺を、ニュルニュルとさせながら、ゆっくりすすり上げるのが、意外に「これあり!?」と思えた。パクチー等、いろいろな薬味を、がっつりのまとわりつかせるのが得意で、いろいろな味わいを一緒くたに食うのが、この汁なしタイラーメンの醍醐味かもしれません。このニュルツキは、OK!OK!!OK牧場よ!!!













【具:薬味は割とクランキー、肉と団子はモッチリ〜】


 タレのニュルつきに貼り付くように・・・カシューナッツのクランチがとても香ばしくてナイス。その他ネギに近い香草もシャキシャキとしていて、どこかくランキーな歯ごたえ。干しエビは歯応えとしては微妙なんだけど、たまに当たると甲殻類の香ばしさを放つ。その合間に、パクチーの苦みが広がり、一気にエスニック感が高まるね〜。








 豚肉も少々あって、これはあっさり味なハズなのだがタレにまみれてソース焼き豚のような味わい。そして、タイの麺料理にはなぜかいつも入っている、白身魚のつみれ? というかほとんど「かまぼこ」でピンポン玉より2回りほど小さめな形。これもモッチリして中々旨いではないか。最後は、余ったお通しのえびせんべいをつまみながら、麺と具を頬張ったりしてフィニッシュ!












 総じまして、「濃ゆい甘さと激ピりシャープな辛さのドッキンコ!」という・・・・斬新な汁なしといったところか。醤油文化の関東エリアでは、そのままタイの味わいと感じられるのでしょうが、私は関西オリジンなので、どうもソース味のように思えて、むしろ楽しかった一杯。これは、飲みに利用するときは、メンバーでシェアしたいな〜と思います。そうそう。こちらのお店。明け方近くまで営業してるらしいのですが、深夜料金が「割安」になるんですって!これは実にうれしいかも!独身で若けりゃ、仲間を誘うのだがね・・・・・・。なので詠います!





   ぶらり下車
   下町居酒屋
   心地よく



   一人飲みでも
   妙な連帯





 お粗末!ということで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!




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