ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン4227】 らーめん文蔵 (東京・三鷹) 得油そば 〜魚介醤油と明るい弾力!素朴さが全体に染み入る王道の油そば旨し!

疲れ切り・・・定番の油そばを求める
 


らーめん文蔵 (東京・三鷹) 得油そば 〜ラーメン食べて詠います

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 記録によると、私が最初に「油そば」と遭遇したのは2008年辺りだそうです。関西生まれですが一旦上京し、再び転勤で関西へ逆戻り。そんな時分に東京出張の折に、訪問を重ねたのが移転する前の「兎に角@松戸」「とみ田@松戸」にフラれたのがキッカケだったっけ。友人に紹介されただけ。豚骨魚介がブームな頃に、その旨さに度肝を抜かされたのでした。
 
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 そして2011年辺りに転勤期間が明けて再上京。居を構えたのが三鷹界隈で、そこでまたハマった油そばが、移転前の「ぶぶか」とこちら「らーめん文蔵」。比較的、兎に角に近い味わいだったので、文蔵の油そばの方を多く食っておりました。なんでそんなことを今更振り返るのかと言うと・・・この4ヶ月余りの在宅ワーク主体な働き方に、そろそろ疲れてきたからか。あちこち出張行きまくってたり、東京・神奈川を行き来してた頃が妙に懐かしいー。在宅だと公私の切り分けができないと、むしろ長く拘束されてしまうので、今になって気づまりですよ。昼飯タイムもズレズレになってしまうわけで、少し遅い昼飯として久しぶりに、文蔵の油そばをいただきに上がりました。 
 
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 訪問時13時過ぎ。ほぼ満席で都合よくひと席空いたところに、滑り込んだ感覚。10年以上経ってもお変わりのない奥様にオーダーを告げて、ささっと前払い精算。財布が小銭でパンパンだったから、全部硬貨で支払いましたが、ニコニコと応対していただきました。実は・・・お札が入ってなかったことがこの時、初めて気づいたわけで、内心ドキドキしながら精算してたオレです。
 
 

 

 
 
<全体> 素朴さ満載!優しさ満載!一時期ハマった安定の汁なし感!

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 しっかし、開店以来15年経ってもメニューがブレませんねぇー。申し訳程度に、ヱビスの小瓶がある以外は、ラーメン一筋!。サイドメニューもライスも一切なし。一時期はRDBのランキングを賑わせておりましたが、今になっても固定客と信用をガッチリ掴んでるって感じです。素晴らしい!そんな内心で褒めちぎってたところで配膳が完了!。今回はご店主自ら提供の麺顔はこんな感じです!。
 

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 おおお!素朴さと優しさ・・・そして贅沢さが一体化したような油そばですね!。まずメンマと鰹節の感覚で馴染みあるほっこり感が丸出し!。素朴な素材感をじっくり眺めていると、心の中に優しい気持ちが生まれてきそうです。そして写真では分かりにくいが、3枚のチャーシュー分厚めでサイズ感もたっぷり!。一気に贅沢さを感じますが、煮豚タイプの柔らかい表情がこれまた優しさを少し感じさせる。味玉も落ち着きの出汁の深さを感じますし、海苔が大判で凛とそびえるところは、何となく心意気すら覚えるじゃないか・・・嗚呼旨そう!。
 

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<タレ> 全体攪拌されて油分は完全に乳化!ねちょねちょ音を立てるほど絡む!麺に薬味を貼り付ける媒体!

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 さて「タレ」ですが、「まさしく汁なし」ってな感じで、完全に麺に攪拌されて全部貼り付いております。タレが完全に乳化されており、底に溜まったりすることなし。むしろ麺を上げ下げすると、入荷仕切ったタレが「ねちょねちょ」と音を立てるほどで、貼りつきまくっております。そこに鰹節やネギがまた絡み更に貼りつきますから・・・・もうタレは貼り付け媒体のような状態。
 
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 味わいとしては、個人的には「魚介醤油+ラード」なイメージ(思ってるだけ)。例の定番なる豚骨魚介の出汁が溶けていると言うより、比較的醤油感が高め。では醤油系かと言えば、武蔵野系油そばとは明らかに違う「まろやかさ」「甘さ」があり、そこにはやっぱり魚介の風味があるのかなぁ〜なんて感じいってる次第。だからいつも味分類では迷ってる。油感はラード?だから豚エキス。醤油が効いた魚介味。完全に乳化しきってるから、この部分もまた分類に頭を悩ませますな。
 
 

 

 
 
<麺> 自家製麺:明るいモチモチ感!多加水系特有の弾力!タレを受け止める素地の甘味!?

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 汁系としては太麺?つけ麺としては中細麺?そんなイメージ。個人的には、つけ麺感覚のあつもり風で食ってるイメージ。密度感低めでモッチリモチモチと明るく弾けるような王道の多加水麺。豚骨魚介系ではほぼこれでしょ!ってな覚えなんだが、汁なし系でも明るさが映える!。にゅるにゅるしてる重めのスベリですが、勢い付ければズボボボボボボーーーーーっといけまっせ!。啜ると言うより「吸い込む」感覚。
 
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 前歯でちぎるとプツプツプツプツと安易に千切れる。奥歯で潰すと一気に唾液が溢れまくりです。また完全に乳化されて貼りつきまくりのタレが、時間経過でゆっくり浸透してゆくようで、味わいも終盤になると一体感がハンパなし。ラーメンやつけ麺で食うより麺の旨味が深いねぇー。いつも油そばでは、残ったタレで追い飯したいと思う方だが、タレ吸い込みまくりの麺ってのも実に良い!。
 
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<チャーシュー> ほくほくと柔らかく解れるような煮豚タイプの肩ロース!タレとのマッチングが最高!

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 一見ジューシーに感じますが、実はほくほくとした歯切れ感です。スポンジと言うより、麺を混ぜてゆくと自然分解して、一部が完全にフレーク状態になってゆくほど。それはそれで、油そばとしては成立する旨さでしょう。部位は肩ロースで、脂が乗ってる割には適度に抜けてる感覚。その代わり出汁が浸透して白飯に合う旨さに仕上がっております。
 

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 またタレと絡んだ時の旨さが良い感じ!。肉の旨さが更に増す?。全体のタレと、チャーシューのタレは多くの部分で共通性があるようで、混じると復活したような旨さがが広がる!。そこに妙に鰹節の風味も混じったりして旨さ爆発!。やはりこれは「得(特製)」にして肉増必須ですぜ。
 

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<メンマ> 深めの醤油染まりなのに塩気低く甘味すら覚えるフニャコリ歯応え

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 関西オリジンの私からすると、いかにも関東だなぁと感じるメンマ。醤油に染まったようで無意識に塩辛そうに思えてしまうが、一度もそんなことになったことはない。むしろ円やかな旨さだから心を離さないです。深めの醤油染まりなのに塩気低く甘味すら覚えるフニャコリ歯応え・・・そこがいいんだよね!。今では」めんまごはん」が好きになってしまうほど、醤油色のメンマに心を売り渡してしまったオレです。これめっちゃ旨いデェ〜。
 

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<味変化> 豚骨魚介風なら「ブラックペッパー」!武蔵野風だったら「辣油&酢」!

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 汁なし系・油そば・・・好きな人なら、味変化させない手はないと思う。絶対にやるもんねー私なら!。大体、豚骨魚介系(魚介醤油系)ならブラックペッパーがいいね。心なしか一気に洋風の味変化にも思えるし、ペッパー自体のパンチが全体に効いて旨い!。
 

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 一方、ここは武蔵野エリア・・・・元祖油そばに敬意を払い「武蔵野風」に「辣油&酢」で変化させもいいよね!。半分半分に分けて、両方トライしたオレです。ところが一部、ブラックペッパー&辣油&酢が三つ巴になった部分があってね・・・・。
 

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 どんな味わい?どっちが勝ったかと言うと、それは酢の魔力。辣油とブラックペッパーは相殺して、残ったもの勝ち。結論としては「混ぜるな」と申し上げる次第。
 

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<味玉にハズレなし!> 白身の柔らかさと浸透の旨味!卵黄はねっちょりトロリと妖艶に深い味わい!完璧!

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 おいおいおいおい・・・マジか!?。これは上振れか!!。ぷるぷるふるふるとした「柔らかさ」。深い「出汁浸透」。卵黄の妖艶な「ねっとり感」と完熟したような「甘味」。全部揃ってるやん!。塩味玉系はこれにそぐわないですが、醤油系味玉としては実に秀逸でございました!。
 

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 白身が均一に出汁に染まって円やかな味わい。そして白身なのに内側の一部が蕩けたような柔らかさあり!。卵黄は、ねっとりした艶かしい部分と、トロトロと雪崩る濃ゆいソース感。それらの中間派ジュレのようなトロけがあり、旨さ最高!。そして味わいはマチュアで濃密な甘味とコクが支配してます。この質感で100円。食うべし!やはり味玉にハズレなしだな!。
 
 

 

 
 
総じまして「魚介醤油と明るい弾力!素朴さが全体に染み入る王道の油そば旨し!」

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 ・・・と言う感動!。いやぁー・・梅雨のじめじめ感覚と、在宅続きの鬱憤と仕事の疲れ。そこに腰痛と空腹感がのしかかって死ぬかと思いましたが、食って一気に退散ですよ。それにしても肉もタレも麺も良かったが、味玉が今回うまくてびっくり。汁に浸るとまた風合いが変化しそうですが、また食いに来ますよ。三鷹駅界隈は近年、名店の支店出典が続いて盛り上がり中ですが、老舗も見逃すべからず!激しくオススメ!。旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
 
 

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 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 

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