ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン1133】 つけめん TETSU 三鷹店 (東京・三鷹) 中華そば

 兎に角、机の上が散らかってはやる気が起きん!私は、机の上だけはキレイにしておるのです。というか・・・・、何もない(笑)。今は、半フリーデスクな職場でありまして、私は固定席化しておるのですが、絶対にモノを置いたままで帰宅しない。だから、たまに空き机だと勘違いされて、訪問者がドカと座っていたり、荷物が置かれたりもするという被害も受けるのだが(笑)。


 元々はそうだった分けではありません。新人時代に叩き込まれた習慣です。当時の私は仕事があまりにも出来ずにいて、机に書類か何かを置いておかないと不安でたまらなかった・・・。仕事してるフリしてたのかもしれないです。ポストイットペンディング事項を書いて貼付ける。でも片付かないのでどんどん溜まっていく。一見、仕事をたくさん抱えているように見える。そんな社会人1年生だったわ。そんな私を見て直属の上司はとてもイライラしていて、よく注意された。そしてある日、隣のラインの先輩社員がこういった。


  「今の机の上だと、仕事出来ないやつだと宣言してるようなもんだよ。それじゃ〜いい仕事は回って来ないぜ。(米沢弁)」

 
 言われてすぐには気づかず忘れていた。そして、ある日、部が解散して、とんでもない人事異動で営業から管理部門に回された。そこでこの言葉を思い出したのです・・・。重要な数字面の管理を担当し、役員一歩手前のようなヒエラルヒーの高い人物に情報を提供し報告する。つまり頭の中を常に整理しておかねばならない。物事に集中するためにも、目の前は奇麗にしておくことが必要であった。そんな毎日を重ねて行くうちに、先輩の言葉が段々と身に染みて来た・・・・。あの先輩、今元気にしておられるかな・・・・。 




 ・・・・などと考えながら、また「TETSU三鷹店」に突撃。ちゅーか自らに課した宿題というか、もやもやを打ち消したいだけでした。こういう性格と社会人としての生い立ちなので・・・・もやもやしたのを放っておけないのです。先日、食おうと思ったものを食わずに、浮気したメニューで撃沈した事実を。なので今回は、堂々と「中華そば」一本狙いです(笑)。









【スープ:柚子の清涼感が漂うライト豚魚系!】


<まさしくライト豚魚!煮干しの苦み排除な甘味で食わせるタイプ>


 ま、先日食うつもりが妙な方向へ流れたのもあって、食いたかった中華そばです。豚魚の貴公子がおりなすライト定番なサラサラ感を期待しての訪問ですしね〜、最初からハードルが上がってたのですな・・・。なので、麺顔を見て少し自己のハイテンションの修正をいたします。麺がスープに埋没する姿はよくあるのだが、お隣で食しておられるつけ麺のスープ割りとイメージがシンクロしてしまい、どこか平凡さを隠せない。強いて言えば、ふちにある泡立ちが、旨さの演出をしているのが感じ取れます。


 表面の薄らの魚介エキスを含んだラードの膜も感じ取れ、やはり豚魚の中華そばという質実さはありますね。はやる気持ちを抑えてスープを一口・・・・。ん!まさにライト感ありありの好みな薄さ!煮干しの感じさせ方は、甘さ重視でして、苦みを抑えている系統か。豚のコクも十分でており、豚エキスの層が薄く微細な泡立ちとしてスープの表面にただよう雲のようなものが視認できます。まさしくライト系で期待通りなのだが・・・・今日は体調が悪かったようだ・・・。




<最初から柚子がアピール!爽やかさがさらにライト感をアクセラレート!>

 
 なぜだか、いつも以上にライト感を感じてしまうのだが・・・。ゆえに後半に脇役的に覗かせる柚子の清涼感が、最初からビンビンなのであります。柚子など柑橘系は好きなので問題ないのですが、敢えていうなら少しいつもよりシャバいと感じてしまう。そういうの好きなのだけど、妙に頭の中に引っかかりつつ食する。









【麺:手打ち風の平打ち乱れがオヤジをくすぐります!】


<平打ち乱れ系の手打ち感覚がそそります>


 いつもの平打ち縮れ系な手打ち風貌。これを二口三口食って気がつくのは、今回に限っては茹でのコントロールが峠越えなのであるかな・・・。のびているわけではなく、コシの無さ過ぎが気にかかる。モチモチと感じるのだけど、弾力が弱い。しかし・・・きちんとタイマーを図っておられるはずなのに何故かな?今回は・・・。さりとて多加水のクチリ感は健在でして、奥歯のすり潰し感覚は楽しめる。




<タイミングを越えたような腰つきが妙に柔らかく滑ります>


 一気にちゅるりんと飲み込めるようなスベリ。なので何時もより食う早さが倍速!両隣りのお客には、何と思われておるのだろうか(笑)。しかし手打ち風というのは、喉越しも楽しめて中々奥深い。適度な滑りがスープをよくまとわりつかせ、舌触りも楽しませてくれる。見映えについては素朴を通り越して、質実とすら感じますもん。



【具:小ぶりながらもアイデンティティを感じるバラブロック!】


 いつもの実力を発揮してくれたのは、ブロックチャーシュー。もう少し大きくしてくれよ!といつも思うけど、かなり分厚いので差し引きゼロといったところか・・・・。醤油とか塩とかタレの強い影響を受けることなく、自然な肉の甘さが広がるその脂がいかにも旨いのであります。もはや・・・・角煮の領域ですな(笑)。






 総じまして、個人的には珍しく下げエッセンスを述べましたが、この店はこれから何杯も食うと決めている実力を認めてこそのこと。その点は考慮していただきたい次第。でも、このライト豚魚の中華そばで唸らせるのは至難であり、さらに「らーめん文蔵」というその手では実力店がすぐ側に控えているということもあり、厳しいかな・・・。濃厚豚魚つけ麺+あつもりでは、結構良い線いってますので、経営的には心配ないのですが、ちょいとチクりたいオヤジのいたずら気分をご容赦いただきたい。なので詠います!



  駅降りて
  甘く誘われ
  煮干し食う


  いつもの余韻
  いつもと同じ?



 お粗末!ということで家族にも感謝しながら合掌!今日も本当にごちそうさまでした!



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