ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン996】 らーめん 明日があるさ (東京・武蔵野市) 豚そば

【コレ食ったわけ:店の名前だけで訪問決定ですわ!(笑)】

  何と勇気づけられる店名だこと!夏休み明けの出勤を思えば・・・・自然と訪問したくなる名前ですな! 殆どそれだけの訪問理由。しかも、チャリで行ける範囲とくれば速攻です。しかし、夜だけ営業のこの店に単独行動で訪問できるかが問題! ・・・・なんと!妻子が実家にしばし帰ったというタイミングもあり訪問へのハードルは一気にとりはずれたのですわ。ラッキー!・・・・いやいやしかし、妻子はちゃんとした寿司屋でにぎりを食っていたというのだから・・・ラーメン食ったけど手痛いしっぺ返しを食らったような気分(泣)。




【スープ:出汁感を感じさせる豚骨系!それにやさしく野菜の旨さがよい感じ!】

  いやはや・・・配膳が完了して、妙な気分!見映えは明らかに「博多系」。しかし、どこかが違う・・・・、スープの透明度だね!


「旨いがな!(*゜0゜)ハッ・・・・めっさ旨いがなぁぁぁぁ・・・・ 」
「もともと関西では九州系フェチな一面もありましたんで・・・・東京でまた新しい扉をあけそうで怖い(笑)」


1)旨味:まさに出汁で食わす博多系を意識した・・・脱博多系という面白い取り組み

  豚そば・・・・鶏そばを意識したアッサリ系か、はたまた、インスパイア系を意識したガッツリ系か・・・誠に予測がつかんその名称です。しかし、食券を渡すとき、それを受け取った店主のそばには・・・美しき博多麺が麺箱からのぞいているではないか!なぬ!博多系!?九州豚骨!?

  しかしあの博多系の臭気がまるでない・・・・。しかし、テーブルセットには紅ショウガは無かったにせよ、その他のニンニク、ごま(すり潰し器)、替え玉用の出汁が薄まる対策としての追加だしボトル・・・全部九州ラーメン仕様でんがな!。当たりを見渡すと説明書きが書かれてありましたわ。豚骨だけでなく、鶏出汁や、野菜も出汁にかなり投入しておられるとのこと!なるほど! スッキリ出汁で食わす本場博多系以上のスッキリ感で勝負しようというわけやなと合点がいきますw!

  その予測はビンゴ!少しばかりの醤油ダレは香味油程度の大人しさ。当然しっかりと豚エキスは滲みでていますが、ゲンコツなど特定される濃厚コクな部位はさけられたか? そこにじんわりと鶏出汁が下支えしているかの如きで、しかしやっぱりこのゴクゴクと飲み干せる優しさあふれる豚骨は希有なり! 味が薄くなったのではなく、味がマイルドになったと申し伝えたい! 博多を意識した、脱博多? 面白い取り組みやん!

2)塩気・香り他:豚骨系の塩気パンチを旨く野菜等の出汁感が包み込む・・・柔らかい香り

  野菜コクによるマイルドさ故に、塩気もまたマイルド!豚骨系でこれほど、スッキリさと濃厚さが混じり合っているのは珍しい図式ですな(笑)。塩気は確かに丸くなっております。しかし、微かに感じる野菜スープのニュアンスは、豚骨を一段上品へと引き上げているようです。微かに感じる野菜のコクと香りに・・気のせいだと分かっていながらも、上品にも感じる不思議なスープであります。




【麺:つくづく・・・・今回はラーメンは、もともとは麺を食うものだったと気づく】

  博多系なら3玉食って満足はあたくし・・・。相当な低加水細麺フェチでっさ!


「あーーー!やっぱりこういうのも好き!(*′ω`)b゛大OK!!」
「替え玉で「色」が変わるのは・・・・初めて!」


1)風貌・噛み心地:まさに博多麺・・・・バリカタなど言わなくても程よい固さなり!

  バリカタと言っても時々満足できないその固さの店が多い中、何も伝えずデフォルトの状態で出されたその麺の感覚は、固め好きをも納得させる「丁度ええ!」という加減を見事に現しています。「これなら・・・・これから博多系で固めにこだわることねーな・・・・」と改心してしまうアタクシだったかも・・・。風貌は、もろ「博多麺」。見映えに関するコメントはそれに尽きますな・・・。


2)替え玉:隠し玉だったりする(笑)

  替え玉が1回だけ無料。最近、3玉まで同一価格とか・・・・替え玉無制限とかいう店もぽろぽろでてきてますが、この程度感のサービスで十分かも?と感じるオッサンなアタクシです。 いつもの通り、半分過ぎほと食べ終わったタイミングで、替え玉を所望いたします。すると・・・・ご店主がこう宣う。

 「赤と白どちらになさいますか?」

 なぬ!ご店主にこやかに・・・・先ほどの麺箱の2段目を空けて見せて・・・「唐辛子練り込み」だと簡単な解説をしておすすめなさる。「ではそれ!」とぶっきらぼうに答えるアタクシでしたが、内心は、「やっほー!これは初体験やで!唐辛子練り込みの博多系ってのは!」と嬉しい悲鳴状態です。

 写真では分かり難いが、全体的にオレンジっぽい。そして噛み心地などは、通常と変わらずだけど、スパスパと前歯で切るタイミングとか、喉越しに抜ける鼻腔の感覚とかで、仄かにじんわりと辛さが滲み出て・・・これはこれで、ナイスだと感じました! 




【具:紅ショウガないのが逆に、絶対に正解!】

1)チャーシュー:豚そばというからには・・・満足感あり!

  豚骨系だから豚そば・・・という短絡さでは満足いかないと思います。それには適度な豚肉の存在もなければ・・・。という意味では、1枚ではなく、2枚あったというだけでも頷ける構成であったと・・・。ホロホロと崩れる手前で、しっかりとした柔らかさをたたえ、ジューシーである肉でした。


2)キクラゲ他:580円という価格以上のパフォーマンスは、キクラゲでも感じる

  何気に好きなキクラゲ。お飾り程度じゃものたりない!というアタクシにも納得の質感と分量。580円っていう価格帯では頑張っているのでは? 替え玉でも100円以上とるところもありますし、デフォルトが安くても結局800円以上使ったという経験は幾多となくありました。それを思えば・・・・、トータルで600円切ってこの満足感は、なかなかだと思いますがね・・・。






 総じまして、休み明けの出勤を控えた夜・・・・まさにピッタリな店名と、ぴったりな趣向に満足でしたがな! これは、通いたい!しかし・・・夜だけ営業はきついがな。。。。(あ、昼営業やってても、平日は行けへんがな)。とにかく、自分に背の丈があった、博多系細麺とそのスープのコラボレーション。出会えて良かった! なので詠います!



  気だるくも
  明日があるさ
  奮い立つ


  意外な旨さに
  勇気100倍


 お粗末!ということで合掌!今日も本当にごちそうさまでした!



 


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