快晴!空の青さを感じながら新しい「空ノ色」へ向かった結果
暑さ寒さも彼岸まで。まさしくそんな感じで温かい春の日に、仕事で都心にでかけるついでに、少しまわり道をして王子界隈へ。人気有名店「ソラノイロ」の新店舗「空ノ色 王子店」へとやって参りました。実は開店時間を読み間違えて30分前に到着。一旦駅前まで戻ろうかと思いましたが、すでに先客が並んでましたので、仕方なく連結ですー。
ところで・・・話は飛ぶけど。隣がタバコ屋さんなので、食い終わったあとの一服をしてたところ、偶然に大崎さんに遭遇!。先日、ラーメンデータベースの「今日の一杯」で拙レビューをピックアップしてもらったばかりなので、その御礼もかねてご挨拶させていただきました。本当はもう少しお話したかったのだけど、職場へ移動しなければならず残念。
<全体> 豚骨煮出しがライトな感覚!たっぷりな脂膜!一面焼豚だらけの贅沢感に茹で卵のほっこりさ!
今回は、とりあえず特製食っとけ!ということで、券売機ポールポジションにあった「特製淡口豚骨ラーメン」に決まり!それはこんな麺顔!。
おおお!これはまた圧迫感なく優しさが映える豚骨出汁感覚ではありませんか!。霞みのように豚骨エキスが溶けているような風合いで、微妙に透明感もあるようす。シャバ系と言えば単に薄いと受け取られがちですが、質感あるサラサラ感覚。ピュアな豚骨にしては、あの独特な匂いもなくとってもスムースに食べられる感覚です。
その一方でさすがは特製!と言うことで、麺顔一面に広がるチャーシューがお見事!。蓋のように覆いかぶさり、麺が見えない。また豚骨エキスが脂膜のように広がってるのもあって、それを吸い込んでいるように見えます。そして独特で面白いのが茹で卵。輪切りにカットされて中央に鎮座してますが、全体が少し斜めにずらされており、出汁に染みこませるような計算が伺えます。なんとなくほっこりさせるアイテムで実にいい感じ!。
<スープ> 背脂混じりでライト&リッチな味わい!まさに出汁感覚でゴクゴク飲める豚骨感!コク深し!
開店祝いのお花を眺めると、豚骨の中でもどうも久留米系のように察しますが、淡口と呼ばれるだけあって、ライトでサラサラ。博多長浜系に近いような感覚も邪推してしまいますが、ライトとは言え実に味わいはリッチです。豚骨の髄から滲む旨味や風合いがしっかりと感じとれるし、サラサラさっぱりしてるけど、やっぱり背脂のためかコクがしっかり!実に芳醇です。
まさにゴクゴクの飲める豚骨出汁感!と言う感覚がいいね!。そして個人的には豚骨系の中では塩気がきつくないのが印象的で、そういったのも飲みやすさに繋がっているイメージ。なので薬味を入れ過ぎると一気にそれに味が染まってしまいそうなので、後半かもしくは替え玉で試すほうが良さそうですね。葱の風味も感じ取れるほど、ライトでリッチな味わいといえましょう!。
<麺> 博多麺よりグラマス!低加水ストレート細麺をバリカタで!ライトな出汁にマスキングされず風味豊か!
今回はバリ(カタ)でお願いしました。混んでいるときは、食券を購入して店先で提出してから、向かい側の外に並ぶシステム。茹で方チューニングを伝えるタイミングは、カウンターに座ってからでなく、店先提出時に伝えるしかありませんな。
博多麺よりは太目。グラマスな印象です。豚骨拉麺の王道スタイル低加水ストレート細麺。パツパツとした歯応えに素地の風味が強めに伝わるのが快感です。咀嚼で麺の甘味を引き出し、そして豚骨出汁の味わいに絡めて一体化・・・そして旨味が高まるといった一連の味風景が、しっかりと感じ取れるのがいいね。豚骨系ならではの味わいが見事です。
中盤すぎても風合いが持続します。潰し込みが強いのか密度が高いのか、出汁の浸透を許しにくいタイプで、最後の最後まで麺の爽快感が楽しめるのが実にナイス!。
<チャーシュー> 適度な歯応えと厚み!出汁を吸った旨さを噛み締めて味わう楽しさ!
途中まで数えたのだが忘れたー。6枚は入っているという記憶です。ロースですかね。ペラい肉かと思いきや厚みがそれなりにあって更に好印象!。煮豚系の薄味タイプで、噛み締めて肉本来の滋味を楽しみます。
脂身は割と少な目ですが、やはり脂身部分は柔らかく甘味を感じる。そして赤身は歯応えありつつも、豚骨スープを吸い込んでおり、脂の旨味もろともに味わえるという感覚です。うう・・・これだけ肉があればビールも欲しいところ。しかもこちらにはサッポロ赤星があるのに・・・平日まだ仕事途中だったのが実にイタイ!。
何となく、肉を見て・・・故郷の京都ラーメンを思い出したので、肉で麺を巻き込んでも食らってしました。出汁と炭水化物と肉を一気に味わうのもまた一興!。
<ゆで卵> 懐かしさすら覚えるシンプルな旨さ!黄味が出汁で崩れて麺に絡まる楽しい感覚!
ゆで卵の味までレビューするの!?と怪訝さも感じますが、いえいえそうではなく、出汁が染み込み崩れた黄味が面白いのです。基本的に出汁が染みた卵黄と白身を、箸休めのように味わいますが、卵黄の欠片が浮遊します。それが麺と麺のスキマに絡むのですが、ちょっと玉子の味が絡む豚骨麺ってのが旨いかもしれませんよ。別メニューには生卵のせもある。うー・・・次回は、生卵にネギ増しをして、麺に絡めてみたい気分です。
<替え玉> ここで一気に薬味を投入!紅生姜の鮮やかさと刺激!白胡麻の香ばしい甘味でじっくり麺堪能!
九州系豚骨麺を食らうときは、替玉せずにはおれない私なのです。本当は、豚骨系で替玉するなら、一段柔らかめにして食らうのが好みなのだが、バリ(カタ)でやってきました(伝えるの忘れただけ)。やはり替え玉の方がパツパツクシクシ感が高いね!。麺の風合いがとてもしかkりとしており、カタ麺主義者の心を揺さぶる旨さ!。
さてここで、定番薬味の紅生姜と白胡麻を投入です。うん!ビシっと引き締まるって感じ。紅生姜のザクザク感も交わって、噛み潰すときの清涼感がたまらなくいいです!。また胡麻はやっぱり旨い!。ライトなスープだから余計に胡麻の香ばしさが映えるって感覚です。
総じまして「ライト&スムース!ピュアな豚骨エキスと麺風味のハーモニー!春のように心地よい食感の豚骨拉麺!」
・・・と言う感動の嵐!。住宅地にありますが、王子駅から近いです。今後は淡口に加え濃厚もラインナップする様子。久留米系の神髄が楽しめるのかしら?激しく期待!激しくオススメ!旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!