ラーメン食べて詠います

仕事の合間に悩んで食って詠います・・・

【今週のラーメン994】 桃花春 (京都・福王寺) ラーメン(+チャーハン)

【コレ食ったわけ:嘗てラーメンレビューの最後を飾ろうとした一杯! 再度確かめたくて・・・】

 これまでのラーメンライフの中で、レビューをするというスタイルは、いろいろな方との繋がりを生んでくれて大変感謝をしています。本当に「自分が潰れる」と思ったときに、そういった方々に心配をいただき、飲みに誘ってくれたりして・・・言葉にならない感謝を覚えます。そんなラーメンライフですが、過去一度だけ・・・・・関西転勤時代に、レビューを終え筆を置こうと決意した瞬間があるのです。そんなとき、何を食って結末を飾ろうかと考えました。その時の一杯がこれ・・・・。桃花春のラーメンだったのです。さて、今回もいろいろバタバタしながらも、楽しかった夏の帰省。なのですが急にこれを食いたくなった! 帰りに・・・・ちょっとクルマの行く先を変えて、こちらを訪問。今回だけは、家族と訪問いたしました。もう遠慮なくレビューのための仕草をします。なんだ面白いことをするねーっと意外にも薄い家族の反応で肩すかし(笑)。 




【スープ:よりマイルドな豚骨醤油!一味のピリリ感も加わりナイス!】

 今回は、チャーハンも追加で注文したため、そのセットとして小さいお椀に「スープ」が提供されます。見た目・・・どこの店でもそうですが、ラーメンスープの元?と思しきスタイルです。そのチャーハンおまけの「スープ」と、ラーメン「スープ」を両方味わうと少し微妙に違うのは、「背脂」と「一味」の違いくらいで・・・・なかなかそのままでも旨い・・・・チャーハンスープなのが分かる! 


「旨いがな!(*゜0゜)ハッ・・・・めっさ旨いがなぁぁぁぁ・・・・ 」
「やさしい味わいとの思い出ひきづっとったけど・・・・・結構しっかり味つけしてるのね!それでいてサッパリゴクゴク系!」


1)旨味:京都ラーメンの王道らしい豚骨醤油!それはさらコク豚骨に背脂!そして甘みある醤油ダレの融合!

  アタクシの心の中の京都ラーメンは、このスープなのです。別に・・・第一旭でも良かったのだけど、街中営業的なほのぼのとした京都系ラーメン。それを求めて・・・なぜか街中ではなく、高雄に抜ける道・・・福王寺界隈まで来てしまったのですから。

  甘く感じる豚骨醤油出汁。この甘さは本当は塩気なのだけど、そう感じてしまう・・・。醤油ダレのマジックと豚骨コクの化学反応なのです。或る白濁したスープ感覚に豚骨から煮出した動物系のコクが十二分に感じ取れます。されど白濁の中に・・・黄土色したニュアンス・・・・それは醤油ダレの影響を感じ、見た目以上の味わいの存在感を感じます。豚骨が塩気で反応しそれだけでも旨し!そこにコクまろな・・・醤油ダレが混じって甘く反応!旨し!と叫ぶ瞬間!

  それだけではありません。すぐ次に述べるピリリ感!そして・・・・うっすらと透明な膜をはるラード感。それは・・・・淡雪タイプの背脂の仕業です。背脂ちゃっちゃ系とはまた少し違う・・・。冬の日本海の荒波に消え行く淡雪の如く・・・、それらは表面にのみ、配膳時に伺えるほどの儚い存在なのです。その貢献の後は・・・・透明なラードの油膜の如く、キラキラと揺らめくばかりです。

2)塩気・香り他:サッパリ塩気の醤油ダレに・・・一味のピリリ感が入り込む!

  ピリリ感とは・・・・一味のこと。それなりに・・・・投入されとりました。最後に飲み干す際の残り成分で視認!よくうちの息子は辛いと文句言わなかったもんだと感心します。だって・・・・うちの子供は、素麺つゆを表示の2倍に薄めても・・・辛い辛いと氷と水を投入する辛さ苦手な性格。そんな子供が・・・・小さいお椀ですくってやったスープをグビグビと飲み干すではありませぬか!なぬ!!! 一味が1ミリでも入っていると顔をしかめるヤツがなんということか! 親子の血は争えんもんだと・・アタクシ、心の中でほくそ笑む次第です。




【麺:思い出の崇高系な一品!と思っているものに限って・・・・大衆系の王道やったりする(笑)】

  自分の中で、今の京都では最高に旨いと感じる店は・・・・決してブランド麺とか、凝った作りの創作系麺ではなく、質実とした真面目な麺なのでありました。


「あーーー!やっぱりこういうのも好き!(*′ω`)b゛大OK!!」
「やや縮れなところが・・・スープのからみが良いのでええやん!これまで気がつかんかったわ(笑)」


1)風貌:やや縮れなオーディナリー!見た目からして・・・・中加水の王道!特徴がないのが特徴(笑)

  全体的に痺れるほど大好きな一杯!されど・・・麺はいたって普通の王道系なのです。普通すぎて肩すかしと思う方もおられるのではなかろうか・・・・。いかにも標準な太さで・・・・・弱縮れ。見た目もよくある薄黄色でして・・・・オーラは全く感じません。されど・・・・このスープと薄切りチャーシューの谷間にあると、いかにもそれでええねん!それがええねん!とかたりかけたくなる普通さが偉大なのです(つり上げ過ぎじゃな・・・・)。


2)噛みごこち他:他の代表的な京都系と比べて・・・・優しさ重視な「ちゅるぴち!」っとした感覚

  他の京都系の麺に比べて・・・一言で言い表すなら「優しい!」のです。これは、こちらの客層をみれば明らか! いかにもラーオタというアタクシと同じ匂いを放つ方達から、地元のおばちゃんたち・・・・・、噂を聞きつけたガテン系、そして近くの診療所の帰りと思しき方々・・・。つまり、客層が極めて幅広い!皆さん大人しそうな麺好きだと思います。テーブルやカウンターの移動など、客が自然と協力するというか・・・・。

  前歯の処理感は、いかにもスパスパ・・・。なのだけど、奥歯に運び入れるその動きの瞬間に「チュルリン!」としたいかにも良い麺の仕草がある。そして、奥歯ですり潰す最後で、ピチリ!と擬音をたてて喉奥へと滑り込むその全体動作・・・・・。クッシリ麺がすべてではないと証明してくれます。





【具:息子に殆ど食われたチャーシュー・・・・】

1)チャーシュー:やみつきになる・・・薄切りボンレスハムより旨いがな!

  おのれ息子よ! ほとんど・・・・チャーシューを食ってしまったな! だったらチャーシューメンにしといたら良かったがな! チャーハンが好きなので、とってやったら半分半分にしてくれと言い出して・・・・。結局、チャーシューだけは殆ど持って行きやがった(笑→泣)。わかった!また来よう!その時は、お前一人だけで一人前取ってやるから安心しな! この日だけは、本当によくラーメンを食べた良い子でした。本当にベビーカーのころから、ラーメン屋に引きづり回していたから(関西で)、近年、ラーメントラウマになっとったんやけど、これで復活でんな!


2)ネギ・メンマ:歯ごたえの競演

  写真以上にネギは入っているのです。スープを飲み干す最後までも、「ザクザク!」と咀嚼が必要なほどのたくさんのネギ。程よい苦みと甘さがスープにも影響を及ぼして、見た目以上にサッパリと食わせる立役者!京都ラーメンは、この九条ネギという具材を抜きにして語れませんな! そして、本当の黒子に徹していたのはメンマ君!チャーシューと、ネギの歯ごたえとは対立的に・・・・歯ごたえ面でよくフォローしてくれました。おつかれさま!




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 総じまして、京都を離れるにあたり、思い残すことのない一杯を頂きました!あーー満喫の気分で・・・一路、クルマを名神高速道路・京都東ICへと向かわせます・・・・。東京までの道中、息子とこのラーメンについて語るのですが・・・なぜだかとても不可思議な気分。確かな息子の成長を感じます。息子にとっては、お父さんと同じことをできたというのが嬉しかったらしく、そういうところがまた泣かせる(笑)。また、親子ラーメンを続けていこうかしらと考え中。そろそろ息子のトラウマも晴れたようなので(笑)。なので気分良く詠います!




 思い出の
 深き一杯
 子に伝う


 ムシャぶり食うに
 血は争えず


 
 お粗末!ということで合掌!今日も本当にごちそうさまでした。



 



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